道頓堀のモダン焼き

久しぶりに千葉県内のとあるところに有る「道頓堀」というお好み焼きチェーン店でランチを食べた。

この「道頓堀」というお好み焼きチェーン店・・・
たぶん20年ぐらい前に関東でもちらほら街道沿いに見かけるようになって、いよいよ関東地方でもお好み焼きという食べ物がもっと大衆化するかと思ってたら、その後それほど繁盛することも無いのか、店舗数が劇的に増える事も無く・・・
どちらかというと閉めてしまったお店跡地を見つける方が多い気がする。

そんな中、ランチ時にたまたま「道頓堀」のお店がある近くに居たので、入ってみた。

で、ランチメニューも有ったのだけれど、普通のメニューからも注文できるとの事から、お好み焼き屋でメニューに有る限り必ず注文するという「モダン焼き」を注文。

しかし、外で食べる(特に関東地方の)モダン焼きには曲者も多く、これ私のイメージと違うんだけれど・・・
という場合も少なくない。
まあ、それも仕方ないかと思いつつ、でも名前に「道頓堀」とまで謳っていて本格的なお好み焼きのお店を売りにしているなら、比較的まともなものが出てくるだろうとちょっと期待しつつ・・・・

しかし店員のお兄さんが持ってきたものと、その後に魅せられた焼き方の説明書きを見てびっくり!

関西でモダン焼き食べた事ある人(自分で焼いた事のある人)この焼き方説明を見てみてください。
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もうびっくりですよ・・・
せいぜい(自分としての)間違ったモダン焼きとしても「ふくじゅう」のモダン焼き程度に、キャベツの少ない広島焼き程度だろうとタカをくくってました・・
しかし、その想像をぶっ飛ばすようなモダン焼きです。

で、これが「道頓堀」の公式サイトが説明する「道頓堀」のモダン焼きの付きり方。

や・・・
もうこれ酷いです。
関西の店舗でも「道頓堀」のチェーン店としてはモダン焼きと言えばこれを提供しているのでしょうか?

で、レシピ通り太い麺の焼きそばを焼いた後に生地に入れて混ぜ混ぜ・・・
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何が違うかって、もうこの時点であり得ない。
私の知っているモダン焼きは、普通の大阪お好み焼きを焼きつつ、その隣で焼きそばを焼きつつ、最後にお好み焼きと焼きそばを合体させるという奴です。
これでは混ぜ焼きの具になっている事になります。

半信半疑で生地に焼きそばを混ぜて鉄板へ。
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出来上がったのがこれ!
見た目は美味しそうに見えますが・・・
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味は・・・

最悪です。
折角の麺をまぜ焼きの具にしているのでそば感がまったくありません。
それどころか、生地の方にもお好み焼き感がありません。
当然です、生地にはキャベツすら入ってなくて生地の具はありません、具は焼いてから入れるソバの方にのみ入っているのだから・・・

本当の(というか私の知る作り方の)モダン焼きはお好み焼きと焼きそばの良い所を足した、(というかお好み焼きと焼きそばを同時に食べているだけ)感じなのに、こちらは「まぜ焼きの具が無かったので焼きそばの麺を入れてみました」みたいな感じ・・
焼きそばの良さもお好み焼きの良さもどちらも存在しません。

こんなの「モダン焼き」じゃない!
と思ったらお店の方も分かっているのか、正々堂々と「道頓堀モダン焼き」と書いてあるではありませんか。

流石に粉ものならどんな物でもOKな関西人のあたしでも完食できませんでした。

私はこれまで多少味は落ちても、関西特有の食べ物が関東でも食べられるのは良い事だと思ってました。
それを展開してくれるチェーン店はどちらかというと潰れずに頑張ってほしいと思ってましたが・・・
ここまで酷いものしか提供できないなら潰れても潰れなくてもどちらでも良いです。
たぶんこの系列のチェーン店には行かないな・・・










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