ニューヨーク旅行者向け解説「レストランでのお会計」(チップの払い方)

さて、次の「ニューヨーク旅行者情報」ですが、レストランの予約の次として、レストランのお会計です。

まず、日本と一番違うのは入口のレジの所に行って払う日本スタイルに対して、アメリカではテーブルで会計するのがほとんどです。
食べ終わって、さあ帰ろうかねぇと思ったタイミングで「チェック、プリーズ」と店員さんに言います。
ランチタイムで忙しい時など、店員さんがなかなか来てくれなさそうな時は、少し遠くからでも手を挙げたり、目があったタイミングで、右手でペンを持っているふりをしながら、空中で文字を書くようなジェスチャーをすれば、それでお会計してほしいという意思が伝わります。
これは昔、支払いを小切手で行うのが普通だった時代の名残で、正式には左手にチェックを持っているふりをして、左手をを添えて、右手で小切手にサインをするというジェスチャーです。

しばらく待てばまず最初にお会計をした伝票を持ってきてくれます。

たいがいはこういった挟む形の伝票入れみたいなものだったり、又は小さなトレーのような物だったりします。
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もし現金で払う場合でチップと税金込みでおつりが要らないように支払えるなら、伝票入れの中にチップ込の金額になるよう現金を挟んで、そのままテーブルに置いてツカツカとお店を出ていけばOKです。
いちいち店員が来て受け取るのを待っている必要はありません。

もし、クレジットカードで支払いたいなら、この段階で伝票に注文したもの以外が載ってないかとか、そもそも自分たちのテーブルの伝票かどうかなどをチェックして、問題なければ持ってこられた伝票と一緒にクレジットカードを置いて待ちます。
トレーのような物なら、カードをぽいっと上に乗せておけば良いですし、上の写真のような挟むタイプの物なら、どこかにカードを差し込むポケットが付いているので、そこにクレジットカードを差し込んでテーブルで待ちます。

しばらくすると店員さんが取りに来てくれます。

そうすると、クレジットカードと伝票をもう一度持ってひっこんで、クレジットの処理をしたうえで再度持ってきてくれます。
旅行者向けの注意事項としてクレジットカードの不正利用やスキミングに遭わないために、カードを店の奥に持っていったりされないように注意しましょうと言っていたりしますが、レストランでのこの手続きはどうしても必要ですし、どこのレストランでもやっていることなので、あまり神経質になる必要はないです。
ニューヨークの一般的なレストランでそのような不正をされることはかなり稀です。

クレジットの処理がされると、元の伝票とクレジットのお客様控えとお店控えの3つのセットで戻ってきます。
この写真は3つの伝票をわかりやすく広げた状態。
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最初の挟むタイプのものならこんな感じで戻ってきます。
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トレータイプならこんな感じ・・・
上の写真もどちらも、Customer Copyのクレジット伝票をわかりやすくカードに丸めてくれています。
そういうお店もありますが、3枚の伝票がそのまま入っている場合も多いです。
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次の作業は「チップの金額を決める」です。
まずは金額にチップが既に入っていないかをチェックします。
チップは素直に”Tip”と書いてあるとは限りません。
”Service Charge”とか”gratuity”と書いてある場合もあります。
私の経験ではチップ込のお店は全体の5%ぐらいかと思いますが、観光客が多く行くお店とか、あとはチップの事をよくわかっていない日本人のグループだとみなされたり、又は6人以上の大人数の場合には意図的に会計の時にチップ込に切替えられて処理される場合が有るようです。

とにかく、本体金額(Sub Total)の他に税(Tax)とそれ以外に税金に近い小さな数字が足されていないかを確認します。
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もし、チップ込の金額になっているようなら、伝票に書かれた総合計の金額をそのまま支払います。

もし、チップ込みでなければ、自分でチップの額を決めますが、今のニューヨークでは18%以上がだいたいの相場とされています。
昔はTaxの倍にした金額を足せば良いとよく言われましたが、最近ではチップのレートもインフレしていてTaxの倍では若干少ないようです。

こういう風にだいたいのレートに従った金額が打ち出されているレシートも少なくないですがら、こういった数字を参考にして、若干ドル以下の端数を切り上げして切の良い金額にすれば良いです。
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ニューヨーク観光で役立つ無料アプリ厳選11」ではチップの計算をするのに便利なアプリなどを紹介ていますので、そちらも参考にしてみてください。

チップの金額が決まったらクレジット伝票のお店控えの方に、チップの金額、合計の金額、自分のサインを記入します。
チップ込のお店だった場合でもクレジット伝票には空欄のチップの欄がありますが、その場合はチップの欄に横棒でも引いておけば良いです。
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クレジット伝票のもう片方はお客様控えなので、そちらに合計金額を書いて持って帰り、あとからカードの請求額と突き合わせて請求に間違いがないかを確認します。
下の写真のようにわかりやすくCustomer Copyと書いてある場合もあれば、まったく違いがない場合もあります。
違いが見つからなければどちらか一つをお店に置いて、もう片方をお客様控えとして持ち帰ればOKで。
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クレジットで支払いをする場合も、伝票に金額とサインを書いた後は、そのままテーブルに伝票を置いてスタスタとお店を出てOKです。
特に店員が取りに来て確認をするのを待つ必要はありません。
(逆に待っていられると店員さんは何か欲しいのかと思ってびっくりするかもしれないので、早々に店を出ましょう)

最後に。
カードは使いたくないけど、現金だとチップにちょうど良い金額になるような少額の紙幣を持ち合わせてない場合はどうすれば良いか?

私も最初、これで悩みました。
ランチのお店などに入って、食べたランチが税込で$9.95、でも財布には20ドル札しか入っていない。
まあ、気前の良い人ならテーブルに20ドル札1枚置いて、そのままサンキューと言って出てくるのでしょうが、100%のチップ率はあまりにも高額です。

そんな時は持ってこられた伝票に20ドル札を乗せて店員が来るのを待ちます。
店員さんが来たら「おつり頂戴」と”Can i have change?(キャナイハブ チェンジ?)”と言えばOKです。
私は初めてこれをやった時に感動したのですが(考えてみれば当たり前ですが)、税金込みで$9.95の時に20ドル札出して”Can i have change?”と言ったところ、店員さんは5セント硬貨の他に5ドル札1枚と1ドル札5枚を返してくれたのです。
私が店員だったなら何も考えずに、5セント硬貨と10ドル札1枚をおつりに返す事でしょう。
もちろん10ドル札が無かったわけではありません。

現金で支払っておつりを頂戴という場合は、そのお客さんはチップを支払う適当な小銭を持っていないからという意味をよく理解しているのです。

そして戻ってきたおつりから5セント硬貨と1ドル札2枚をテーブルに置いて帰れば良いわけです。

そうかと思えば税込金額で$17.00ほど、それの支払いに20ドル札1枚を出して(チップ込できっちり20ドルのつもり)伝票に置いていたところ。
さっさとお店を出ればよかったものの、話をしていたら店員さんが来て伝票とお金をチェック。
”Need change?”(おつり要りますか?)と聞かれるような場合もしばしば。
そういう場合は”No Need change”とか”Change for you”と言えば良いです。

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