低温調理」カテゴリーアーカイブ

低温調理 その4 豚カツ

火加減調節要らずの低温調理。

次に考えたのが豚カツ。

外はカリッ、中はピンクのあの豚カツ専門店でしか味わえない豚カツを低温調理で自宅でやってみる。

どうせなら、お店でも見かけないぐらいの厚い豚カツを狙ってみる。
デパートの肉屋さんでショーケースに並んでいた豚ロースのスライスでは満足できなかったので、店員さんに言って特別に厚さ5cmぐらいでカットしてもらった。
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100gで259円の豚ロース肉を344グラム。
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こんな塊です。
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いつもの自家製低温調理器に入れて・・・
55度で2時間
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2時間火を通したもの
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加熱用袋から出して・・・
もう、食べられるぐらいに火が通っているのに、触るとプヨプヨしていて中がジューシーなのが分かります。
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小麦粉をふって、卵にくぐらせて・・・
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パン粉を付けます。
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この時点でもお肉は柔らかくフワフワ・・
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それを一気に高温の油で揚げます。
どのぐらい高温かというと、ガスコンロで揚げ物温度センサーが付いているヤツで高温に成りすぎてガスが自動で止まってしまうまで温度を上げます。
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ほんの30秒ほどでパン粉のコロモが良い色に。
そう、中はもう火が通ってますからじっくり火を通す必要が無い。
高温の油でさっと揚げればコロモの油切れも良いからべたっとしない。
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切り口は狙い通り、中はピンク!
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カットして
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お皿にキャベツの千切りと一緒に盛り付ければ完成!
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味は・・・
肉がしっとりしすぎてまるで豚肉のお刺身を食べているみたい。
パサパサ感なんて全く無し・・・
でも・・・
でも、豚カツとは別な食べ物です。

狙い通りの結果だったけれど、狙いが間違ってたって感じ・・・
もう少し薄い肉でやらないと豚カツにはなりません。

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低温調理 その3 ステーキ

低温調理って火加減が難しい料理を簡単にしてくれる。

という事で・・・
それほどオリジナルのやり方でも難しくはないけれど、切った時のあの真ん中がピンクに出来ている美味しいステーキを低温調理でやってみる事に。

それなりに厚みがないとどういう調理法をとっても中まで火が通ってしまいそうなので、厚切りの(そしてここが重要な→)安めのお肉を使う。
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100gで252円というアメリカ肉、それが429gで1,001円
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ジップロックにニンニクのスライスと一緒にパックして・・
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空気を抜いて、DIYで作成の低温調理器に投入
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このまま55度の温度設定で2時間じっくり火を通します。
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2時間火を通したもの
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全体的に火が通っている色ですが・・・
いつも思うのですが低温調理の途中の見た目って全然美味しそうに見えないという・・・
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それを熱したフライパンにバターとニンニクスライスで肉の表面だけに焼き目を付けて行きます。
肉の中心部にはもう必要な火が通っていますので、ここでは強火で表面をさっと焼きます。
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表面が焼けたところで取り出して薄切りにしていきます。
やはり中心部はほんのりピンクで良い感じ。
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今日はワンプレートのステーキ丼にしてみました。
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フライドのニンニクをちりばめて、フライパンに残った肉汁に赤ワインを入れて少し煮詰めたものをかけて・・
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ランチに作ったのですが、ワインが必要です。
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アメリカの安い肉にありがちなパサパサ感は一切なく。
和牛だよと言われても分からないぐらい、しっとりジューシーな美味しいステーキでした。
低温調理は最高!

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低温調理 その2 鶏むね肉のから揚げ

折角低温調理できるようになったので色々作ってみたくなった。

ステーキも良いかと思ったのだけれど、その前に唐揚げを作ってみる。

え?唐揚げって低温調理と関係無くない?
なんて思った貴方。
美味しい唐揚げって中はジューシーで外はカリッとこれが大切じゃないですか・・・
いつも家で作る時は揚げてみて一つを半分に切ってみて、あらまだ中がナマだ!とか有りますよね。
それで、低温の油で火を通しているうちにべちゃべちゃになってコロモが油を吸っちゃって・・

やっぱり唐揚げ専門店で揚げ温度や時間がすべて管理されて作り慣れている人じゃないと美味しい唐揚げが作れないじゃないですか・・・
そこで低温調理の出番。
低温調理すれば中まで火が通った状態が先に作れるのです。
それに衣をつけて高めの油でさっと揚げれば出来上がり、必ず中はジューシーで外はカリッとした唐揚げが失敗無く出来ます、

前回はヒーターの長さが長すぎて家にある一番大きな鍋を使いましたが、その後アイリスオーヤマの15リットル型クーラーボックスを購入して、低温調理のケースにすることに。
蓋の一部にコードが通る溝を作って蓋の上部に温度コントローラーが乗るようにしました。
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そこに鶏むね肉を醤油とお酒大さじ1づつ入れたジップロックで低温調理開始。
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実は私は鶏肉と言えばムネ肉よりももも肉派です。
ムネ肉ってどのような調理をしてもたいがいパサパサになって口の水分を奪う上にパサパサになって美味しさが抜けてしまっているからです。
でも、たま~に唐揚げの美味しいお店で奇跡的にムネ肉でやっているところ有るんですよね。
たぶんそれは火加減が全てなのでしょう。

そう、今回はわざわざ低温調理するのだから、その究極のムネ肉を使った唐揚げを目指すのです。
ムネ肉の唐揚げなのにパサパサしていないジューシーな唐揚げを!

そしてこれが55度で2時間低温調理したムネ肉。
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これに市販のから揚げ粉を使います。
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もも肉2枚分で200gのから揚げ粉に100gの水で溶かすと書いてあったので、100gのから揚げ粉を50gの水で溶いて一口大に切ったムネ肉を絡めます。
しかしここでトラブル発生!
切った肉から大量の肉汁が出てくるのでした!
から揚げ粉の生地が薄くなってしまった・・

とりあえず、そのまま急いで190度ぐらいの高めの温度の油でさっと揚げます。
そう、中にはもう火は通ってるのですから外側とコロモが揚がればOKなのです。
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そして出来たのがコレ!
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唐揚げのアップです。
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味は・・・
予想通りムネ肉とは思えないぐらいしっとりとして外はカリッと中はジューシーな唐揚げが出来ました。
もしかしたら低温調理なら唐揚げはもも肉よりもムネ肉ぐらいの方が脂っこく無くて良いかもって思えるぐらいの出来栄えです。
こんなムネ肉の料理は初めてです。

まあ、3時間かけて作る唐揚げですから・・
次回はから揚げ粉を濃く作ってやればもっとコロモが美味しく出来るかな・・

ムネ肉を使った別な料理でも、この方法を使えば美味しくパサつかずジューシーに出来る気がする。

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DIYで低温調理

最近、低温調理法という言葉をよく耳にします。

低温調理法とは、タンパク質が変性・凝固する温度(大体55度から68度)に着目した調理法です。肉や魚などタンパク質を多く含む食材を、凝固温度より低い温度で長時間(1時間〜)加熱することにより、素材全体を最適な温度で均質に加熱するんだそうな・・・

そういえば「火加減は弱火で」っていうのも今流行っているってこの前テレビでやっていた。
こんな本も出ているらしい。

ということで、食いしん坊で料理が好き(最近家で料理してないけれど)な私としては非常に興味が有る。

そうこうしているうちに、こんな商品まで見つけた。
「Anova Precision Cooker」

鍋に入れた水を設定した温度でコントロールするというもの。
これが有ればスマホとも連動するし、スマホのアプリが低温調理のメニューまで検索できるらしい・・・

しかし、どうなのよ・・・
こういうのに2万円オーバーって・・・
もし、美味しく出来たってローストビーフの塊とか一人じゃ食べきれないし・・・

と思ってたら、DIYでやっちゃうって方法を思いついた。

どうせこの「Anova」だって、温度コントロールするセンサーと加熱する装置、それから鍋の水の温度ムラを無くすために弱い水流を作るだけ。
そう考えるとそんなに難しくないんじゃない?

って事で得意のDIYでやってみる事に。

まずは水を加熱するための装置。
熱帯魚水槽の水を温めるヒーターとヒーターカバー。
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加熱しすぎてしまったり、何らかのトラブルで水が無くなってしまっても、加熱しすぎた場合に自動的に電源が切れる「SH規格」というのが付いているヒーターにしました。

これがヒーターにヒーターカバーをセットしたところ。
別にヒーターカバーは必要無いかと思いましたが、ヒーターがオンになっているときに食品を入れたジップロックがヒーターに接触したら溶けてしまう心配が有ったのでヒーターカバーをセット。
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次のパーツが温度コントロールユニット。
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デジタル温度コントローラ 熱電対 -50~110摂氏
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中国製みたいです。
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説明書は英語ですが、見た感じと英語の説明書で十分わかると思います。
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3番4番が駆動用電源で、1番と2番がスイッチするみたい。

これが5番と6番に接続する温度センサー。
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類似した機能のある製品ではこういうのもあるみたい。

こちらだと、スマートフォンのアプリと連動して使えるみたい。
私が買ったものはそれだけで機能する代わりに、こちらの製品だとコントロールはWI-FI経由でカップリングさせたスマートフォンからの操作だからパーツ自体はコンパクトだし、もしかしたらタイマー機能なんかも有るかも。

一応配線図を見ながら配線をします・・・
私一応電気屋さんが宅内の電気工事をするために必要な「第二種電気工事士」の免許持ってますので、こんなのお茶の子再々です・・・か?
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家にあった電源タップの1組を材料にして・・・
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たぶん、この配線で行けるはず・・・
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ん?なんか違う・・
めちゃ悩む・・・第二種電気工事師の試験は単線図から脳内で複線図に変換してから回路を作れたはずなのに・・・
この説明書は最初から複線図なのに・・・

ちょっと悩みながら正解の配線発見!
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装置に配線して・・・
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最後に水温のムラを無くすための小型ポンプ。
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こいつを温度センサーでオンになる回路にヒーターと一緒にセットします。

色々苦労してセットする鍋を探したのだけれど、ヒーターが結構大きかったので家で一番大きな鍋にセット。
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稼働させて設定温度になるまで待ちます。
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初めてのチャレンジは牛肉のタリアータなので、水温は55度にセット。

その間に食材を用意します。
メインの牛肉はアメリカ産で100gで283円という安いお肉でも美味しく出来上がるという低温調理にもってこいのちょっとお安いアメリカ産牛
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これに肉の重量に対して8%の塩をすりこみます。
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ニンニクと一緒にジップロックに入れて、ストローで中の空気を抜きながらチャックを閉めて・・
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55度になった鍋に投入
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55度ってぬるいのかと思ったら結構熱いですね。
もちろんお風呂の温度にしたら火傷するレベルです。(だから調理出来るのだ)
なので、普通の鍋のままエアコンを効かせた部屋に置いていると、湯気やら鍋肌からどんどん温度が逃げてしまうので、鍋のまわりはバスタオルで保温して鍋の蓋は閉めて2時間放置。
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2時間経ったお肉です。
ぎりぎり火が通っている色です。
でも、焼き目が付いていないと美味しく見えないのが不思議です。
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そこで熱したフライパンにバターを入れて表面だけ焼いて行きます。
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全面を軽く焼いて赤ワインで軽くフランベしたらアルミホイルに包んで休ませます。
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粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ぐらい。
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肉の繊維に対して直角に包丁を入れて薄くスライスしていきます。
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絶妙の火の通り加減です。
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ルッコラを添えて、パルミジャーノを薄切りにして
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十分豪華なおつまみが出来ました。
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これはだいたい調理した肉の3分の一をスライスしたぐらいなので、これで200円ぐらい。
200円とは思えない出来栄えです!

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