VISAを持ってアメリカに渡ってだいぶ経つのだけれど、いまさらながらsosial security numberの取得に行ってきた。
sosial security numberとはアメリカの社会保障番号の事。
アメリカではどこに住もうが、引越ししようが市役所に行って住民登録というのをしないので、日本でいう所の住民票で個人を特定するのに代わって、sosial security numberがそのような役割を果たすのです。
日本でも何年か前に全国民に通し番号を付けてそれで個人を特定できるようにしようという話がありましたが、政治家や政治家の支援しているような隠し財産を沢山持っているような人たちが大反対して無くなりました。
日本でも預金口座や財産の管理にすべて個人の特定できる番号を紐付けさせるような法律にして、紐付けられない口座の預金は税金として没収するようにしてしまえば、他人名義(偽名)口座に沢山財産を隠しているような人のお金が全部戻ってきて国債の半分ぐらいは返還できるのではないでしょうかねぇ?
で、そんな大切なsosial security number、昔はそれがないと銀行口座を開いたりアパートを借りたりお給料を支払ってもらったりが一切できなかったらしいのですが、私の場合はそれが普通に出来てしまったので、なんとなく家が決まって引越しして落ち着いてから取りに行くかという感じで先延ばしにしていたのです。
SSNの取得方法についてはこちらを参照。
昔はVISAを持ってアメリカに入国するときにはI94という用紙を書いて入国審査の時に提出して、その半券をもらうので、それを大切に保存しておき、SSNの申請の時にもアメリカに入国した記録として提出する必要が有ったらしいですが、去年からI94の紙申請は廃止されているので、SSNの申請に持っていくものは申請用紙とVISAの張り付いたパスポートだけに成りました。
ちなみにI94は電子化されていてこちらで確認することができます。
ちなみに、このI94の記録も結構間違っていることが少なくないらしくVISAを持ってアメリカに入国した際は(日本への里帰りした後とかも)毎回必ずチェックして入国の記録が有るかとか入国日が正しいかとか、滞在許可期間とかをちゃんと確認しておかないとダメらしいです。
で、最寄りのマンハッタンのSSNカードセンターへ行ってきました。
住所では3階にあると書いてあるのですが、ビルのエントランスの横にも公共機関のような扉で上に上る階段の有る扉が有って、どちらか迷うのですが、隣の階段の方は学校か何かで関係ないようでした。
ビルのエントランスから受付のような所の前を通ってエレベータに乗って3階に行きます。
3階に到着するといきなり病院の受付のような所に入ります。
入ると警備兼案内係りみたいはこわもてのおじさんに番号札を取れと横にあるタッチパネルの機械に案内されます。
タッチパネルには最初に良くある表示言語を選ぶボタンが有って”Español”とか”中文”とか何種類かあるのですが日本語は有りません。
この時点でアメリカにとっては日本人なんてマイノリティーな外国人なんだと痛感します。
日本に居る人たちはいまだに隣国の他国よりも日本の方がアメリカとは仲が良いとか、技術力が高いとか、経済力も勝っているなんて思っているかもしれませんが、こちらに居ると完全に日本は周回遅れになりつつ有ると感じます。
ちょっと脱線しましたが仕方がないのでタッチパネルは英語で選択して・・
途中人種を選択するような項目は単語が読めなくてよく分からなかったのですがとりあえずSSNを取得しに来た、人種はNeither、SSN番号は持っていない、という風に進んで機械から出てくる番号札をもらいます。
そして番号札をもって沢山置いてある待合室の椅子に腰かけて番号を呼ばれるのを待ちます。
こんな、取調室みたいなブースが有って、番号とともにWindowの何番に来いと放送されるので、その窓口に行きますが、この放送が分かりにくい・・・
窓口のそれぞれの人が前の手続きが終わり次第、次の人を呼ぶわけですが、聞き取りやすい人もいれば、聞き取りにくい人も居るし、そのうえ他の人が放送しているのにそれにかぶせて放送してくるようなおじさんも居たりして・・
こういう場が苦手な私としては、緊張マックスです。
なんで、嫌いかというと・・・
どうも英語でのやり取りでよく分からない所とかが有ると別室に連れて行かれて、拳銃でも突き付けられながら「お前は虚偽の申告をした」とか言われるんじゃないかとドキドキしてしまうのです・・・
そして番号を呼ばれて・・・
事前に記入してきた申告書を提出して、パスポートを提出・・・
その間窓口の向こうのおねぃちゃんはひたすら端末をかちゃかちゃやってます・・
その間10分ぐらい・・
え?・・・え?・・・あたしのデータおかしいですが?
もしかして、アルカイダの一族の名前に登録されていたりしますか?
もしかして母親の旧姓のスペル間違ってたりしますぅ?
と、ドキドキが増したところで、ハイ完了。
あとは逃げるようにSSNカードセンターを後にしたのでした・・・
が、これが良くなかった。
家に帰って(夜)最後に渡された紙切れを読んでみる。
(もちろん英語だけど)「あなたの申請は受理されました、たぶん2週間以内にSSNカードが郵便で届くからね~、SSNのカードは個人情報でとても重要だから家に保管しておいてけして財布に入れて持ち歩いたりするんじゃないぞ~」と、こんな感じ・・・
そして、その紙切れの左上を見てみると・・・
オ~マァイ!
あたしの家の住所が間違っています!
この住所宛にSSNカードを郵送されても、きっと届きません。
もう完全にオ~マァイガ~!です。
しかもその日は金曜日・・・がっくしです。
こういうミスがあると余計に手間暇がかかるうえに、それをまた英語で窓口の人に説明して、どうすれば良いかを聞いて・・
クエストのレベルが上がります・・・
仕方がないので翌週の月曜日、朝一番で行ってみる。
もう慣れているので番号札の機械もサクサクそうさして番号札をもらい・・・
呼ばれて行ってみるとなんと、昨日対応してくれたのと同じおねぃさん・・
でも、事情を説明すると自分が入力ミスしたことは棚に上げて・・
「なんで確認した時に気が付かなかったの」と強気で2回も怒られました。
別室に連れて行かれて拳銃突き付けられても困るので、下手に出て”I’m sorry, I don’t know, I couldn’t find a mistake.”とか、必死に言い訳しますが、心の中では”お前が入力ミスしたんだろうが”と何度も日本語で呟きながら・・・
いや、そういえば途中で紙切れを渡されて”これで良いか確認して”と言われたのです。
で、完全に向こうはお前に落ち度があると言わんばかりの態度で、端末を操作した上に奥の方に行って何かやってきた挙句に・・・
「今日の所はもうどうしようもないので、あと2週間経ったらもう一度いちから申請しに来なさい」と言われる・・・
え~!、今日訂正してくれないの~
どうやら、金曜の申請を廃止手続きをするか何かで、それが完了するまでは重複して登録申請できないというような感じ・・
仕方がないので2週間まって、再度申請に行って・・・
これまでの複雑な経緯を説明しながら申請書とパスポートを窓口に出して・・・
今度は違うおねぃちゃんが対応してくれて、3回も手続きに来ているのがカワイソウと思われたのか、何も言ってないのに採番されたSSNを印刷した紙をくれて、カードが届くまでに番号が必要に成ったらこれを使えば良いからと対応してくれました。
まあ、そんなに急いで使う場面も無かったですが・・・
そして、長い道のりで取得できたsosial security number cardがコレ
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