やっぱり鰻ってレトルトじゃだめだと思うんです。
シラスウナギの減少で養殖ウナギも減少高騰するなか、吉野家とかのお店で安くウナギが食べられるのはありがたいですが、ああいうお店で食べられる鰻って環境の悪い海外の養殖場で養殖されたものをそのまま現地で蒲焼にしてレトルトにしたものをさらに冷凍して日本に輸入されたものだから、どう頑張っても味という点では日本で食べる本当の鰻とは似て非なるものと思います。
そう思いながらついついどこかのお店でレトルトの鰻を食べてしまったのです・・・
やはり皮は分厚くてゴムっぽいし、味はかろうじてウナギの蒲焼ながらやっぱり似て非なるものと再確認するはめに・・・
なので、早めにちゃんとした鰻を食べに行こうと心に誓って・・・
本郷ランチで行ってみた。
「鮒兼 (ふなかね)」さんというお店。
外観はこんな感じ・・
あれれ暖簾が店の中で掛かっていません。
でも、お店は11時半開店のはずだし、換気扇からは鰻を焼いているであろう煙が出ています。
恐る恐るお店の扉を開いて「まだやってませんか?」と聞いたら「あ、え~っと、大丈夫かな?」みたいな中途半端な返事・・
とりあえず、一番入口に近いテーブルに座る。
見てみると、どうやら大量の出前の予約が入っている日だったらしく、20個以上の重箱を今まさに積み上げて配達しようという所だったみたい。
なので、わざと開店を遅らせていたみたいです。
店内はこんな感じ・・・
隣のテーブルには出前に出ようとしている重箱が風呂敷に包まれています。
待っている間にお茶と骨せんべいで時間を潰します。
この骨せんべいが胡椒と塩で味付けしてあるのですが、胡椒は不要かな・・
ちょっとカレーっぽい後味になってこれから鰻を食べようというのにはちょっとミスマッチ。
塩だけの方が良いかも。
上と中の違いは、中だとお重のまわりにちょっとご飯が見えるようですが、上だとウナギがびっしり。
ご飯が見えないぐらいにウナギが乗っています。
お味はというと・・・
この値段でこの味を提供しているのは素晴らしいと思います。
けして有名店ではありませんが、街の鰻屋さんとして出前が沢山注文されるだけは有ると思います。
これなら、どうしても鰻が食べたくなった時に月に1回ぐらいは行っても良いかな。
帰りにカウンターの向こうを覗き込んだら、板前さんが捌いた鰻を串に刺してました。
やっぱりちゃんとお店で捌いて蒸して焼いているからこそ、この味が出来るんだと思います。
ちなみに、お金さえ出せば何でも食べられるニューヨークでさえ、銀座の高級すし店と同じレベルの寿司は食べられても、鰻に関しては街の鰻屋レベルのものでさえ食べることは出来ません。
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