ランチハンティングでちょっと遠出をした帰りに、なんとなく雰囲気のあるお店を発見。
この時の雰囲気のあるというのは、いわゆるとんねるずの番組で汚いけれど美味しいお店で紹介されそうな雰囲気という意味。
「しのだ」というステーキのお店。
この外観の写真を見てもらえば、まさにとんねるずに紹介されていてもおかしくない雰囲気を持っているのがお分かり頂けるかと・・・
お店の窓を飾っていた日よけのテントは敗れて垂れ下がっています。
このやっつけの手書き看板が無ければ到底営業しているとは思えない風貌
店内はこんな感じ
このようなよくある四角の鉄板を囲むように席が二つあります。
写真を撮り忘れましたが、この背後に苔だらけの金魚の水槽が有ったりして、汚なシュ○ンの壺は押さえてあります。
ランチメニューはステーキカレー1,400円一種類なので入店すると店主が席を案内して、そこに座れば何も会話しません。
勿論座る席のビニールレザーは切れていたり裂けていたりして、その辺にも汚なシュラ○の壺を感じます。
テーブルの横にはペットボトルに入れたお茶をいったん凍らせたボトルが置いてあって店主はそこからコップにお茶を注いで提供します。
まあ、やっている事と動作が若干雑い感じがします。
そして各所に汚○ュランの雰囲気が感じられる・・・
そういう事が気になる人にはダメかもしれません。
また、店主は非常に無口なので、一見愛想が悪そうに見えます。
ともすれば機嫌が悪いのかとすら感じます。
でも、例えば席を一つずらしてくださいとかそういうときの対応は、ぶっきらぼうではないので無口さが愛想の悪い感じに取られてしまってるのかも。
実際私も帰るときにお会計したくて席を立ったのですが、丁度4人組のお客さんが入ったばかりで忙しいタイミングだったので、店主は奥に引っ込んだきり少し出てきませんでした。
それで、しばらく待っていると、出てきた店主は申し訳なさそうにすみませんと言ってお会計してくれました。
そういうやり取りはまったく不愛想ではないので、誤解されているお客さんも少なくないかも。
問題のお味ですが・・・
まずは肉を避けてカレーのルーだけをスプーンですくって頂きます。
ん?
微妙・・・自家製であることははっきりわかるスパイスの使い方が独特のカレーです。
でも、そのスパイスが何となく偏っていて深みも感じられません。
どちらかというと薄っぺらい印象。
でも、次の一口でその理由が分かりした。
その薄っぺらいと感じたカレーをスプーンにすくって、お肉を一緒に食べたなら・・・
何と素晴らしい!
カレーが肉を壊すことなく、肉のうま味がカレーにマッチするように計算しつくされた味になります。
これは素晴らしい!
しかも、肉もあまり塩や胡椒を使わず、カレーに変な邪魔をしない、それでいて肉の美味しさも感じられる、絶妙の味付けと焼き加減です。
カレーにも色々な方向性があると思いますが、確実にこのステーキカレーは一つの方向性でかなり高いレベルにあると感じました。
最後に鉄板の上で保温されているコーヒーも出てきますが、これもステーキ屋の店主がやっつけで出しているとは思えないぐらい、しっかりとしたレギュラーコーヒーの味でした。
鉄板の上で保温しているという時点で雑いといえば雑いんですが、味は悪くなかったです。
千円程度で中途半端なランチを食べるなら、ちゃんとしたサラダとコーヒーまでついてこのお肉のカレーが食べられるのなら、1,400円でも高くないと思います。
店主がもう少しお話し上手でさらにお店が小奇麗ならもっと繁盛してもおかしくないのに・・・
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