アメリカのチップの話

こちらに来ていまだに慣れないし納得しないのが、こちらのチップの制度。

日本人にしてみればサービスするのは商品やそのお店での飲食の一部だから料金には含まれているべきと思います。
しかも、日本人にしてみればこれでお金取るのかよと思うような雑なサービスでも奴らは当たり前のの事と思っています。
店が混んでるときには呼んでも来ない、飲み物のお変わりも注文できないくせに暇になると、呼んでも居ないのにぐるぐる回って来てまだ食べている途中のお皿を下げようとしたり・・・

でも、聞くところによるとウエイターなどは凄く安いお金で雇われていて、そのチップでようやく生活が成り立つと言われます。
だから、「俺は日本から来たので払わない」なんて言ってられないのできちんと払います。

まずは、どんな時に必要でどんな時に不要なのか?
スーパーやファストフード、フードコートのような所は原則不要です。
原則前払いの所ですね。
だってサービスを受ける前にお金を払うわけですからサービスの評価をしようがありません。

大概そういう所ではレジの横に瓶などが置いてあってあえてチップを払いたい人はそこへ小銭を投入すれば良いようになっています。

では、そのようなチップが不要なお店を除いてチップを払う場合の手順を説明します。

  • まずはCheckにチップが込みかどうか入念にチェックします。
    Subtotal $xx.xx
    Tax $x.xx
    Tip $xx.xx
    Total $xx.xx
    なんて書いてあるのが入門編のチェックですが、そんなにやさしいお店ばかりとは限りません。
    Tipの所がServiceChargeに成っていたら中級編でgratuityなら料亭並み。
    いずれにしても飲み物と食べ物の料金が別に表示されている場合を除いてはTaxに近い金額の数字が二つあればどちらかがチップではないかと疑った方が良いです。
    また、一般的に利用されているPOSシステムで5名(または6名)以上の団体に成ると自動的にチップ込みの金額に成るように切替わるシステムも有り、同じ店でも団体で行ったときにはチップ込みに変わる事もあるので注意。
  • チップ込みの金額でなかった場合はチップを計算します。
    最近のニューヨークでの相場は18%ぐらいと言われています。
    なので15%ではちょっと少ないです。
    地球の歩き方とかちょっと古い情報ではTaxを2倍にした金額を足せば良いと良く言われますが、それではちょっと少な目という事です。
  • チップは本体金額に対して掛け算します。
    上の例ではTotalの1.18倍にすると税金分に対してもチップを払う事に成りますので多すぎです。
    Subtotalに1.18を掛けてTaxをプラスすると正しい金額に成ります。

これの計算を3人でランチに行ったときにするわけです。
結構面倒くさいですよね。

なので、私はIphoneのアプリでこういうのを使っています。
IMG_6366

チップの掛け算を自動的にしてくれるだけでなく、割り勘にする時の人数を入れると切上げ切捨てをしながら全員の支払いが切の良い数字にしたうえでチップの割合がうまい具合になるところを探してくれます。
IMG_6364
上の表示は先週末会社の近くで4人で飲んだ時の支払い。
一人$27.00だと全部で$108.00でチップが16.5%だったので$28.00の割り勘にしました。

あと、私は遭遇したことが無いですがレストランなどでウエイターにはいくら、厨房の中の人にはいくらと言って内訳を別々に指定してそれぞれ支払わなければならないお店とかもあるらしいです。
女性の方が行くような美容院もカットしてくれた人とシャンプーなどの補佐をしてくれた人に別々に払うという事を聞いたことも有ります。

さて、そんな面倒でしょうがないチップの制度ですが、一度だけ良いなと思ったことが有ります。
それはコリアンタウンの焼肉に東京から来た部長たちと食べに行ったとき。
ウエイターがサービスするときに失敗してテーブルの上のビールを倒したのです。
倒したビールは私の隣の椅子に掛けたてあった他の人のコートに・・・
あ~あ~と言いながらみんなで拭いたりしてその場をつくろって・・
まあ、アメリカンだからそういう事も有るかと気を持ち直して食べ始めたのもつかの間。
またその同じウエイターがまた同じようにビールの瓶を倒し・・・
今度は私も受け止めるのも諦めてみていたら床に落ちて瓶が割れて・・
みんなあきれてとりあえずそのあとは普通に飲んで食べたのですが、支払いの段に成って
全員一致で「チップ無しで良いよ!」と
案の定チップ無しでお会計すると最初は勘定を取りに来たウエイターが「これチップ入ってない」って言ったけれど、貴方たちは2度もビールの瓶をひっくり返したよねと強めに言ったらOKと・・・

多少サービスが悪かったからと言うぐらいでチップを払わないとか少なくするというのは現実無理ですが、このぐらい頭に来たサービスにはチップを払わないというのも(その後の交渉力は必要ですが)可能なのは良い事だと思いました。

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