超大吟醸 究極の精米歩合8%

近所のお寿司屋さんで、お正月限定のとても珍しいお酒を頂きました。

来福酒造」さんというとても縁起の良い名前の酒蔵さんが限定で作っている「超精米 大吟醸」というお酒。
何が凄いって吟醸→大吟醸とするにはお米の精米率(削る割合)を上げて50%以下の精米をしたものが大吟醸と呼ばれるらしいですが、このお酒はなんともとのお米の92%を削り落とし残りの8%まで精米をしちゃったお米で出来ているという事です。

精米度合いでは一般的には獺祭の2割3分(77%を削って23%の精米)が究極の精米と言われ有名ですが、そんなの目じゃないほどの精米なのです。

ボトルには精米する前のお米と、92%の精米をした後のお米が見本として付いているのですが、見てくださいこの小さな粒を!
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ボトルには「究極の精米度合い8%」の表示が・・・
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調整米じゃなくて超精米です!
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アルコール度数が普通の日本酒より若干高め。
日本酒度はプラス3なので少し辛口のはず・・
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お味はというと・・・
まず本当にこれまで味わったどんな日本酒とも違っています。
普通吟醸から大吟醸に精米度が上がると、すっきり飲み口が良く成るのですが、それ以上に精米されたこのお酒はというと・・・
口に含んだ瞬間は強い日本酒としての主張を感じるのですが、喉を通した瞬間にその日本酒臭さが何処かに無くなってしまいます。
喉に絡みつく日本酒独特の刺激なんかも一切無し。
すっきりを突き詰めた飲みやすさ(本当はこちらを想像してた)ではなく、日本酒のしっかりとした味わいが有りながら究極の飲みやすさを備えているという感じ。

これまでも幻のお酒とか究極の地酒なんかもいくつか飲みましたが、そのどれとも違う感じ・・・
とても不思議なお酒でした。

酒蔵のホームページにもこの銘柄は載っていません。
普通には流通する事の無いお酒らしい・・
私が頂いたお寿司屋さんでも、ようやく10本だけ入荷したそうで、それも予約ですぐに売り切れたとの事。
ちなみに、お寿司屋さんの価格で4合瓶1本18,000円でした。
でも、この味とお正月特別と考えれば良いお酒だと思います。

尚、一部では大吟醸の精米比率を競うなんてお米を無駄に削っているという批判が有るようですが、普通は精米して削られたお米は、今流行の米粉として利用されているとの事ですので問題ないかと思います。










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