『いただきます』の言葉

私にはミクシ以外にも色々とネットワーク上の友人知人が居りまして、その中には色々な職業の方がいらっしゃいます。
その中に幼稚園の副園長さんという方が居られるのですが、その方がしばらく前にこんなことを言って嘆いておられました。
以下その時の話と私の思うこと。
埼玉のとある幼稚園の話なのですが、その幼稚園では給食を食べる前に全員で唱和していた『いただきます』という言葉を言わないように廃止するという事が決まったそうです。
(件の幼稚園は私の友人の副園長さんの幼稚園ではない別な幼稚園です)
友人の副園長さん曰く、廃止する表向きの理由は「宗教色が有る為」だそうですが、実際のところは親御さんたちから「きちんと給食費を払って給食を出してもらっているのに、なぜ子供たちにその様な行為をさせないといけないのか」と言われるからだそうです。
私は、ま~ぶったまげましたよ。
もし、百歩譲って「いただきます」という言葉が、給食を調理してくれた人へのお礼であったとしても、お金を払えばそれが全ての対価に成ると考えるだけでも信じられません。
そんな事を言う親が育てた子供だから、大人に成っても食べ物を残したり無駄にしたりすることを何とも思わずに出来るように成るのでしょう。
そしてさらに、「いただきます」の中には、調理した給食センターのおばさんへの感謝だけではなく、その材料となるものを育てたり採ったりしてくれた多くの人の行為を経て来ている事に対しても含まれていると思いますが、きっとそれも「払っている金額の中に含まれてるでしょ」という考えなんでしょうね。
でもどうしてもそういう人たちの中で忘れられていると思うのは、「いただきます」の言葉の中には、食事となるまでに働いてくれた人たちへの感謝だけではなく、自分たちが食べるために魚や牛や豚の命を頂いているという事も含まれているという事です。
きっとそんな事には考えも及ばず、「金払ってるのになんで給食センターのおばさんに『ありがとう』なんて言わせる必要があるんだ」って思っている親が半分。
残りの半分は「『お前が生きていくために生き物を殺し、木を切り倒し、自然を破壊しているんだよ』なんて事は子供に教える必要はない」と思っている親が半分なんでしょう。
私の友人の副園長さんが居るような幼稚園なら、けっしてそんな事にはなっていないだろうと思いますが、世の中にはそんな幼稚園及びそんな親たちが集まるような幼稚園も有るんですね。
この話を、モーニング娘。のサイン入りCDをくれた元教頭先生
に話したところ「残念ですが、そういった幼稚園や小学校はまれではありますが、そんなに珍しい事ではないんですよ」と仰ってました。










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