家の近所に新しく中華料理屋がオープンしました。
そこは、丁度去年の今頃、別なお店が中華料理屋としてオープンするも、1年も持たずに閉店してしまって空き家に成っていた店舗スペースです。
その前は焼鳥屋さんだったのがつぶれて長らく空き家になっていたところで、とにかく飲食店が長続きしない環境のようです。
そもそも、私の今住んでいる町は東京のオフィス街に出勤するには中途半端に遠いところで、バブルがはじけて以来少子高齢化が進む町になってしまい、昭和の初期に建てられた大きな団地はいまや中国人や韓国人がかなりな率で入居しているという状況。
回転寿司屋でさえ、乱立した結果飽和状態になり、閑古鳥が鳴いて今は減少に向かっています。
そんな街ですからそもそも外食産業はかなり厳しいです。
去年できて1年持たなかったお店は中国人か韓国人の人が経営するお店で、とにかく安くて量が多いというコンセプトのお店だったのですが、それと引き換えに全然美味しくないお店でした。
チャーハンとラーメンのセットが600円台というような価格設定ながら、チャーハンは油でべたべた、豚骨ラーメンは業務用の缶詰でスープを作りましたというような感じ。
それでも、運動部系の生徒が多い大学の近くとかなら受け入れられたかもしれませんが、安かろう不味かろうでお腹がいっぱいに成れば良いという様なお客がこの街にどれほど居るだろうと思っていたら、案の定潰れました。
そしてまた、同じ場所に同じ中華屋さんのお店が・・・
行く前に潰れてしまうと後からあの店はどうだったと感想も言えませんので、早々に行ってみました。
お店は店主と思しきコック長らしき人物もホールも厨房も全員日本人です。
メニューは正統派の中華料理。
これまで何品か食べてみましたが、すごく真面目に作られていて非常に美味しいです。
鶏肉のカシューナッツ炒めなどは、都会の700円台のランチで頼むと、主演と助演の鶏肉とカシューナッツがほとんど見当たらず、脇役の玉葱と茄子と葱にばかり遭遇するという事も少なくないけれど、この店のはしっかりと鶏肉とカシューナッツがたっぷり入っています。
特に最もコストが高いと思われるカシューナッツが一番多く入っていて、程よく香ばしく炒められたナッツが良い味付けに仕上がっていて、なかなかこのレベルの中華料理は都会でもざらに見かけるという事はありません。
しかしこのお店、残念ながら値段が都会レベルです。
炒め物の一品料理が800円~千円オーバー。
チンジャオロースーにご飯とスープのセットを付けるとだいたい1,200円ぐらい・・
家族4人ぐらいで何皿かの一品料理や餃子を頼んで皆でいろんな料理を楽しむという使い方ならかなり満足行くと思いますが、当然バーミヤンの会計と比べると倍以上になるでしょう。
はてさて、このお店、この後どうなるでしょうかねぇ?
単純に考えると、少し小洒落た感じにするとか、健康志向やオーガニックとかを謳って、ご近所のお金持ちの奥様連中のたまり場にでも成れれば成功するでしょうが、子育て真っ最中の30代の家族連れとかがメイン顧客になる事は無いでしょう。
安くて不味いは受け入れられませんでした。
高くて旨いは当たり前
今度は、それが受け入れられるかどうか・・・
個人的には安くて旨いが叶わないのなら、安くて不味いよりは高くて旨い方がまた良いので、このお店には長続きして欲しい。
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