志保の湯温泉」タグアーカイブ

アルカリ温泉ツアー

新しい相棒の慣らし運転をかねて以前から行ってみたかった「志保の湯温泉」に行ってみた。

バイク仲間から良い温泉だよという噂を聞く
奥久慈にはしょっちゅうバイクで出掛かる
そのたびに志保の湯温泉に電話して「日帰りで温泉に入れて!」と問い合わせるも、いつも「今日はお客さんが無いのでお湯を沸かしていません」と断られる
その繰り返しだったので、今回は予約して泊まりで行ってみた。

あさ8時ごろに出たのでお昼前には大子町のあたりに着いてしまった・・
折角なので今日は温泉三昧。
まず一つ目は国道118号を走っていてよく見かける看板から「三太の湯」というのを目指す。

大きな箱物で日帰り入浴施設という位置づけなので、まあたいした事は無いだろうと思っていたら、なんのなんの・・・
アルカリ泉で良いお湯でした。
若干塩素の消毒臭はするものの、つるつるスベスベの温泉で、施設は綺麗で掃除が行き届いていて、なによりも空いていて良かったです。

温泉を出てから丁度お昼時になったので、これまた国道118号を走っていて気に成った看板の「ゆばの里」へ行ってみた。

「ゆばの里弁当」というのを頂いた。
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1,890円だけど、このお弁当の他にできたての汲み上げ豆腐が食べ放題なのです。
そのお豆腐もとても美味しくて、塩を掛けて頂くと豆の味のする美味しい豆腐でした。

豆腐や湯葉などカロリーの低そうなものばかりでしたが、食べ放題のお豆腐をお代わりしたので、お腹いっぱいでした・・

お土産に生ゆばを買って帰りましたが、こちらもとても美味しかったです。

お腹がいっぱいに成ったがこのまま宿に行くとチェックインの時間よりも随分早く着いてしまうので、これまたバイク仲間に聞いた面白い共同浴場というのに行ってみた。

湯岐温泉という所にある「岩風呂」。
こちらも細い山道をずんずん進んで奥まったところにある温泉ですが、カーナビで共同浴場を管理している「湯岐温泉 山形屋」さんを目的地にして行きました。
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こんな共同浴場です。
入る前に山形屋さんで300円払って入ります。
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何が面白い温泉かというと、この浴槽の底の方の岩の割れ目から源泉が湧き出ていて、掛け流しになっているのです。
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ここも強いアルカリ泉でスベスベつるつるです。
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pHは9.8だそうです。

温泉を出たら近くの宿に泊まっていてお散歩中という御婆さん2人組に会いました。
「あそこの温泉は良いお湯ですねぇ」と言ったら「黄門風呂といって、昔水戸の光国さんが入った事も有るというお風呂だそうよ」と教えてくれました。

そして、目的地の「志保の湯温泉」に到着
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ここも山深い1車線道路をずんずん上っていった行き止まりの最後の所にある一軒宿です。
稜線から少し下がったすり鉢状の所にあります。
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この写真の右側の山の斜面から少し温度の低い鉱泉に近い温泉が滾々と湧き出ているのです。

奥様が一人できりもりされている旅館ですが、お庭の植木やら綺麗に手入れされています。
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チェックインしてしばらくして、本日3つ目の温泉入湯です!

入る前に女将さんが「沸かし湯はすこし時間が経っていて熱いかもしれませんから、適当にぬるめて下さい」言っていた・・・
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この張り紙をよく見ずにお風呂場へ突入。
お湯が熱い!

ぬるめろったってお水を入れる水道も見当たりません・・・

ん?
この奥の打たせ湯が落ちている浴槽が、向かいの山肌から沸いている温度の低い温泉がそのまま入っているようです。
そして、写真に写っているバケツで、手前の沸かしている浴槽へジャンジャンそれを入れれば良いわけです。
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なるほど、こりゃ面白い!
確かに熱いからといって水で薄めちゃ温泉の価値が下がります。
冷たい源泉で冷やすという・・

洗い場はこんな感じ。
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打たせ湯がそのまま入っている奥の湯船の水温は28度でした。
手前の沸かし湯の温泉を少しぬるめにして入り、暖まってのぼせそうになったら、奥の源泉そのままの湯船に入って体を冷ませて、また沸かし湯の方に入ると・・・
エンドレスで温泉に入ってられます・・・
しかも、ここも強烈なアルカリ泉
お肌がつるつるスベスベになります。

ここもpHが10に届こうかというアルカリ泉
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夕食は、とてもありがたい温泉に来たぞという感じのご飯でした。
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夕食の後にもう一度温泉に入り、そして朝も朝食前に温泉に入り・・・
完全に温泉爺さんになってました・・・

そして朝御飯。
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お米と味噌汁が美味しいです!

帰り道、来るときに気に成った赤いつり橋のところで少し観光

矢祭山駅という水郡線の駅の近くです
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何気なく線路を渡りましたが、警報機も無い踏切だったようです・・・
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この辺はハイキングコースなど色々と楽しめるみたい。
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今度バイクで来たときにでも散策しよう。

そして来るときに気に成っていた赤いつり橋はこんな感じ。
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あゆのつり橋というらしい
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つり橋から下流側
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つり橋から上流側
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とても綺麗な流れで、時々鮎釣り師が居る川です。
真夏なら川に漬かって川遊びも出来そう。

そして、またしばらく走ると国道118号沿いの細い分かれ道にカフェの看板発見。
こういう場所の少し奥まったところによく農家カフェとか蔵のカフェとかが有ったりするので、興味を引かれて行ってみることに。

途中何度も道を間違えたかと思いながらも細い林道を10分ほど走って、綺麗なログハウスのカフェを発見!
遊森歩」と書いてユーモアと読むらしい。
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店主らしき人が出迎えてくれて、店内へ。
大きな薪ストーブが設置されています。
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店内はこんな感じ。
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テラス席もあって・・・」
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テラス席からの展望はこんな感じ
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お店の内装やグラスなどもお洒落な感じ・・・
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メニューはコーヒーとデザート、お食事はトーストとピラフという構成だけど、コーヒーはなかなか美味しかったです。

お店の奥のスペースでは冬に向けて薪を蓄えている最中でした・・・
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コーヒーを頂いていると、店主らしき人が来て少し話ができました。
なんと、このログハウスを全部お一人で手作りで10年かけて作られたとか・・・
このお店が2棟目で、初作品は今の自宅だそうです。

どうやって作ったのかと聞くと・・・
「本を見て」って・・・
そして、材料の大木は杉の木だそうですが、それも近くの山からご自分が伐採して運んで作ったそうです。
そしてもう一度・・・
杉の木の伐採だってどうやってやったんですかと聞くと・・・
「本を見て」って・・・

しかも仲間と何人かで作ったわけではなく一人でやったそうです。
しかも誰に習ったり手伝ってもらったりしたわけではなく「本を見て」

色々楽しいお話を聞かせてもらえました。

なぜこんな人里はなれたところにお店をと思ったら。
ログハウスを作るのにチェーンソーや重機の音がうるさいのでこの場所で作った。
普通はログハウスは作る段階で一度組み上げて、ばらしながらボルトの穴を開けて、その後に実際に立てる場所へ持っていって最終組み立てをするのだそうで・・・
始めはこの場所で部材を作って、最後に別な場所へ持って行って完成しようと思ってたんだけど、10年やっているうちにこの場所が気に入って、この場所で完成させることにしたのだそうです。

確かに景色のいい場所で夏でも山の風が吹いて涼しそうです。

お店は奥久慈パノラマラインという名前の付いた道路沿いなので、今度バイクででも行ってみようかな。

帰り道に「本を見て」なんでもやってしまう凄い達人の話を聞けて、なんだか自分でも頑張ればこのぐらいの事は出来るのかなと思うぐらい勇気を頂いて帰ってこられました。
や、やっぱり通販の「オカリナ完全マスター」ですらマスターできなかったので、私には「本を見て」ログハウスまで作るのは無理かな・・・










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