天ぷら」タグアーカイブ

晋作

本郷三丁目交差点から春日通を西に数十メートル行ったところ。
あれれ?
新しいお店がオープンしているではないですか・・・
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よく見ると「晋作」というお店。
見た感じお寿司屋さんって感じで看板や暖簾にも「江戸前」と書かれています。

ちょっと高級店の雰囲気があって敷居が高い感じがしますが、回転祝いのお花の横に出してあったランチのメニューには「鮪茶漬けランチ1,300円」との事。
そろそろ本郷三丁目付近のランチのお店には8割がた訪れたので、新店は要チェックです。
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店内はこんな感じでカウンターオンリー。
席数は6席か7席ぐらいでしょうか?
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カウンターのテーブルはこんな感じ
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カウンターにはガス栓でしょうか?
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夜のメニューには鍋とかそういうのも有るのかと思ったら、たぶんこのガス栓は居抜きで入った前のお店の名残みたいです。

何故かっていうと・・・
若い板前さんのご主人に聞いたところ、このお店は江戸前の天ぷらやさんとの事。
奥様でしょうか、若い女性の店員さんと2人で切り盛りされているようです。

でも、どこを見ても「天ぷら」って書いていません。
これではお客さんはみんなお寿司屋さんだと思うでしょう。
何でかなと思ったら、このお店を貸しているビルのオーナーが地元の人で、このお店の少し先にある「てんぷら 天喜」さんとのお付き合いもあり、絶対に「天ぷら」というのを看板などに書かないでほしいと言われたためだそう・・・
え~、オーナーの気持ちも分からないではないですが、本郷界隈でも大通りに面した1階の店舗だとそれなりの家賃のはずです。
それなのにお店をオープンして「天ぷら」の文字は出さないでくれとは、ちょっと店子さんには可哀想じゃないですかねぇ・・
店子で思い出しましたが、なぜ借家人の事を”たなこ”というようになったかって説で、昔から「大家といえば親も同然、店子と言えば子も同然」と言って、大家さんは部屋(長屋)を貸すだけではなく、まるで親のように職につくときの身元保証人になったり、親のように関わるのが当たり前のことだったので、”子”という字がついて店子となったと聞きました。

う~ん、このお店の大家さん、もう少し親心を出して堂々と天ぷらを謳って商売を頑張ってくれってぐらいの気持ちをもって貰えないでしょうかねぇ・・
結局昔からのご近所付き合いに気を使っていると言いながら、天喜さんの商売敵に店舗を貸している事には変わりないのだから・・・
それとも具合が悪くなったら「天ぷら屋さんとは知らずに貸した」とか責任逃れでもするのかしら?

ちょっとそういう裏話を聞いたら、余計にこの若いお二人のお店を応援したくなってきます。
だって飲食業に関わらず、世の中理不尽に自分のゆく道を妨害される事って少なくないですからね。

ちょっとそういった大人の事情のゴタゴタは忘れてお料理に集中します。

まずは前菜としての煮物。
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とても上品な美味しいお出しで煮られたキノコ類とレンコン。
勿論素材は別々に水煮してあると思われ、レンコンはシャキッとした歯ごたえが残って、キノコ類は美味しいお出汁の味が良くしみ込んでとても美味しい前菜です。

そして鮪の漬け
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まず、出されたご飯が素晴らしい!
とても良いお米、たぶんこの時期だから新米でしょう、それがとてもいい具合に炊けてます。

お茶漬けで食べる前に、この美味しい温かいご飯に、ゴマダレで漬けになっている鮪をそのまま頂きます。
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この鮪もなかなか素晴らしい。
とてもいい素材を仕入れられているみたいで、あえての赤身が美味しいです。
お茶漬けで頂く前にご飯と鮪で頂くには、この漬けのゴマダレが若干強いかな?
そのままでは折角の鮪の味が負けてしまいます。
なので、お茶漬けにする前に食べる時は出された盛り付けをあまり崩さずに、漬けダレにあまり浸かっていない鮪の身をちょっとだけタレを付けて山葵と一緒にご飯に乗せるのが良い。

そんな感じで、美味しいお米と鮪、そして少しのゴマダレの味を楽しんでいたら、すぐにお茶碗1杯は行ってしまいます。
食べ過ぎのペースです。
そんな時タイミングよく女将さん(というには若すぎる店員さん)が「お代わりを如何ですか」なんて・・・
そりゃ~もう、折角のお茶漬けの為に頂きます。

お代わりしたご飯の上に残りの鮪をゴマダレと一緒に乗せていきます。
そして熱いお茶をかけて、鮪に少し火が通った所をサラサラと頂きます。
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ここに至っては、漬けだれのゴマが良い味になります。

食べ終わる頃に最後のデザートと一緒に、お茶をもう一度変えてくれます。
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デザートは抹茶のムース。
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これも上品な黒蜜が掛かっていて、あまさ控えめ。

ショップカードも頂きましたが・・・
こちらにも「天ぷら」の表記はありません・・
や、ここには「天ぷら」って書いてあっても良いのでは?
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お店は6時~8時の時間帯は予約をメインにコース料理だけ(男性7,500円、女性6,400円)みたいです。
8時以降はアラカルトでやって頂けるそう。
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席数も少ないのでコースを頂くなら前日までに予約した方が良いとの事。

今度はぜひ夜のコースに行きたい。

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てんぷら 天喜

美味しい天ぷら定食が食べたくて、ネットで調べて見つけたお店。
天喜

外観はこんな感じ
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店内はこんな感じ
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昭和の頃は繁盛したんだろうなぁと思わせる、無駄に広い厨房やお店の作り。
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スタッフはたぶんみんな血縁者という雰囲気。

メニューはこんな感じ
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上定食2,000円とういのを注文。
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天ぷらは由緒正しい江戸前。
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でも、衣の重さが若干気になります。
一流の天ぷら屋さんにはちょっと及ばない感じです。
今や天ぷらというジャンルで括ると「天丼てんや」とかそういうお店が沢山有って、これではお客さんも減る一方でしょう。

実際ランチ時でも私が入ってから出るまでに入ってきた他のお客さんは一人のみ。

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天ぷら:しんどう

今日はかな~り遠くまで遠征して「しんどう」というお店。

なぜこんなに遠くまで行ったかというと、かの「吾妻屋」さんが移転してしまったという話を聞いて・・・
移転先を探しましたがなかなか、見つからず・・・
当然まだ食べログには昔のお店が「店舗移転」と表示されるのみ・・・
ようやく「天ぷらの『しんどう』さんの並びに移転するらしい」という情報を得て、とりあえずまだ開店準備中かもしれないけれど、見に行ってみようと思ったのがきっかけ。

一本通りを間違えたけれど、目印の「しんどう」を発見。
その隣に新しい2階建ての木造建築を発見。
これが新吾妻屋なのか?と確認すると、こんな張り紙が・・・
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「夜の営業」の”夜の”が消してあるので、しばらくはお昼のみ営業されていたのでしょう。
私が訪れた時もこの張り紙を見て帰るサラリーマン風の人が2人ほど居ました。
どうしたのでしょう、店は新しくなって綺麗になっていましたが・・・

心配をしても仕方がないので、今日はそのしんどうさんでお昼ごはん。
外観はこんな感じです。
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うん、まさに「キタナトラン」に出てきてもおかしくないぐらいです。

表にはランチの看板が
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そして、今日は雨があがったばかりだったので雨の日サービスで50円引きでした。
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お店の中は外から見た感じのまんま・・・
L字型のカウンターと子上がりにテーブルが二つ。
狭いです。
そしてレトロです。
でもこのお店は創業して42年だそうです。
もう老舗と言っても良いぐらい。

お昼は天ぷら定食と松定食のみみたいだけど、基本皆さん天ぷら定食のようです。
座ってメニューを見回していると「定食で良いね?」と言われるので「はい」と返事。

すると即座にコップとおしんこと天つゆがのったお盆を渡されます。
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お盆のふちが欠けているのはこの店の雰囲気を壊さないためです・・・ウソ

コップは空なので、自分で置いてあるやかんからお茶を注ぎます。
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ねじり鉢巻がとってもよく似合う、見るからに江戸っ子というちゃきちゃきした感じの粋な旦那さんが、どんどん天ぷらを揚げていきます。

すぐに天ぷらがあがって、目の前に置かれます。
そのタイミングで、シジミのお味噌汁とご飯が出されます。
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天ぷらは、シイタケ、シシトウ、生姜、白身魚、海老が2本

そして最後に掻揚げが2個置かれます。
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海老も魚も身は小さめですが、掻揚げは小エビがごろごろ入っていてボリュームがあります。

味噌汁はシジミの身が沢山入ったしっかりした味噌汁。
ご飯もおいしく炊けています。
ご飯も味噌汁もお代わり無料だそうで、常連の方はみんな味噌汁お代わりしてました。
美味しい天ぷらを食べてほしいという気持ちが伝わるお店です。

日本橋といえば高級な天ぷら屋さんが沢山ありますが、中途半端な天ぷら屋さんに行くならこのお店のほうがずっと良いです。

江戸っ子風の旦那さんも、女将さんも接客は非常に丁寧で、お店の雰囲気とあいまってすごくほっとするお店でした。
夜は天ぷらのほかにも普通の居酒屋メニューが有るみたい。
もうすこし近かったら夜にも通いつめたいと思えるお店です。










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