丸の内のKITTEという比較的新しい商業ビルの地下レストラン街、いつもお昼時に長い行列ができていて、ちょっと興味があったお店に行ってみた。
「東京タンメン トナリ」というお店。
しばらくすると店員さんが並んでいる列の人にメニューを持って先に注文を聞きに来ます。
まあ、行列の店の常套手段でなるべく待ち時間が短くなるよう手を尽くしてくれているのだろうと思う。
(と初めは思った)
メニューがこんな感じ・・・
基本タンメンとタンメンをつけ麺にしたつけタンメンがメイン。
それに味玉とかのトッピングと、餃子とから揚げのサイドメニューの組み合わせみたい。
店内はカウンターオンリーで全部で13~18席ぐらいでしょうか・・・
メニューを聞いた店員さんの指示に従って指定された席に座ると、自動的にオーダーが通る事になっているらしく、レジ横のホワイトボードに現在座っているお客さんの注文内容が記号や色のついたマグネットで指定されます。
しかし見ていると、このお店、行列が長いのは単にオペレーションが悪いのが一番の原因じゃないかと思う。
というのは席に座ってからもかなり長い時間待たされる。
というか、見ていると行列に並んでいる間に取られたオーダーが席に座る前に調理に取り掛かられているわけではなく、自分が注文したものは席に着いた後ぐらいから調理に取り掛かっている・・・
実は座った席がタンメンの野菜を炒める中華鍋の前だったので、見ていれば今どの注文の何を作っているのかがだいたい見えたからです。
さらに、何がオペレーション悪いかというと、3つある鍋を炒めるコンロが多くの時間帯で1個しか使われていない。
こんな行列店で、これほど限られたメニューしか無いなら、普通はどんどん野菜を炒めてすぐにタンメンが出せるようにするべきで、厨房の設計もそのようになっているのに、実際には厨房設備の稼働率が7割ぐらいになっている感じ。
しかも、サイドオーダーで餃子とから揚げをかなり前面に押し出しているので、それほどの物かと思って、唐揚げのセットを注文したが、これまた大量に仕込んで衣をつけてある鶏肉をフライヤーに投げ込んでいくだけなのに、随分待たされて出てきたタンメンのさらにその後数分してから出てくる始末。
列に並んでいる間に注文を聞いている効果がまったく出ていません。
さらに、そんなにお勧めなのかと思って注文したのに、唐揚げの味自体は2流チェーン店の居酒屋並。
たぶん鶏肉のコストを抑えているのでしょう、鶏肉自体の味がまったくしない衣の味だけの唐揚げ。
餃子の味は食べていないのでわかりませんが、見ているとタンメンとタイミングずれて提供されるのは唐揚げと同じ。
こんな事なら唐揚げも餃子もメニューから外してタンメンの調理にもう少し集中して回転を速くした方がよっぽどいいのじゃないかと思う。
が、どうもお客さんを並ばせることによって集客しようという意図があってわざとゆっくり出しているのではないかとすら思える節が有る。
なぜなら、開店してそれなりの期間が経っていて、毎日ランチ時に行列が有るにも関わらず、こんなにオペレーション的に問題多数なのに、それが改善されていないというのは、わざとだと言わざるを得ない。
さらにお味の方はというと・・・
行く前に会社の人に聞いたところ「並ぶほどの味ではない」と言われたのですが、まったくそのとおりと思います。
スープとか野菜はまったく普通。
もしかしたらリンガーハットのチャンポン麺の方が具が多いかもしれない感じ。
ただ、麺だけはずば抜けて美味しく感じた。
だから、並んで待たされることなく、注文してさっと出てきてさっと食べられるなら良い感じなんだけど、どうやら経営者はわざと行列させたいらしい・・・
こういうお店には利用者の利便性を犠牲にしてまで行列を集客のネタにするような営業の仕方は間違っていると思うんだけど・・・
ランキングに参加しています、これを読んだ方は良ければ右のニューヨーク情報のボタンをポッチッと押して私のブログに投票してください。
↓↓ブログランキングに参加していますクリックよろしく!↓↓ | |
にほんブログ村 | にほんブログ村 |
コメントを投稿するにはログインしてください。