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Rocking Horse Ranch

私、こちらでは、あんまり国内旅行(アメリカ内の旅行)をしたことが有りませんでした。

というのも、日本国内での旅行の楽しみといえば、温泉と食べ物(海の幸、山の幸)ですが、こちらでは・・・
温泉なんて有りません。
食べ物はマンハッタンを離れるとどんどん美味しくなくなります。
海の幸?
基本こちらの人は魚とか貝とか食べません。
山菜とかキノコとかも食べません。
だから海の近くの街に行っても、せいぜいオイスターかロブスターぐらい。
それならマンハッタンでも食べられます。
つ~か、マンハッタンの美味しいオイスターバーで食べるのが一番おいしいです。

それでも、グランドキャニオンとか自然の景観の素晴らしいところに行けば、それなりに良いのでしょうが、これもおひとり様で壮大な景色を眺めても「ふ~ん」という感じで終わってしまいそうで・・

結局はマンハッタンで美味しいお店を探してそこに食べに行く程度で満足で、あんまり旅行をしようと思わないのです。

でも、まあ、たまには電車で行ける範囲でこちらのリゾートホテルみたいなところに行くかという事になり、Rocking Horse Ranchという所に行ってみた。

まずは、Grand Central駅からメトロノースという中距離列車に乗って、ハドソン川沿いをひたすら北に向かいます。

メトロノースの終着駅Poughkeepsieにはグラセンから電車で2時間弱で到着
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お願いしておくと駅までホテルの送迎バスが迎えに来てくれます。
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それに乗って20分ほどでホテル到着。
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宿泊するところはこんな感じ
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敷地内にはこんな感じで沢山のアクティビティーが作ってあって、室内、室外でも色々と楽しめるようになっています。
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こんな見たことのない水牛のような動物も居て
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色々なアクティビティーが時間ごとに用意されています
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で、ここへ来た一つの目的が乗馬
プログラムの時間を見ておいて、時間になったらホテルに併設されたステーブルに向かいます。
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レンタルのヘルメットもあります。
私は日本から自分のを持参。
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賢そうな、おとなしいお馬さんです。
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逆光で見えづらいですが、こういう森の中を隊列を作って馬で散策するのです。
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これは隊列が帰ってきたところ。
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ここの素晴らしいところは、馬に乗るために並ぶ列がWalk RideとIntermediate Rideと、Advanced Rideという風に分かれていて、自己申告でこの3つのレベルの違った外乗が楽しめるのです。
Walk Rideは本当に常歩という馬はただ歩くだけのレベル、まったく初めての人でも乗せてくれます。
年齢は5歳くらいからでも乗せてくれていたような・・・
Intermediate Rideというのが速歩といってワンツー・ワンツーの歩くよりも少しだけ早いスピードで乗せてくれるレベルです。
Advanced Rideというのが駆歩といってパカラッパカラッパカラッパカラッって暴れん坊将軍のあのシーンの様に颯爽と走ってくれるレベルです。

もちろん私はAdvanced Rideで乗りましたが、なんとここはアメリカ・・・
そう、乗馬のスタイルがウエスタンなんですね。
私が日本で習っていたブリティッシュの乗馬とは鞍も鐙もすべて違います。
そして驚いたのが・・
手綱は左手片手で持つという・・
最初わからず両手で手綱を持ってたらインストラクターの人に「ダメダメ!手綱は片手で持って!」って怒られる・・
ウエスタンスタイルは投げ縄とかライフルを持って乗るので基本利き腕と逆の手で手綱を持つのだそう。
馬もその様に調教されています。

最初は全レベル一緒になってステーブルを出て山の中へ向かいます。

一つ目の分かれ道で3つのレベルがそれぞれ別の道に進みます。
私のAdvanced Rideは分かれ道を進んでしばらくすると、インストラクターさんがいきなり「じゃ、良いわね!走るわよ!」といって林の中を駆歩疾走!
うわ、ヤッベ、久しぶりだから飛ばされる・・しかも馬は大きな中間種だからサラブレッドの様に体も細くないので、鞍もでっかい。
それでも左手で手綱を持って、右手はフリー。
ほんの数百メートル駆歩して全体停止。

どうやら、ここでインストラクターがチェックして駆歩が出来ないのにAdvanced Rideのクラスに紛れてきた人を選別して、ダメな人はもう一度道を戻って下のクラスに行かされるみたいです。
そのための試験のような駆歩。
私は全然知らないで必死でしたとも・・

そしてその後はある時はハイキングコース、ある時はけもの道みたいなところまで、馬でどんどん山の中を進んでいきます。
橋のない小川なんかも馬でどんどん渡ります。
途中開けた平坦なところに出たらインストラクターさんが「行くわよ~」と言って駆歩。
途中サービスなのか、先頭のインストラクターさんが猛然としたスピードで駆歩。
いやいや、これはブリティッシュスタイルの乗馬ではここまで追いませんよ、これは襲歩ですよ~ってぐらいスピードアップ。
流石に怖いって思っちゃいました。

馬はすごく良く調教されていて、先頭のインストラクターさんが合図するとすぐに駆歩、全然合図なんて要りません。
前のインストラクターがスピードアップしたら自分の馬も自動でスピードアップ。
フリーになっている右手を挙げるとスピードダウン。
もし、途中で怖くなったりしたら右手を挙げれば馬は自動でスピードダウンしてくれるらしい・・・
あの、歯医者さんで痛かったら右手を挙げてくださいってのといっしょ。

すごい自然の山の中を、ハイキングですら入っていけないような道を含めて、しっかり1時間歩いて、時々走ってとっても楽しい外乗でした。

降りたお馬さんは勝手に自分の厩舎へ帰ります。
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ここのリゾートホテルは室内プールとかもあって、アメリカのリゾートホテルらしく、お子様連れで来ても色々と遊べるようになっています。
しかも、乗馬を含めてすべてのアクティビティーが追加料金なしで、プログラムがある限り、何回でも好きなだけ楽しめるのです。
ほんと、乗馬の好きな人同士で来たら(混んでいない時期なら)朝から晩まで馬で外乗ができます。

さらにアルコール等の追加飲み物は別ですが、それ以外の食事とソフトドリンクは料金に混み、そして料金もさほど高くなくかなりリーズナブルで楽しめるリゾートでした。

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