暑くなるとどうしてか鰻が食べたくなります。
また、成田・小林方面に向かいながら鰻屋さんに
「余白亭」というお店
お店の看板はこんな感じ
門構えや塀が高級感の有るお店っぽいですが、実はこの壁と門はお店の建物ではありません。
玄関の引き戸を開けて「すみませ~ん」と声を掛けると、しゃきっとしたご年配の女性が案内してくれました。
玄関で靴を脱いでスリッパで上がる、完全な民家です。
お店はどうやらそのしゃきっとしたお婆さんが調理から接客まですべてやられているらしい。
暑い日でしたが、エアコンをつけなくても印旛沼を渡ってきた田んぼからの風で結構涼しいです。
窓からは田んぼの景色、お店の横には田んぼへの用水路が流れていて水の音が涼しげです。
メニューは鰻のみ。
店主の説明によると、注文があってから鰻を蒸しはじめるので提供までに時間が掛かる。
その為「懐石風」として先付けや椀物を出して最後に鰻重が出てくるというスタイルとの事。
松が3,500円、竹が3,000円
折角なので松を注文。
お茶もちゃんとした良いお茶っ葉を使っています。
美味しかったです。
最初に出てきたのが骨の佃煮みたいなやつ
こういうのは往々にして醤油と砂糖でがっちり味付けされている場合が多いですが、ここのは必要最低限の上品な味付けがされています。
良く煮られていてほろほろと崩れます。
そして先付けのようなもの
左から鰻の頭の佃煮、蒲鉾、胆の煮物
胆の煮たのは骨と同じく、最小限の味付けで、新鮮な胆のほんの少しほろ苦い味を大切に味付けされている感じで、とても美味しいです。
この胆の煮物が20個ほど有ればそれだけで美味しい冷酒が3合は飲めそうです。
車なので飲めないのが残念。
頭の佃煮は店主曰く「これだけは味をしっかりつけないと負けてしまうので味濃い目だよ」と言ってくれましたが、まさにその通り頭はよくある佃煮の味付けでした。
しばらくつまんで楽しんでいると、次の椀物が出てきました。
冷たいおわんで玉葱の丸ごと煮とつみれでした。
これも上品な味付けで美味しい。
そして最後の鰻重
入店してからしっかり45分ぐらいかかって出てきました。
鰻は若干細めですが、身は厚く美味しかったです。
タレも程よく、ご飯も美味しく炊けています。
お重と一緒に出されるのは肝吸いではなく赤だしでした。
この赤だし、大ぶりの国産シジミが沢山入っていて、シジミの身も食べられるぐらいでした。
「夏で汗かくだろうから、ちょっと味噌濃い目にしてあるよ」といってお客さんの体のことも気遣ってくれているようです。
この後乗馬に行く私としては塩分、ミネラルの補給に丁度良いです。
全体的に凄くちゃんとしているし、味付けも上品で繊細です。
そしてチャキチャキのお母さんが素敵なお店でした。
夏ばてしそうになったら、鰻とお母さんの元気で充電しにまた行きたいと思います。
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