以下の内容は、事故を起こさないように、スピードを出していなくてもまがさすと事故は起こる、事故に遭遇したときの対処の反省点、等など、色々な気持ちをこめてあえてブログ上で記事にしました。
当事者の方は色々な意味でショックな出来事と思いますので、この記事を読んで1198sのライダーが誰か分かった人も、ご本人にはあまり触れない様にお願いします。
4月18日私のST3を購入したDucatiショップの企画するツーリングがあったので参加してきた。
ツーリング自体は勝沼南ICから精進湖へ出て富士宮に寄り道してから、富士山スカイラインを通って御殿場へ抜けるというお手軽ルートだった。
富士宮へ寄るまでは、まあ普通のショップのマスツーの典型と言う感じ。
ちょっと高速でスピード出しちゃうのがドカのお店らしいといえばドカのお店らしい・・・
富士山スカイラインに入って水ヶ塚を過ぎたあたりでアクシデントは起こりました。
たまたま、私は最後尾を走っていたのですが(それまでちょっと飛ばして4輪を抜いて上ってきたので本隊を待ってやり過ごしてから合流したので)直前を走る1198sが右コーナーの頂点あたりで外に膨らんでいって、丁度切れ目だったガードレールの始まる場所にフロントをぶつけて大破。
そんなにスピードが出ていなかったので、私は減速しつつ1198sとライダーを目で確認してすぐ先の道の端にバイクを停めて駆け戻り・・・
そのときには1198sのライダーは起き上がっていました。
すぐに怪我をしていないかを確認。
ジャケットの肩辺りが破けているが、両足で立っているので足は折れてなさそう。
腕も動くようでその辺も大丈夫そう。
そこまで確認して、状況を見た。
バイクは自衛隊の演習場への入り口の切れ目でガードレールが無くなったところから、ガードレールの始まりの箇所につ込んでいて、その反動でバイクは180度回転して、ガードレールの下に挟まっている。
人間がガードレールとバイクの間に挟まらなくて良かった・・・
バイクが挟まっているのが右コーナーで180度回るところの頂点付近。
Rは小さくないのでヘアピンカーブという状態ではないが、この場所でバイクをレスキューするのは後続車が通るのが危険。
ST3に戻って、使う事は無いだろうと思いながら積んであった発炎筒を取り出す。
走って道を戻ってコーナーの入り口から見える辺りに上っていく、その間も後続車は来るので手で合図しながら減速してもらい、安全によけてもらえるようにする。
適当に上ったところで発炎筒を着火・・・って発炎筒ってどうやって着けるんだっけ?
確かマッチのようにこすれば着くはずが・・・
こするところがキャンプの底に有ると思ってたら筒状に成っている横にありました。
焦っていると分からないものです。
発炎筒を道に置いてバイクへ戻ります。
バイクをガードレールから引き出そうとするもレバーがガードレールの向こう側へ行っていて引き出せません。
ようやく二人がかりでバイクを無理やり傾けてガードレールから引き出すことに成功。
次にバイクを起こします・・・
あれ?左ハンドルが無い?
右ハンドルも変な方向に曲がっています。
転倒したライダーが起こそうとするので、それを制して(どこか怪我をしているかもしれないので)私がガードレールとの間に入って、曲がった右ハンドルを持って、よっこらしょっと起こします。
二人がかりだった事もありますが、流石に1198は軽いです。
ST3だったらあの角度では起こせなかったかも・・・
一旦スタンドを出して、一応バイクの有るべき姿勢に戻りました。
ここまで来たら後少し、安全な場所に大破した1198sを移動・・・
うわ~ギアが入ってる・・・
左ハンドル無いからクラッチ切れない・・・
右に切れた状態のハンドルは戻らない・・・
にっちもさっちも行かない状況で二人で奮闘していると、発炎筒をみて減速して通り過ぎていた車のドライバーさんが通り過ぎてから車を停めて降りてきてくれました。
「何か助けようか?」と言われたので、「押すのを手伝ってください」とお願い。
3人がかりでようやく自衛隊の演習場の入り口のわき道へ大破した1198sを移動することが出来た。
教訓として全ての考えられる事をまとめておきたい。
事故の発生原因。
まったくもって不明。
峠道だったけど限界スピードで走っていたと言うよりはマスツーの状態で隊列の形のまま走っているぐらいのスピードだったので、オーバースピードという理由ではなさそう。
ギアが抜けたのかしれないし、自分が意図したスピードまで減速出来なかったのか・・・
たまに私もマスツースピードで走っている峠でなぜかラインが上手く取れず”ヤバッ”っていう事は有りますが、もしかしたらスピードを出していないがゆえに集中力が落ちている時に、たまたまラインをミスったというかそんな感じなんじゃないかと思います。
1198sなんだからリアブレーキを当てるとか、さらに倒しこむとかすればいくらでもリカバリーは出来るスピードだったけれども、最後にガードレールの先端を見てしまって目線がアウト側に行ったのかもしれません。
事故の対処について。
バイクでも発炎筒の携帯は必要だと思いました。
出来れば2本携行したほうがいいと思う。
(1本だと5分ぐらいしか時間が無い)
発炎筒を置けばいちおう、後続車は減速して注意しながら進入してきますので、救護や救難に集中出来ます。
もし、発炎筒が間に合わないほどなら通行車両を停めて手伝ってくれる人を増やして、人間が後続車を減速させる合図をすれば良いです。
私は最後までヘルメットを脱がずにやってました。
ヘルメットを脱ぐ暇が無かったからです。
これは良かったのか悪かったのか・・・
走り回って、160キロの車体を押して引いて・・・ゼエゼエになってしまって、ヘルメットは脱いだ方が動きやすかったかも。
このバイク、Ducatiショップの試乗車で乗っていたのはこの日のツーリングを開催したショップの人。
まあ、怪我はそれほどでもなさそうだし、バイクも参加者の個人所有のじゃなかったのでその辺が不幸中の幸いかな?
274万円のバイクが・・・廃車になるか、修復しても相当の金額に成ることでしょう。
ちょっとショッキングな画像なのであえて小さめに編集。
最後にまとめ
やっぱり事故というのは嫌なもんです。
安全運転で事故が無いよう、そしてもらい事故なんかにも遭わないよう、常に気をつけた運転をしなければ・・・
ライテクについても、早く走る為ではなく安全な速度で走りながら、何かミスが有っても色々なリカバリーが出来るような、そういうテクニックは鍛錬しなきゃならないとおもいました。
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