職場の近くの路上にも、お昼時になると色々なフードトラックがやってくるのですが、最近になってお好み焼きを売るフードトラックがこの界隈に出現するという噂を、職場の日本人に聞いた。
そりゃぁ、出身地が関西な日本人にしてみれば、お好み焼きはソールフードです。
しかも、何でも買えるニューヨークにしてはまともな美味しいお好み焼きが食べられるお店はそうそう無いのです。
なので、それ以来ランチタイムの外出時には道ばたをきょろきょろしていたのですが、ついに発見しました。
どんなメニューが有ってどんな値段なのかおそるおそる近づいて確認してみると・・・
どうやらBentoBoxというのがお好み焼きとチキン照り焼きと卵焼きの3つがセットになったものが$10.00という一つだけのメニューの様だ。
そして、こちらの細かい説明では・・・
マヨネーズ等のソースなどの追加は無料で、追加トッピングが$1.00、照り焼きチキンか卵焼きの追加は$3.00、お好み焼き本体をダブルにすると$4.00とあります。
この際だから思い切ってダブルお好み焼きのBentoboxを注文。
トラックの飾りが日本風だからといって、やっているのが必ずしも日本人とは限らない、つ~か、こういうシチュエーションでもやってるのが韓国人というパターンが多いこちらでは、いきなり油断して日本語で注文しても通じない事が多いですので、まずは英語でオーダー。
トッピングがデフォルトで2種類チョイス出来るとの事。
豚、小エビ、キムチ、チーズから選べる。
私はダブルお好み焼きのオーダーなので、豚とエビ、豚とキムチをチョイス。
私の前にオーダーしていたアメリカ人っぽい女性2人の注文を処理し終えると、おもむろにお好み焼きを焼き始めます。
焼くと言っても粉から焼き始めるのではなくて、一旦焼いてあるお好み焼きを鉄板で再度温めるという感じ。
確かに、粉から焼き始めると火力も要りますし時間も掛かります。
それを見越してお客さんが来る前に日本の縁日の屋台のように沢山焼いておかなければなりませんが、そうすると小さなトラックでは無理です。
なるほど、事前に半完成してあるお好み焼きを鉄板に載せて温めて完成するという、トラックで販売するためによく考えられたやり方だと思います。
調理中にトラックの主人が英語で「駅前のビルに勤めてるの?」「と言う事は○○関係の会社の?」とか聞いてきたので英語で会話していると、突然日本語で「え?じゃ日本人ですか?」と切り替えられたのでちょっとビックリ。
なんと、やっているのは日本人の若いお兄さんでした。
それから、お好み焼きが温まって完成するまで、日本語で色々とお話しました。
「もうちょっと経験を積んでお客さんが来てくれるようになったら駅前で出店したい」とか・・
なにやらやはりこちらのフードトラックでも縄張りとか島とかが有るようで・・
現在はJersey Cityのフードトラック協会のようなところに加盟して、そこの傘下で路上に出店しているとか・・
そして良く有るお弁当のケースに盛りつけて完成。
照り焼きチキンというのは焼きと言うよりも煮付けてある感じのチキン。
でも、醤油味で日本人にとっては懐かしい味です。
そして卵焼きも完全に日本風の味。
よく見ると、白髪ネギや胡麻、天かすやワケギなど、細かな物が乗っていて丁寧な仕事ぶりです。
こちらのフードトラックとかに良く有る、ドン・バーンみたいな作り方ではありません。
そして、気になるお味は・・・
うん、ちゃんとした正真正銘、日本の味のお好み焼きです。
お好み焼きそのものがニューヨークでは貴重ですし、だらにフードトラックで日本の食材を扱っているなんて他には無さそうですから、是非成功してほしいです。
数年後にはマンハッタンのど真ん中で行列の出来るフードトラックに成ってたりして・・・
お好み焼きの味自体はアメリカ人にも受け入れられやすい(アメリカ人の好きな味)ですから、ぜひそうなってほしいです。
TwitterやFaceBookも有るみたいなので、ちょくちょくチェックして、近くに来ていたらお昼に利用したいと思います。
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