引っ越してから約半年、最寄り駅の飲み屋や店屋さんは、ほぼ制覇してしまったので電車で新しい飲み屋を開拓。
柏の「やたいち」というおでん屋さんに行ってみました。
お店はほんと分かりにくいです。
場所的にも柏駅の西口から繁華街のはずれ、もう10メートル先は国道6号という場所にあります。
しかも入り口の扉はまさかおでん屋さんへの入り口とは思えない、茶室のにじり口とまでは言いませんが大人なら腰をかがめて頭を下げて入らなければくぐれないぐらいの高さです。
窓も無し。
腰をかがめて入り口の引き戸をくぐると先に入っているお客さんに頭を下げながら入店する感じになります。
そしてお店を見つける手立てはこのちょうちんひとつだけ。
最初に通ったときに見落として、Googleマップではこのブロックに必ずあるはずと確認しながら2週してやっと気がつきました。
隣の「海ぼうず」という明るい居酒屋が目印になりますが、隣が明るすぎて見落としがちになります。
いつもの箸袋・・・が無かったので、こんな感じ。
お店に入るとカウンターのみ。
私が椅子と箸の並んでいる数を数えたら11席ありましたが公式なところでは10席と書かれています。
メニューはこんな感じ。
この他に、黒板につまみが何種類も、そして黒板にも書いてないけど今日の特別メニューを店主が抑揚の無い早口で喋ってくれます。
この日は天然鰤の良いのが入っているとの事で、鰤の刺身かカマ焼きかハラミの塩焼き、その他何種類かを言われたのですが、その中からハラミをチョイス。
本当はカマを食べたかったのだけれど大ぶりな鰤だったので、店主が「お一人では多いかも」と言われたのでハラミに変更。
おでんは玉子とこんにゃくと厚揚げを注文。
関西風の透き通った鰹出汁の効いた上品な味付けです。
おつゆも飲んでくださいと言うことだろう、レンゲも付いています。
小口切りのワケギが乗っているのも良いです。
日本酒や焼酎は席の後ろにストックされていて、冷蔵庫を含めてお客が勝手に開けて飲みたいものを選ぶシステム。
また、甘口や辛口、すっきりしたのとか好みを言うとその日にある日本酒の中から店主が好みに合うのを選んでくれるらしいです。
私は鳳凰美田の新酒があったのでそれを注文。
日本酒は何を選んでも1杯750円だそうです。
おでんのおかわりに大根と厚揚げ。
この日は大根は普通の青首大根と聖護院大根があるとの事だったので、聖護院大根を選びました。
ゆずの皮が乗っていて良い香り。
携帯向けの編集しか無いですが、お店のホームページが有りました。
それを見ると入っているお酒の種類とか、今日の日替わり料理とか日替わりおでんが見られます。
また、店主の日記もあり、合わせて読んでいるとおでん以外の料理にも凝っていて、旬のものを使って美味しい肴を提供することに気を使っている店だということが良く分かります。
店主は喋り方が滑舌悪い感じな上にちょっとシャイな感じなので愛想が悪いとかそういう風に受け取られがちかもしれませんが、いえいえこの料理を見ていると情熱とサービス精神は旺盛で、美味しいものを楽しく食べて欲しいと言う思いが伝わってくるお店でした。
生ビール一杯と日本酒を4杯(たぶん3合ぐらい)で5千円と少しなら料金も良心的です。
電車遠征1発目で良いお店を発見しました。
でも、帰りの電車で乗り継ぎ悪く帰宅に手間取ってしまった・・・
この店が家の近所に有れば良いのに・・・
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