ミズオオバコ
Ottelia alismoides


滋賀・能登川用水路
[トチカガミ科]
 道ばたや空き地に生えているオオバコに大きさといい形といいそっくりな草です。ですが、ミズオオバコは水の中に完全に水没して生活していますし、花の色・形は全くオオバコとは違います。

 ミズオオバコの花は淡い紅紫色の花を咲かせて綺麗ですが残念なことに一日花です。大型の水草なので水槽で育成する場合は雄大で大変見応えがあります。本州以西の池沼,ため池,河川および水田や用水路などで生育していて沈水性のl年草です。

 写真は滋賀県の能登川へそそぐ水深30cmほどのコンクリート製の用水路に大量に生育していたものです。この用水路には他にオオトリゲモオオフサモアサザフサモなどがありました。



分布等

項 目 説  明
 和 名 
ミズオオバコ(別名:ミズアサガオ)
 漢字名 
水車前草(水大葉子)
 科 目 
単子葉植物綱トチカガミ科
 学 名 
Ottelia alismoides
 分 布 
日本、朝鮮、中国大陸、台湾、オーストラリアなど。


草の特徴
項 目
説  明
生育環境
池沼などに群生する沈水性の1年草。
繁殖・越冬
種子。
葉の形
卵状広楕円形。
葉の先端
鈍頭。
葉の基部
くさび形。
葉の縁の形(葉縁)
波状全縁。
茎への葉のつき方(葉序)
叢生。葉は柔らかくひらひらしている。
 茎 
なし。
地下茎
白いひげ状の根を多数泥中に出す。
花のつき方(花序)
四角い花茎の頂に単性。





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