水槽冷却技術

真夏の水温上昇・・・
アクアリストの悩みの種ですね。

はじめに

ここで紹介している自作作業をする場合特別な資格が必要だったり、又は素人工事をすることによって起きた事故(水漏れや漏電、火災など)については火災保険等の保証外になるようなケースもある事をはじめにお知らせしておきます。

ここで紹介している自作を実施される場合はそういったことを十分理解して、安全性の確認は十分行われることをお勧めします。
もちろんここで紹介しているものの安全性や機能を私は何ら保証いたしません。
ここの情報をごらんになって実施される場合はご自分の責任で実施してください。

  1. 氷による冷却
    ペットボトル等に水を入れ冷凍庫で凍らせておき、それを水槽の中に浮かべる方法です。
    かなり効果がありそうに思えますが、実は1度程度しか水温を下げることが出来ません。
  2. 昼夜反転法
    水槽の照明って結構熱を発生します、暑い昼間には点灯せず涼しい夜の間に照明をつけます。
  3. 照明リフトアップ
    熱源を水槽から離し熱がこもるのを防ぎます。
  4. パソコン用ファン
    水槽冷却用の専用に売り出されているファンも同じ、部品を買ってきて自作すれば安く出来ます。
    これが結構効果的で水温を2〜3度下げることが出来ます。
  5. 小型冷蔵庫改造
    ビジネスホテルに設置されているような小型のワンドア冷蔵庫を改造して水槽用クーラーに流用するというのも、水槽用クーラーが廉価に出回るまではよくチャレンジされたDIYでした。
    ということで、昔から冷蔵庫をなんとか水槽の冷却に使用できないかと、チャレンジする人は多いようですが、上手く行く方法は見つかっていないようです。
    水槽用クーラーも10万円以下で購入できる時代ですので、危険な冷蔵庫改造利用はやめた方が良いです。
  6. 水槽用クーラー
    最近では各メーカーから水槽用クーラーが5万前後の値段で発売されています。
    しかし、廃熱と音は大変気になりますので5万円のクーラーを買ったが結局使っていないという状況にならないよう、購入にあたっては十分吟味して下さい。

    まず廃熱ですが、コンプレッサーが稼働している時には送風口から50度近い熱風が吹き出します。
    部屋の中で水槽用クーラーを設置するという事は部屋の中にエアコンの室外機を置く事と同じです。
    締め切った部屋では水槽用クーラーの廃熱で室温が5度や10度はかるく上昇します、リビングや寝室では耐えられない事に成るでしょう。
    また動作音も昔のワンドア冷蔵庫なみにしますので、寝室などでは気になる人も居るでしょう。

    水槽用クーラーはベランダなどに設置してホースをそこまで接続するような使い方が一番確実なようです。
    室内に設置する場合もダクトの様な物を使って廃熱を窓の外に送るといった工夫が必要です。
  7. 部屋まるごとクーラー
    水槽用クーラーを購入しても部屋の温度が40度を超えるような状況になってしまっては水槽を暖めながら冷やしているという状態になってしまいます。
    冷却ファンを使っても湿気と温度を逃がすために換気などしなければなりません。
    結局夏の2〜3ヶ月間部屋用のクーラーを使って室温そのものが上がらないようにする事が一番経済的だったりする事も多いです。
    最近の部屋用クーラーは消費電力も少なくなっていますし、なによりリビングや寝室の場合は人間様も涼しく過ごせますので、枕元からぶんぶん言いながら熱風をはき出す水槽用クーラーと添い寝するよりもずっと良いと思います。(ってそんな環境の人は少ないでしょうが)


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