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本コンテンツはwebサイト「日本の水草(THE WETLAND PLANTS)」を開設されていた桃井さん(ハンドル名:MOMO さん)から移管されたデータを再編成したものです。



水草の写真撮影



 水草の写真撮影などとおおげさな題がついていますが写真撮影の「入り口駄弁編」です。まだカメラに慣れていない方がぶらっとフイールドに出かけるときに多少でも参考になればと思っています。
で、説明もなるべく軽量で身軽に水草探訪が出来るように35mmカメラに限りました。

 また、最近はやりのデジタルカメラやスキャナーを使ってコンピュータで加工する(電子画像化)ということをにも若干触れました。
いづれもわたしがやってる方法ということで、あれやこれや......ご容赦下さい。



目次


カメラは一眼レフが良い    目次↑

 水草の撮影で使うカメラは、一眼レフが最適です。水草の写真は被写体が小さいですから植物に近づいて撮影をすることが多く、レンズを通して実際に写る範囲がその場で判る一眼レフはとても便利です。

 一眼レフ以外のカメラはファインダーの視野が実際のレンズの視野とのずれ(パララックスといいます)が出ますから出来上がった写真はどこかがチョン切れたりします。
 わたしはコンパクトで軽量な35mmの一眼レフ(私はニコンF3を愛用しています)をメインにし、予備カメラとして広角のコンパクトカメラ(リコーR1)をたいてい胸のポケットに入れています。

 本当は中型カメラを使いたいのですが、中型カメラ(ハッセルブラッド、ペンタックス67など)はカメラもレンズも重たいので撮影のためにあちこち移動するときはあまり使っていません。

デジタルカメラについて
 デジタルカメラの高性能化・低価格化は素晴らしいものがあります。解像力もあがりコンピュータ処理をするには絶好の器具になっています。私も最近はフィールドへ出かけるときは必ず持参するようにしています。
 特にこのカメラは、ちょっと一枚だけ撮りたいという時はとても便利です。また、名前が今一つはっきりしないときに何枚もいろいろな角度から撮っておいて後で調べるには重宝しています。
 最近では接写も望遠も出来るものも出ています。ただ植物の撮影でよく使う接写ではピント合わせが今ひとつ不満です。(私はNikonCOOLPix990)
 一方では、写したら結果をすぐ見れる、フイルムの心配が無い手軽さ、コンピュータへの取り込み易さ、など大きな利点もあり、昔ながらの銀塩写真とは用途を分けて使えばとても便利なカメラです。



レンズは何が良いか    目次↑

 レンズは焦点距離90−105mmクラスの単焦点マクロ(マイクロ)レンズを多用しています。それと、35- 70、80−200mmのズームレンズをたまに持っていきますが実際に使うのはほとんどがマクロレンズです。
 レンズはなるべく明るいものがやはり良いのですがF値で4−5クラスでもレフ板(ダンボール紙などに銀紙を張ったものでも代用できます)などを用意しておけば実用的には十分です。
 (F値:レンズの明るさで絞りを全開にしたときの値でもあります(最大絞り値)。このF値はレンズの焦点距離/有効口径で求められ、50mmの焦点距離で有効口径25mmの場合はF値=2となります)

 また、水草をクローズアップで写したいときは、わたしはクローズアップレンズを使っています。このクローズアップレンズは、カメラ本体に装着されているレンズの前面に 「ねじ込み式」でつけます。そのため素早く装着できるし、それに このレンズは安価ですから倍率の異なるものを数枚ポケットに入れておけば大変重宝します。

 近接撮影では、ほかに「接写リング」がありますが、これはレンズとカメラのボデイの間に装着します。わたしはレンズをいちいち外して装填するのが面倒なので使いません。

 フィルターは、円偏光フィルター(C-PLフィルター)だけは必ず持参します。水草は水辺にありますから(当たり前ですね)光が水面で反射して、出来上がりが見栄えの悪い写真になってしまいます。
 円偏光フィルターはこの反射を押さえてくれたり、草の表面の乱反射光を除去してくれますから便利です。その他の様々な補正フィルターは使っていません。
 なお、「円偏光フィルター」のほかに「偏光フィルター」と言うのがありますが、ここでは「円偏光フィルター」をおすすめします。




三脚は持っていく?    
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 三脚はいつも、持っていこうかどうしようか 悩みます。もちろんあった方がよいのは判っているのですが、フイールドでは長靴を履いて忙しくバタバタ歩き回りますから、同行者がいるときはいちいち三脚を立てていてはどうしても迷惑をかけます。それに大きくて持ち運びに邪魔になるんです。
 慣れないうちはむしろ高感度フイルム(ISO400クラスで良い)を使った方がよいかもしれません。これくらいの感度ですとシャッター速度を早くすることが出来ますから手ぶれも防げます。

 三脚は中判カメラでは必須のアイテムですが、機動性を売り物にしている35mmカメラでいちいち使っていたのではくたびれます。シャッター速度も慣れれば1/30位は手持ちでもブレませんから がっちりカメラを構える練習をした方がよいかもしれません。
 しかし、一人で野外へ出かけて時間を気にせずに撮影できる場合は、持って行きたいものです。特に全面的にしっかりピントを出すにはレンズの絞りを絞り込んだ方がよいわけですから必然としてシャッター速度は遅くなります。したがって、この場合は三脚は無いよりはあった方がよいということになります。

 さて、フイールドでの三脚の使い方ですが、背の低い草をローアングルで撮影したいことがままあります。この場合、カメラを地表近くに構えなくてはなりません。三脚の足を目一杯広げれば地表近くでカメラをセットできる三脚が便利です。いろいろな野外撮影用の三脚が売り出されています。(ちなみに、わたしは大小さまざまな三脚を5本ほど持っていますが撮影目的に応じて使い分けています。)
 あるいは、低アングルの撮影が可能な小型の三脚を別に準備するという方法もあります。ただ、小さい卓上の三脚は実際にカメラをセットして試してみませんとカメラの重さのためにカメラ自体がお辞儀をしてしまって役に立たないものもありますから注意が必要です。

 また、三脚は、カメラ雑誌などにはよく「大きくて重いのが良い」というように書いてありますが(その通りですが)体力のない方はあまり無理しない方がよいと思います。あちこち歩いて移動することが多い場合には結構くたびれてしまい大変です。
 三脚が軽くても写す相手が動かない水草なのですから三脚の足を出来るだけ開いてがっちり据えてそっとシャッターを押せばブレも押さえることが出来ます。風が吹いているときは風が収まるのを気長に待てばよいですし・・・。
 どうしてもブレが心配ならセルフタイマー(今のカメラにはたいていついています)やレリーズ(左の写真のシャッターについているケーブル状のもの)を使えば少しはブレの心配はなくなります。
 なににせよ、いくらがっちりした三脚を持っていても乱暴にシャッターを押せばなんにもなりません。

 三脚を持参している場合はシャッター速度をかなり遅くすることが出来ます。
シャッター速度を遅くすることが出来るということは、絞りの目盛りダイアルの数字を大きくすることが出来る(絞り込む)ということになるのでピントの合う範囲が近くから遠くまで深まるということになります。

 もし、撮影後、写真を電子画像化をする場合は、カメラの絞りを大きく絞り込んでシャッタースピードを遅くします。これによってピントの合う範囲を大きくします。背景のボケなどはコンピュータで修正できます。ただし風の強い日はいくら写す相手がじっとしている草でも、風に吹かれて動きますから丁寧に写しましょう。




ピント合わせ    
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 水草はだいたい緑色をしています。ヒツジグサのように紅葉をする草もありますがほとんどが緑色や暗緑色です。ですから夏になって元気よくあちこちの草が茂り出すと写そうと思う草と周りの草との区別が困難になることもあります。カメラだって当然ねらい通り焦点を合わせるのが難しくなります。(被写体の周囲の草を手で少しどけたりして整理しましょう。) 
 現在はカメラが狙った被写体に自動的にピントを合わせてくれるカメラが出回っていますが、この機能を使ってもなかなかピントが合ってくれないこともあります。できたらピントは手で自分が写したい水草にしっかりと合わせたいものです。

 なお、写した写真をコンピュータで処理し友人などに見せる場合や、ホームページの作成用の写真などの時は、コンピュータの特長を生かしてちょっと工夫します。
 コンピュータ処理を前提にするのならカメラとコンピュータで作業を分担する事が出来ます。この場合は、写真全体に前景も後景もピントが合ってる(パンフォーカス)ほう方が処理しやすいと思います。
 被写体の背景をぼかして被写体の水草を目立たせたい時は出来るだけ焦点距離の短いレンズを使い、さらにカメラの絞りを少し絞って(絞りの数字を大きくする)被写体の手前に焦点を合わせます。つまり全体的にピントが合うようにします。(被写体が小さいときは自分が被写体に近づいて写します。)

 こうして写した写真は「フォトショップ」などの画像処理ソフトでいろいろと自分の好みに加工することが出来ます。
 コンピュータでは、撮影の段階でぼかした背景をシャープにすることは出来ませんが、シャープに撮れているものをぼかすことは出来ます。またトリミングや色の補正なども自由に加工できます。ですから、コンピュータの加工を前提にするなら、オリジナルの写真はなるべく焦点深度を深くし(f=8から16)全面にピントが合っている方が後から修正がしやすいです。



ストロボ(フラッシュ)    
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 ストロボ(または、フラッシュ。ニコンではスピードライトといいます)は暗いところや朝晩の光の弱いときなどに使いますが ストロボは使いこなすのがかなり難しいものです。光を当てる角度や強さなどがどうも上手くいきません。わたしもいつも苦戦しています。早く言えば下手なんです(^^)
 ストロボの専門的なことは省きますが、カメラと一体で最初から組み込まれているストロボは特に使い難く、水草の撮影に限っていえばほとんど用をなさないように思います。
 カメラに組み込みのストロボはもともと有効な距離も短く(2−3m)、直接ストロボを被写体に向かって発光しますと手前がいやに明るくギラギラし、逆に少し離れたところは暗くなると言うバランスを欠いた現象が起こります。
 さらに、カメラに組み込まれている関係で、被写体に斜めから光を当てることはできません。基本的には常に正面での発光になりますから出来上がりの写真は面白くありません。反射版を使えばかなり調整できます。

 水草の場合は樹木などとは違って被写体が小さいですから接近して写すことが多くあります。このあたりが水草の撮影の特徴かもしれませんが、被写体に30cmくらいまで接近して撮ることなどはしょっちゅうです。
 そのためカメラ自体に組み込まれているストロボでは発光させても被写体が近すぎてストロボの有効範囲に入らないことがままあります。

 ストロボを直接被写体に当てないで写したり、大型のストロボをカメラから少し離して発光させたり、別のストロボを同時に炊くとか いろいろなテクニックがありますが、これも慣れないと難しいし面倒です。(しかも出来映えは現像してみないことにはうまくいったかどうかは判りません)
 と言うことで、わたしは水草を撮影するときは実はストロボはほとんど使いません。もちろん取り扱いに慣れている方はこの限りではありません。

 レンズを囲むようにして発光させるリングストロボというものがありますが、これも思い通りに撮るにはかなり慣れませんと上手くいかないです。わたしは何回も挑戦してみましたがどうも結果が安定しなくて.....あまり使いません。

 さて さて、そこで、どうしても明るさが欲しいときは、ストロボの代わりにレフ板(銀レフ)を使っています。これは銀紙やアルミ箔を板などに張ったものですが(市販もされています)、太陽光やストロボの補助としてその反射光で被写体の暗いところを明るくしてやる方法です。
 これは簡単に自作できます。段ボールに台所用品のアルミホイールをクシャクシャにして張るだけで反射光が利用できますから安上がりです。乱暴に扱って壊れてしまってもまた作ればいいのですから便利です。
 ストロボの効果が判らないままに たくさん撮って、出来上がってから失敗を確認するというのはつらいことです。その点、レフ板ですとファインダーを覗けばその場で明るさが判りますから安心です。

 蛇足ですが、タヌキモなどのように接近しにくいところの水草はいったん水からあげてクリネックスなどで少し水気を取ります。多少でも腰がある水草でしたらこの方法で十分撮影できます。この場合はスローシャッターで処理し、ストロボは使わない方がよいと思います。明るいところへ持ち出して自然光で撮ったほうが結果が良いようです。
 ただし、フサタヌキモのように腰の柔らかい水草は水からあげたとたんにペチャッとなってしまいますからちょっとこの方法は無理です。この場合は、正方形のガラス容器などに移して横から写すことになります。
というようなことで、わたしはストロボより反射板をおすすめします。


露出は難しい    
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 正確な露出を測るためには露出計が必要ですが、わたしは35mmカメラについている露出計で代用しています。専用の露出計は35mmカメラではほとんど使っていません。以下はカメラ付属の露出計を使った場合です。

 カメラについている露出計は被写体に当たって反射してくる光を測って露出値を決めています(反射光測定)。最近の35mmカメラでは測光の仕方もファインダーの中央部を何点か測定してその平均を出す中央部重点平均測光とか、ファインダーの真ん中のごく狭い範囲を測定するスポット測光などいろいろ工夫されています。スポット測光はあちこちを測って自分なりに考えなければいけませんから、わたしは面倒なので中央部重点平均測光を使っています。

 さて、ちょっとややこしい話に入ります。
 水草の花は白や黄色が多いのですが、花のクローズアップなどをポジフィルムを使って撮影するときはカメラが自動的に決めた露出を少し補正する必要があります。
 簡単に言いますと、たとえば、白い花などを見たままに白く写そうとする時は絞りを少し開け、逆に暗いものは少し絞ります。ちょっと考えると逆のようですが、これはカメラの自動露出計算はグレーを基準にして露出を計算していますから被写体をグレーにして写そうとするからなのです。

 白い花を撮る時の例でいいますと、白はグレーより明るい色ですね。そこでカメラの自動露出計はグレーに近づけようとします。グレーを中心に考えますから白をグレーにするには(暗くするには)絞りを絞り込もうとします。ですから写った白い花はグレーっぽい色になるのです。ですから白い花を白のままに写したかったら自動的に決められた絞りを手動で絞りを少し開く、ということが必要なのです。. . . . . ややこしいですねぇ。
 これはカメラがグレーを基準に露出を決めているからなので、これは約束事ですからしょうがありません。ちなみに、すべての色をごちゃ混ぜにするとグレーになるそうです。
 ただし、これは(露出補正といいます)慣れるまで少し難しいですから写真の専門書や雑誌を読んで勉強してください。

反射光:被写体から反射して来る光の量。(カメラ側で測れる)
入射光:被写体にあたっている光の量。(被写体側で測る)



フイルムはなにが良いか    
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 いくら水草が緑一色といっても、草の写真を図鑑的に撮るのならカラーフイルムがよいと思います。ネガフイルムかポジフイルムかは人によって好みが違いますが、わたしはどちらでも良いと思います。
 慣れないうちはフイルム感度がISO400くらいのネガフイルムが安全かもしれません。ただ、ネガフィルムの場合は写真屋さんによってずいぶん色合いが違ってくることがありますから あんまり自分のイメージと違う写真ができてきたら写真屋さんに問い合わせて焼き直してもらいましょう。

 さて、ネガフイルムは多少撮影の時に露出がおかしくても焼き付ける段階で調整できるのですが、ポジフイルムはこの許容範囲が狭くて後からでは何ともなりません。逆にいいますとポジフィルムは撮影するときに正確に露出を決める必要があります。

 ということが今までの考え方ですが、写真をコンピュータ処理するのであれば事情は少し異なってきます。画像処理ソフト(PhotoShop-フォトショップなど)を使えば、少し極端ですがネガフィルムだろうがポジフィルムだろうが、かなり後から修正が出来るからです。ですからコンピュータ処理を前提にするならどちらでも良いと言うことになります。(ずいぶん荒っぽい言い方ですみません。写真に慣れない方がこんなことで悩むことはない、ということです・・・)


便利な小物など    目次↑

 ここでは、フイールドの撮影に持っていけば役に立つものを少しあげました。

偏光グラス(偏光メガネ)
 何しろ水辺ですから水面の光の反射は当然ありますので、魚釣りと同じで 水の中を覗くには偏光ガラスの入ったメガネがあると便利です。

シャワーキャップ
 ホテルなどに置いてあるシャワーキャップ(シャワーを浴びるときに頭にかぶるビニール製の帽子)はフイールドで急に雨などにあったときにすっぽりとカメラにかぶせることが出来ます。カメラの機材屋で専用のカメラ用の雨具も売っていますがシャワーキャップで十分代用できます(しかも無料です)。

フィルムケース
 自生地で種子などを採取して入れておくのに便利です。油性のマジックペンでケースにメモを書いておくこともできます。この場合、フイルムケースに小さな穴をいくつかあけておくと採取した種子の蒸れを防げます。

予備の電池
これは便利な小物というわけではありませんが、デジタルカメラを持っていくときは忘れないように。デジタルカメラは電池がなくなると全く役に立ちません。しかも電池の消耗は激しいですから必ず予備を持ちましょう。撮影現場は人里はなれたところが多く電池の購入は難しいので予め購入しておきましょう。



スキャナー(写真の読み取り)    目次↑

 大きく分けて、スキャナーは現像済みの35mmフィルムをスキャンするフィルムスキャナーと印画紙にプリントされた写真や中大判フィルムなどをスキャンするフラットスキャナーなどがあります。いずれも光学的にフィルムやプリントなどを読み込んでコンピュータに画像情報を取り込みます。

 画像データの取り込み後はコンピュータで画像処理ソフトなどで自由に加工をすることが出来ます。フィルムをスキャナーで読みとるときは、ポジフィルムはネガフィルムに比べてフイルムを直接目で見ることが出来ますからスキャンする写真の選別はネガフィルムよりは楽です。

 スキャンのポイントは出来るだけ細かいレベルでスキャンをします。かなり大きなデータ量になりますが後で修正しますから最初の画像情報の取り込みは細かい方がよいです。大きな画像を小さくすることは出来ますが小さな画像を大きくすることは出来ません。無理に大きくしても画像が汚くなるだけです。



写真の加工(コンピュータ処理)    目次↑

 わたしは画像処理ソフトはフオトショップしか使ったことがありませんのでフオトショップを念頭に置いて書きます。

 フオトショップには様々な機能がありますが、画像の大きさ、コントラスト、明暗、色合い、ぼかし、シャープ、トリミングなどが代表的な機能です。
 このソフトをうまく使えば従来は撮影の時に神経を使っていたことの一部がコンピュータで加工出来ます。加工に失敗しても原画を保存しておけば何回も修正が出来ますから大変便利なものです。

 ただ、あまりコンピュータの補正に慣れますと、「どうせ後で修正すればいい」ということで、撮影そのものが「雑」になりがちですので注意しましょう。(これはわたし自身が自戒しているということで...。)

 フオトショップの使い方そのものは、ここでは省略しますが、いずれにしろ電子画像処理を前提にした場合の写真の撮り方は、後処理でフオトショップをどれほど使えるかということと関連します。

 また、画像処理ソフトの取り扱いに習熟すれば、写真は電子画像作成のための下絵として考えることもできます。事実、そういう使い方をしているプロの方もいますが、本来の写真とアニメの境界線が曖昧になってきてしまいます。
 このあたりはいろいろと議論もあるでしょうが、わたしとしてはやはり銀塩写真にこだわりたいものです。- これは独り言です(^^) -




 さてさて、少しはお役に立ちましたでしょうか。
 かなり自己流ですので異議のある方もいらっしゃるかと思います。
 使うフイルムはネガでもポジでもどちらでも良いなんて書きましたが、気軽に、簡単に考えて、楽しんでほしいと思います。
 あまり細かいことにはこだわらないでどうぞ写真を楽しんでいただければ幸いです。

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