よしを’S質問箱
- Q639.殺菌灯について教えてください
- 【春日ひかりさんからの質問】
こんばんわ、春日ひかりと申します。
自作ページでは参考になりました。
さて、私の環境は60cm・45cmの2本がメインで、30cmは病気が出たときのトリートメント用に用意しております。(使ったことがありませんが)
水草の植え替え等の時に水をなるべく残すよう大きなバケツに入れておくのですが、水が結構黄ばんでいます。
病気が出ないので3分の2は元の水槽に戻してしまいますが、殺菌灯を使えば黄ばみが無くなると聞きました。
しかし、殺菌灯は結構高価でかつ交換部品もなかなか届かないとも言われています。
水換えがもっとも効果的なのは分かっているのですが、水草を沢山植えている関係上1週間に1回以上はできません。
黄ばみを消すためにはやはり殺菌灯がもっとも効果的なのでしょうか?
- A639.殺菌灯について
- まず、”水草の植え替え等の時に水をなるべく残すよう大きなバケツに入れておく”という一文がどういった動作を表現しているのかよく分かりません。
また、”換水が水草を沢山植えている関係上1週間に1回以上はできません”という表現も引っかかります。
もしかして、水換えを行うときには水草を全て抜いているということでしょうか?
また水草の植え替えをするときには水槽の水を全部抜いてからされているようにも読みとれます。
もし、そういったメンテナンスをされていないのなら問題ないですが、念のため水草水槽でのトリミングと水換えの一般的な方法をご説明させていただきますと。
水換え
まず三角定規のような物、又は専用の苔取り用具で水槽のガラス面に付いた苔を擦り落とします。
その後ホースで水を抜き、抜いた分の水を温度合わせ、塩素中和した水で満たします。
たったこれだけですから1回の換水の量や換水頻度はどうにでも調節できるもので、頻繁な換水を行うならガラス面の苔落としだって毎回やる必要がありませんので、水を抜いて入れるだけとなります。
そういった換水の方法ならさほど苦にもならないので、以外と簡単に出来ます。
トリミング
これは水槽や管理者の好みで水を半分ほど抜いた状態でやるのが好きな人も居るようですが、一般的には水槽に通常通り水が入った状態で行い、有茎草などは一旦抜いて草の下の方をカットしてまた植え戻すという方法をとります。
従ってトリミングと水換えは全然違うタイミングで行っても良いのですが、どうせ水槽をメンテするときには両方をやった方が手間が省けるということで、換水前後にトリミングをする人が多いです。
トリミングの時に底床掃除したり施肥したりする事も有りますし、基本的にトリミングを行うとゴミなどが舞ってしまいますので、トリミングしてから換水するというパターンが多いでしょう。
次に本題の水の黄ばみと殺菌灯についてですが、私なら絶対に殺菌灯の使用はお勧めしません。
淡水水槽で水が黄ばむというのはそれ以前に濾過がきちんと機能していないとか何か重大な問題があり、そのせいで植物性プランクトンの発生などにより、水が黄ばんでいる可能性が大きいと思うからです。
まずは日頃のメンテナンスで水槽の濾過機能が不安定になるような事はしていないか確認して下さい。
成分が不明な添加剤や肥料類をいろいろ取り混ぜて使っている場合は、一旦そういった物の使用を取りやめて下さい。
その上で水の透明度が悪いようなら、外掛け式や投げ込み式のフィルターに活性炭などをセットして現在の濾過装置と並列使用してみて下さい。
テトラのワンタッチフィルターなどが手頃でよいです。
活性炭装置は水の透明度が悪い間の一時的な使用でかまいません。
殺菌灯の使用はこれからの季節、無用な水温上昇をさせるという大きなデメリットも有るということをお伝えしておきます。
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