よしを’S質問箱
分類 @@#器具#@@
Q507.本当に吹く
【巨人ファンさんからの質問】
今回の質問は貴殿HPにおける低床物語「吸うか、吹くか、暖めるか」に関連したものですが、「本当に吹く」ってのは有効かどうかの質問です。宜しく御教授お願い致します。

私の云う「本当に吹く」とは、低床の一番下の部分にエアーカーテンをラインヒーターの如く波形にキスゴム等で固定させて敷いて、その上に低床(大磯砂)を敷き詰めるという形にしておき、それを例えば1時間に1回の間隔で1回につき10秒程度エアーレーションするというやり方です。

私の頭の中では、基本的に「本当に吹く=(吹く+暖める)/2」の図式と考えております。
更に、土壌バクテリアへの酸素供給のアップ?、装備が安価な点?やラインヒーターでの夏場の水温上昇回避?など、新たなメリットがあると考えております。
(あくまで私個人の頭の中だけの考えなので、大間違いのコンコンチキかも...)

でも、水草にとって本当に有効か否かの判断ができず、また新たなデメリットがあるかも知れないと考えて質問させて頂いた次第です。なお、本当に有効な場合、経験上どれくらいの間隔でどれくらいの時間エアーレーションすればよいかもご指導頂けたら幸いです。

60センチ標準水槽で20W2灯、大磯5〜8センチ。
エーハイム2213、みどボンで強制添加。
Aナナ、Nパールグラス、サウルス、ハイグロ、ルドウィジア、リシア、ウィローモス、マツモ
カーディナルテトラ、グローライトテトラ、オトシン、ヤマトヌマエビで合計30尾くらい

A507.エアーで吹く?
やったことはありませんのであくまでも想像でお答えいたしますが、たぶんお考えのような状態で底床の中に空気を通るとするならば、それなりに強い力でそれなりの量のエアーを送らなければならないのではないかと思います。
底床のガラス面の所を見ているとバクテリアの活動などで発生したガスと思われる気泡が底床の間に有ることを見つけられると思いますが、そういった気泡は思ったより粒が大きい場合もあります。
たぶん砂利の押さえ込みに水の表面張力があいまって砂利と砂利の間にガスが留まっているのだろうと思います。
ということはそれらの力を上回る浮力が発生しなければ送り込んだ空気は水中に逃げてはくれません。
大量のエアーを送り込んで空気がある程度の大きさの気泡になれば底床の間を通り抜けて水中に放出されるでしょう。

しかし、そのぐらいの勢いで底床の中を空気が通ったなら砂利はかなり動かされるでしょう。
場合によっては底床全体がかき回されるような状況になるかもしれません。
植えた水草も抜けてしまうでしょう。

エアーを送り込むという考え方は通水させるという事とバクテリアの活動のための酸素を送り込むという事については意味があるように思いますが、エアレーション停止時の最後の空気が底床中に多く留まってしまうでしょうから、そうなると砂利の中には空気に包まれたままの状態となる部分も出てくると思われ、そうなった場合バクテリアを含めた底床の状態としては何らかの問題が出てくるかもしれません。

底床にエアーを送り込むよりは通常の吹き上げ式かラインヒーターの使用の方が良いと思います。


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