よしを’S質問箱
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Q410.水中の溶存酸素量はいくらあっても良いのでしょうか。
【カメの源さんさんからの質問】
 先日の質問に続き恐縮です。最近ケージの中を見ていて気が付いたのですが、器具の裏等に気泡がびっしりと付着していました。
かなり水中に酸素があると思われますが、これが水草のケージだと二酸化炭素の不足が気になるところですが、水草を育てていない場合、濾材等に何か不都合がある事があるのでしょうか?
教えて下さい、宜しくお願いいたします。

A410.水槽に付く気泡
ガラス面を含めて水槽内に気泡が付く一番多い原因は、換水の水を汲み置きなどせず蛇口から直接水槽に入れている場合ですが、カメの源さんの環境ではそう言った事をされていないでしょうか?

上水道は浄水場から圧力を掛けて送られてくるため、蛇口から出たばかりの水は通常よりも酸素・二酸化炭素、その他のガスを含めて濃度が高くなっています。
それが水槽に入れられ圧力が無くなり、さらに温度が上昇したりして飽和度が下がり溶存ガスが気泡となって現れます。

通常はさほど影響は無いですがあまりにも溶けていたガスが多かった場合などは気泡となって現れたガスが魚の体やエラなどに付着して、通常の呼吸が出来なくなったり、または特定のガスが通常以上に血液中に溶け込んだりしてガス病という病気になったりするケースもあるようです。

水草水槽の場合は酸素・二酸化炭素ともに濃度が上がるため、蛇口から直接換水した方が水草の作る酸素の気泡が良く見えるように成り、見た目水草が元気になったように見える(CO2添加してない場合は実質的にも元気に成る)ので、特に好んで蛇口からの直接換水を行う人も居るようですが、換水する水量が多くて汲み置きできないといったどうしようもない理由が無い限りは出来るだけ汲み置き水で換水した方が良いです。

換水の水が原因ではなく水槽内の水草が光合成を行う事によって出来た酸素の気泡の場合は、そういった悪影響は無いでしょう。

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