よしを’S質問箱
- Q407.水温の上昇と病気について教えてください
- 【ティンキーウィンキーさんからの質問】
こんにちは よしをさんに助けてほしくて、かかせていただきます・・
最近気温も高くて暑い日がつづいていまして、水槽の水温も27度まであがっていました。
60センチの水槽に、プラティ2、ネオンテトラ12、ラミノーズ4、コリドラスアークアタス1、
クラウンローチ2、インパクティスケリー5、アルビノエンゼル3、グッピーのこども15、
(これは産卵箱にはいってます。)がいてるんですけど、ここ1週間のうちにエンゼルとクラウンローチが突然元気がなくなったとおもったらすぐみんな死んでしまいました・・・・。病気にかかってる様子も無くて、見た目も全然きれいなのです。それなのになんでなのか、わたしには全然わからず
ショックで・・・ほかの魚たちはぴんぴんしていて、グッピーのあかちゃんもげんきなのに、
体がおおきくて、すごい元気いっぱいだったクラウンローチとアルビノエンゼルが死んでいったので、なんかわからなくて・・私はまだ初心者で水槽たちあげてから4ヶ月しかたってなくて、でも水質はまめにチェックして、プラティですが、こどももたくさんうまれて、
そのこどもがどんどんおおきくなっていって、順調にいってたとおもったのですが、
夏ははじめてで、水温が上がってきてあたふたしてたところでそんなふうに死んでしまって、
何が悪いのかわからず、ただ見ているだけでなさけないのです・・。
やはり水温でしょうか 何の病気なのでしょうか・・おしえていただければうれしいです!
よろしくおねがいします。まとまりのない文章ですいません!
- A407.水温の上昇と弊害
- 水温上昇は色々と弊害が有ります。
水温が上がるとまず魚の体力が落ち病気になりやすくなります、一部の魚などは30度を超える時間が続くとそれだけで死んでしまうものもあります。
一般によく飼育されているネオンテトラやグッピーなどでも水温が35度を超えると危険な状態になります。
夏場外気温が30度を超える場合、締め切った部屋の中に置いた水槽では簡単に水温が35度を超えます。
また魚と同様濾過バクテリアにも影響が出ますので、魚が生きていても濾過能力が下がります。
その上水温の上昇は水中の溶存ガスの飽和度を下げますので、溶存酸素濃度が下がります。
あまりに暑い日に池や川の魚が酸欠で大量死する事が有りますがそれは温度上場による溶存酸素濃度の低下によるものです。
ですから日頃エアレーション無しでも飼育できる環境が、温度上昇する事によってエアレーション無しでは魚や濾過バクテリアの酸欠を招くという事になったりするのです。
以上の事を考えても温度が上がる事によって雪だるま式に悪い要素が増えていく事が分かってもらえると思います。
当然魚が死んでしまったり水が濁ったりといった直接的な結果に結びつかなくても、なんとなく調子が悪くなるという微妙な変化を招く事はどうしても避けられないほどです。
現在のティンキーウィンキーさんの環境ではまずアンモニアと亜硝酸の濃度に気を付けて、なるべくこまめに換水を行い水質の改善を心がけるべきでしょう。
水槽の温度上昇対策は技術集の「水槽冷却技術」を参考にしてみて下さい。
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