分類 | @@#水草#@@ |
私はもしかして「オランダプラントを上手く育てるコツを教えて?」っていう質問かと思って焦ってしまいました・・(^^;)
(だってそんな事なら私だって教えて欲しい(^^ゞ)
というわけで、雑誌でご覧になったとおりかなり難種ですから頑張ってください。
で、ご質問の液体肥料ですが、まず何を使うにしても少量から始めることが大切です。
添加量を変えても目に見えて変化が現れるのは少なくとも1週間以上経ってからです。
多くの場合は2〜3日で変化が見られないからと添加量や添加サイクルを増やしてしまって、気が付いたときには与えすぎで苔だらけということがよく起きます。
また、アクアリウム用の場合は説明書上の規定量では必ず多すぎますから説明書きの1/15〜20程度から少しずつ添加するのが常套手段です。
で、本題のお勧めの液体肥料についてですが。
まずアクアリウム用ならアンプル状で水槽のガラス面内部に取り付けるタイプの物を除いて考えましょう。
私はどうもあれが好きではありません。
液体肥料なら状態を見ながら添加量を調節できるのが利点ですが、あのタイプは調整も何も出来ませんしたまに「セットした翌日には全部流れ出ていた」なんて凄いことが起きたという話もよく聞きます。
それ以外の液体肥料なら好みのメーカーやボトルの見た目なんかで選んで良いように思います。
(無責任なような意見ですが水草の育成というのは○○メーカーの××を使えば上手くいくという安直な物では無いからです)
アクアリウム用ならADAの販売しているSTEP2なんかがボトルの使い勝手も良くてお勧めできます。
(ただしSTEP1〜3を使い分ける必要は無いと思います、どうせ似たようなもんですし、もしかしたら濃度が違うだけかも知れませんからねぇ・・)
使い終わればボトルだけ取っておいて後述の園芸肥料を入れて使ったり出来るし良いと思います。
園芸用肥料なら3大要素用としてはハイポネクスという肥料メーカーの”開花用”が定番です。
ハイポネクスの液体肥料は何種類もあってそれぞれ窒素(N)、燐酸(P)、カリ(K)の比率が表示されていますのでそれをチェックしてください。
熱帯魚を普通に飼育している水槽では魚の糞や餌の食べ残しで窒素分がふんだんに有りますから窒素ゼロの”開花用”を使うというのがその理由です。
逆説的に考えると水量や草の量に比べて魚の量が極端に少ない水槽では窒素分を少なく調整したアクア用の水草肥料やハイポネクスの”開花用”では窒素分が不足する可能性があると言うことです。
そんな場合はハイポネクスの”原液”等の窒素分がある園芸用肥料を使えば良いわけです。
園芸用の液体肥料を使う場合は使用量の見極めが必要です。
園芸用肥料の説明書きには陸上で使う場合の希釈率を指示していますから、それを水槽の水で行うとかなり与えすぎになります。
鉢植えに対して1Lの水に1cc入れるとある肥料(1千倍で使用)なら100Lの水槽に10倍に薄めた肥料1cc(100万倍で使用)程度から始めれば良いのではないでしょうか。(もしかしたらもっと少なくて良いかも)
あと大切なことは技術集でも紹介している「メネデール」のような植物活性剤や微量元素を併用すると効果が上がったりします。
微量元素は園芸用なら成分をよく確かめないと水槽に入れるとまずい事になる可能性もあるのでアクアリウム用で探すのが良いでしょう。
残念ながらうちでは現在流通していない「マルチケーミン」という園芸用微量元素しか使ったことがないので、現在手に入るアクアリウム用の微量元素のお勧めは知りません。
この回答を掲載してすぐにMASさんという方からオランダ・プラントの育成情報をお寄せ頂きました。
とても有効な情報なので技術集の区差別育成の方法に「オランダ・プラント」として掲載致しました。
情報提供してくださったMASさんに感謝します。