Blyxa echinosperma


危急種−−絶滅の危機が増大している種


[ トチカガミ科スブタ属]
 水田や溝などに群生する沈水性の一年草です。葉にわずかに鋸歯があります。葉は根本から何本も出し茎はほとんどありません。写真のように水槽ではかなり見応えがあります。

 世界で10種、日本には4種あり、スブタと同じ無茎の仲間にマルミスブタがあり、親戚に有茎のヤナギスブタ、とセトヤナギスブタがあります。

写真のスブタは水槽で育てているものですが自生地ではもっと地面に這うように横に広がり、葉の色も濃い紫ががった緑色をしています。



分布等
項 目 説  明
 和 名 
スブタ(別名:ナガバスブタ)
 漢字名 
簀蓋
 科 目 
単子葉植物綱トチカガミ科スブタ属
 学 名 
Blyxa echinosperma
 分 布 
日本、朝鮮、中国大陸、台湾、フィリッピン、
マレーシア、インドなど。




草の特徴
項 目
説  明
生育環境
水田などで生育する沈水性の1年草。
繁殖・越冬
種子。
葉の形
無柄。線状被針形
葉の先端
鋭尖頭。
葉の基部
ごく短い茎がある。
葉の縁の形(葉縁)
細鋸歯有り。
茎への葉のつき方(葉序)
叢生。
 茎 
なし。
地下茎
白いひげ根が泥の中を横走。
花のつき方(花序)
ゴマ粒ほどの大きさの花が花柄の先端に付く。
葉の色
緑または暗緑色。褐色がかることあり。
草 体
写真のように箒状にふさふさしている





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