オヒルムシロ
Potamogeton natans.

富山・黒部市生地神区用水
[ヒルムシロ科ヒルムシロ属]
 オオヒルムシロとも言います。ヒルムシロ にそっくりなのでちょっと目には見分けにくい草です。

ヒルムシロに比べて沈水葉の形が違います。水上葉に比べ葉っぱといえないような狭線形の、葉柄がない葉です。長い鞘のようなものといった方がよいかも知れません。

写真のオヒルムシロは富山で採取したときに同行した専門家が同定されたものです。いずれにしろ浮き葉の綺麗な草です。


分布等
項 目 説  明
 和 名 
オヒルムシロ(別名:オオヒルムシロ)
 漢字名 
雄蛭筵
 科 目 
単子葉植物綱ヒルムシロ科ヒルムシロ属
 学 名 
Potamogeton natans.
 分 布 
日本、朝鮮、中国大陸。



草の特徴
項 目
説  明
生育環境
湖沼、河川の流水中に群生。沈水性、多年草。
繁殖・越冬
種子、根茎または殖芽で越冬。
葉の形
浮き葉は長楕円形。水中葉は長いひも状。
葉の先端
鋭頭。
葉の基部
長い葉柄。
葉の縁の形(葉縁)
全縁。
茎への葉のつき方(葉序)
互生。
 茎 
托葉が茎を抱く。
地下茎
白色糸状で泥の中を横走
花のつき方(花序)
3cm−5cmの穂状花序。
葉の色
緑色、光沢あり。





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