[ミズアオイ科ミズアオイ属] 水田や休耕地でよく見かける大形の一年草です。この草は別名で「ナギ」ともいうそうですが、草の姿や葉の形は水田などでよく見かけるコナギを大きくした(草丈30−40cmほどになる)姿をしています。コナギは小形のナギということなのかもしれません。 写真で見るとおり葉の中心部に葉よりも高く茎を立て紫色の美しい花を多数つけます。とても清楚な涼しげな花ですが残念ながら河川の改修、除草剤の使用などで激減している種です。 和名のミズアオイは水辺に生えてる葵に似た葉を持つ草ということですが、古くは茎や葉を食用にしたということです。 |
項 目 | 説 明 |
ミズアオイ(別言:ナギ、ミズネギ、ウキアオ) | |
水葵 | |
単子葉植物綱ミズアオイ科ミズアオイ属 | |
Monochoria korsakowii Regel et Maack | |
北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国大陸、シベリアなど | |
希少種 存続基盤が脆弱な種 | |
項 目 | 説 明 |
沼沢地、休耕田などに群生する抽水生の一年草 | |
種子で越冬 | |
腎臓形・卵状心臓形 | |
根生葉 | |
鋭尖頭 | |
全縁。鋭先頭の心臓型 | |
叢生 | |
ひげ状の根を多数出しながら泥の中を横走 | |
総状花序。紫花。 | |
濃い緑色 | |
葉につやがあり毛は無い。茎、葉柄、花茎は中空 | |