よしを’S質問箱(Deep編)
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Q1006.竹酢液について
【プーマンさんからの質問】
いつもHP拝見しています。
水槽を立ち上げて2年以上経ちますが、約1年前から藍藻で困っています。
スポット的に出現する程度で増殖スピードもそれほどでもなく、今のところ木酢液注入やプロホースで吸い出したりと日々のメンテナンスで対処しています。
新聞紙で水槽を覆って3日間の消灯もしてみましたが、全く効果がありませんでした。
リセットせずになんとか全滅させるべく、他の方策を試してみたいと考えているのですが、木酢液よりも殺菌力が強いといわている竹酢液が有効かどうかご存知ないでしょうか。
使用するにあたり、魚体や水草へのダメージが心配です。
使用が可能な場合、希釈方法等についてもアドバイスいただければ幸いです。
ご教授よろしくお願いします。
<水槽データ>
水槽:60cm水槽
濾過:P1フィルター,エーハイム2233(サブストラット)
照明:4本(8時間/日点灯)
底床:大磯砂
Co2:小型ボンベ連続強制添加(照明点灯時)
エアレーション:夜間(5時間/日)
水替え:週1回3分の1
生体:コリドラス(トリリネアトゥス2,ピグマエウス3),テトラ(カージナル8,ブラックネオ ン5,グローライト2),ペンシルフィッシュ1,オトシンクルス4
水草:アンブリア,パールグラス,アマゾンチドメグサ →底床の半分程度の面積

A1006.藍藻と竹酢液
竹酢液でも木酢液の一種ですから木酢液を使用するのと同等かそれなりの効果が有ると思います。
但し、竹酢液だからということで通常の木酢液以上の効果があるかどうかは分かりません。
そもそも、木酢液自体メーカーや製品によって濃度や純度が違っているようですので選ぶ物によって作用はまちまちです。
よって今まで使っていた木酢液と違う銘柄の物を使ってみるというぐらいの考えで竹酢液を使ってみるというのなら良いだろうと思います。
使う量や希釈の度合いなどは木酢液と同様一律の濃度や純度が決まっている物ではありませんので、購入した商品と水槽の状況を見ながら自分で判断して使用量を決める以外に手はないと思います。

ちなみにアクアリウム自体水物ですが藍藻についてはさらに水物だと思います。
発生したら撲滅するのはなかなか難しいですが、私の経験では大きなショックを与えると消えることが多いと思います。
大きなショックは同時に濾過バランスや生体や草にも影響する場合が多いので、なかなか実施出来る物ではありませんが、小競り合いを続けても撲滅できず嫌気がさすようなら思い切ってやってみるのも悪くないと思います。

気にならない量の発生なら換水時に駆除するという対応でこのまま藍藻と共存されるのも悪くないですが、お伺いしている環境では再セットする事による苦労や被害も60cm水槽で半分程度の草の植え方なら少ないようにも思いますので、思い切って対処されるのも一つの方法だと思います。

水槽立ち上げ時期と同様の注意は必要ですが、草を抜いて底床の大掃除とフィルターの掃除(この場合軽くすすぐのではなく思い切ってごしごし洗う)を行った後に再度同じように水草を植え、水槽立ち上げ直後とおなじ方法で水質を監視しながら換水に励めば必ず消滅できるだろうと思います。
  • 2002/09/12 大川 清 さんよりご意見情報投稿
    木酢液や竹酢液の成分ですが、よしをさんが書いておられるように、成分、純度は製品によって、あるいは同一銘柄の製品でもロットによってまちまちです。
    以前いくつかの木酢液の成分を分析したことがありますので申し上げますと(具体的な数値は失念してしまいましたが)酢酸、プロピオン酸、酪酸等の低級カルボン酸とそれに対応するアルデヒド及びアルコール、フェノール、クレゾール、グアヤコール等の芳香族アルコール及び対応するアルデヒド、カルボン酸、これらで全体の約40%、残りはタール分であったと記憶しております。
  • 2003/01/01 あおな さんよりご意見情報投稿
    私のウェブサイトのアクアコーナーのTipsでも紹介していますが、 木酢液の濃度が一定していないのは確かなことです。
    安い製品では水や酢酸などで水増ししていたりするそうです。
    ただ、どの製品にも濃度の目安は書いてあります。
    各用法に対して希釈度です。
    例えば土壌改良には○倍に薄めると書いてあると思います。
    100倍希釈と説明されている商品の原液の濃度は、200倍と書かれて いる商品の半分だと推測できます。
    アクア情報を公開されている場合、原液濃度を推測できる情報も 併せて掲載することを提案します。
との事です。
濃度については土壌改良用に利用する際の濃度が一意に決まっているわけではないので絶対的な指標には成らないだろうと思いますが、確かに目安には成ると思います。
購入する際に選ぶ基準や、Q&Aや掲示板に質問や情報書き込みする際には付記する事を推奨したいと思います。
  • 2005/09/11 たかはる さんよりご意見情報投稿
    私は竹酢液を使用した事がありますが、殺菌効果はかなり強力でした。
    A.ナナとボルビディスに付着した苔を除去する目的で、最初は木酢液を原液のままハケで塗りましたが、効果がうすかったので、後日竹酢液原液を同じように塗りました。
    塗った直後は苔が赤く変色して全滅できたと喜んでいましたが、翌日水草を見てみると葉や茎に色が褪せて3日後には全部枯れてしまいました。
    木酢液はいろいろなものを使いましたが水草が枯れる事はなかったのですが、竹酢液は経験的にいいますと、おそらく木酢液の数倍(10倍くらいある気がします)殺菌作用が強く使用するには、十分に希釈しないといけないと思います。
    製品にもよるとはおもいますが最初はかなり希釈することと、塗ったらすぐ水洗いすることをお勧めします。
    私は今度使うときは10倍に薄めてみるつもりです。

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