水草水槽技術集
施肥の仕方

水草育成の最後の難関と言われる施肥、ここではこうやってやるんだよ〜と言うことと、ちょっとだけ施肥のポイントを説明します。

施肥のポイント

  1. 初心者はやるな!!
    よく水草が上手く育たないから液体肥料やアンプル型の育成剤を水槽に入れる初心者を見かけますが、肥料を与えるのは水草の調子が良いときにする物です。
    人間だって病気で具合が悪いときに”精力付けろ〜”とステーキを出されても食べられないのと同じです。
    最後の難関と言われるとおり濾過は大前提として照明とCO2が十分に与えられ元気な水草を一旦は見てからする物です。
  2. あわてて結果を求めるな!!
    施肥してその効果が目に見えるようになるには少なくとも1週間〜2週間かかります。
    2〜3日で状態が変わらないからといって追肥するのは失敗のもとです。
  3. 水の富栄養化に注意!!
    施肥したらその後水換えをして、液体肥料等を添加している場合は少なくとも1週間はその添加をやめます。
  4. 肥料切れかどうかを確かめてから!!
    新しく植えた水草などの場合肥料不足で調子が良くないのかそれとも他の要因で育たないのか分からない場合が有ります。
    そんなときいきなり肥料を与えないで、まず調子の良くない草の周辺にイニシャルスティックにして1〜2粒のごく少量を施肥します、1〜2週間経ってその草の状態が良くなったなら肥料切れだったと判断します。

水槽を新規でセットずる時に肥料分を含んだ砂や砂利に混ぜて使う肥料がありますが、私はあまりお勧めしません。
なぜならば濾過も出来ていない、底床の土壌バクテリアも全く存在しない、水草も根付いていない、こんな状態で肥料分を消費できるのは苔類しか居ないでしょう。

実際の施肥の仕方は次の通り。
ここではテトラ社のイニシャルスティックを使っています、初心者でどの肥料が良いか分からないような場合は、これを使えば良いでしょう。アクア用品としてはかなりポピュラーな肥料です。

一粒づつピンセットでつかみます。
水を含むと潰れやすくなりますから注意します。

施肥する株の根本から少し離れた所に施肥します。

ピンセットで底床の奥底まで押し込みます。
通常の施肥の量では5cm四方の面積にイニシャルスティック1粒で良いでしょう。


よしを’sホームページへ