自家製液体肥料

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このページの情報をごらんになって実践される場合はすべて自己責任において実施されますようお願いいたします。

自分でできるものは自分でやろうというコーナー、今回は「液体肥料を自分で作ってみよう」という内容です。
今回作成する自家製肥料の制作費用は500円程度です、今回制作する自家製肥料の容器となった大手アクアメーカーの販売しているものは2千円程度です。
液体肥料ってそんなにどばどば使うものでもなく、今回作る分量で水槽を1本や2本維持しているような普通の人なら1年程度持つのではないでしょうか?
そう考えると1年で2千円のメーカーの販売するものを使っても500円で自家製のものを使っても、それほどコスト的には大きな差にはならないでしょう。
一ヶ月に1〜2本消費するCO2ボンベのコストが半分や1/4だったらそれは非常に大きな差になりますが、年に1本消費するかどうかの液体肥料、自家製でもコスト面でのメリットはそれほどありません。

どちらかといえばこういった肥料を使うのは成分が非表示のアクアリウム用のものを使うより、どういった成分がどれだけ含まれているかをしっかり理解しているものを使う、という意味合いが大きいと思います。

皆さんはアクアリウム用品に”肥料”という商品が存在しないことをご存じですか?
大手アクアメーカーのカタログを見てもどこにも”肥料”は存在しません。
どれもこれも”水草成長促進剤”とか”水草用栄養素”などと呼ばれています。
私も便宜的にホームページ上で”肥料”と表現していますが正確にはそれは間違いなのです。

聞いた話によると”肥料”と言って販売できるのは主成分が窒素・燐酸・カリでできており、その含有比率を明記することが必要らしいです。
確かに園芸用肥料には”生産業者保証表”という記述がありそこには登録番号をはじめとして、保証成分量(%)など色々な情報が明記されています。
みなさんもホームセンターで陳列されているそれらの園芸用肥料を確かめてみてください。

こういった風に成分がはっきり明記されているのを見ると成分非表示のアクアリウム用の物に比べて園芸用肥料の方が何となく”信用できる”と感じるのは私だけでしょうか?

アクアリウム用のものも含有比率を明記してほしいものです。
でもどうして園芸用肥料にならって成分を明らかにしないのでしょうか?
っあ、そしたら園芸用肥料とたいして違いが無いと言うことがバレてしまうからか・・

材料

今回作る自家製液体肥料の材料はこれだけです。
園芸用肥料のハイポネックス社の「ハイポネックス開花促進液」です。
近くのホームセンターや園芸用品店で購入できます、ただし開花促進液は取り扱っているお店が少ないようです、手に入れるためには何軒かお店を探す必要が有るかもしれません。

開花促進液を使用するのは窒素分が0であるからです。
水槽では餌の食べ残しや魚の排出物で窒素分が存在するからです。
水草が沢山植えてあるが魚が少ない水槽の場合は開花促進液ではなく「ハイポネックス原液」というのを使えば良いかもしれません。
ちなみに開花促進液は窒素・燐酸・カリの比率が0:6:4、原液が5:10:5です。

出来上がりの量も考えて120cc容器のものを1本です。
120cc入って500円程度です。

作り方

今回は白や銀のお洒落な箱に入った大手アクアメーカーの販売する液体栄養素の容器を使いました。
この容器非常に使いやすく便利です。
液体肥料の使い方に慣れていない初心者にはこの商品がお勧めです、1本使い終わる頃には液体肥料の使い方にも慣れているでしょう。
そうすれば空の容器で自家製の液体肥料を作れます。

作り方はいとも簡単、空の容器に「ハイポネックス開花促進液」120cc1本をそのまま入れます。
そして容器一杯(500cc)まで水で薄めます。

これで正真正銘の液体肥料が出来上がりです。

非常にアバウトな作り方なのですが、私はこれを半年ほど使っていますが、メーカー品と変わらない使い方でメーカー品と同じ程度の効果があると思います。
欲を言えばこれに園芸用の微量元素をブレンドすれば良いでしょう。

色々と研究すればハイポネックス社の物でなくても水槽に使うのに良い肥料もあるかもしれません。
もちろん今回ご紹介した肥料を含めて園芸用肥料には生体に悪影響を与える成分が入っている可能性もありますので、こういった使用方法は完全に使用者の自己責任で行ってください。


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