よしをのホームページユーザーテスト

第4回「HyOx_MIB」テスト結果

テスト実施者「よしを」からの結果報告


このページはよしをのホームページユーザーテストのコーナーで実施された第4回「HyOx_MIB」に対するテスト結果報告のページの一部分です。
各テスト実施者からのテスト報告のページは全部で4ページ存在します。
正確なテスト結果の情報を得るために必ず第4回テスト結果報告のトップページからご覧になる事をお勧め致します。
尚、いかなる理由でも当ページへダイレクトにジャンプするリンクを設定する事は禁止致します。

【テスト環境】

今回のテスト用にプラケースを使用した比較水槽を用意しました。

100円ショップで購入したジョウゴ(2個セット)を先を熱したキリで加工して、プラケース用底面フィルターを用意

この様に中にエアストーンを仕込みます。

プラケースにセット。
これに大磯砂400ccをセット。
水量は1200ccとなります。

同じプラケースを2個用意してそれを一つのエアポンプから分岐したエアーを送り明るい窓際に置きます。
片方の水槽に毎日HyOx_MIBを添加してもう片方の水槽には何も添加しない状態で維持します。

毎日HyOx_MIB添加時にエアレーションの具合を確認してエアレーションに偏りが無いようにし、1週間毎に右と左の水槽を入れ替えます。

HyOx_MIBの添加には近くのホームセンターで購入したこの様な容器(305円)を用意しました。
先端はプッシュ式に成っており10プッシュで1CCが噴射されます。
これを比較水槽の添加側へ15プッシュする事で毎日1.5ccのHyOx_MIB水溶液を添加します。

比較水槽にはそれぞれヤマトヌマエビ1尾となるべく同じような状況のカボンバ、アナカリスの切れ端を入れました。
加温は特にしていないので水温は通常の水槽よりも低めだったと思われます。

スタート時の水草の状態

HyOx_MIB添加側水槽 無添加水槽
全長14cm、先端部に脇目有り 全長13cm
全長6cm 全長6cm


【比較実験】

実験水槽セット05年2月13日

1週間後(05年2月20日)

水槽の状態
両水槽の水草の状態(右が添加水槽)

右(青いテープの印)がHyOx_MIB添加水槽の水草、左が無添加の水草。
水の蒸発を補うため双方の水槽に足し水300cc

HyOx_MIB添加側水槽 無添加水槽
pHは7.9 pHは7.9
全長14cm 全長14cm
 

2週間後(05年2月27日)

水槽の状態

両水槽の水草の状態

(左が添加水槽)
水の蒸発を補うため双方の水槽に足し水200cc

(右が添加水槽)
無添加水槽の方のカボンバが枯れて二つに分かれた。

HyOx_MIB添加側水槽 無添加水槽
pHは8.4 pHは8.3
全長14cm 全長14.5cm

 

3週間後(05年3月6日)

水槽の状態

両水槽の水草の状態

(右が添加水槽)
水の蒸発を補うため双方の水槽に足し水200cc

(右が添加水槽)

HyOx_MIB添加側水槽 無添加水槽
pHは8.1 pHは8.0
全長cm 全長cm

 

4週間後(05年3月13日)

水槽の状態

両水槽の水草の状態

(左が添加水槽)
水の蒸発を補うため双方の水槽に足し水300cc

(右が添加水槽)
添加側水槽のカボンバも枯れてちぎれた。
その為、双方の水槽からカボンバは撤去。

HyOx_MIB添加側水槽 無添加水槽
pHは8.4 pHは8.3
全長14cm 全長15cm

 

5週間後(05年3月20日)

水槽の状態

両水槽の水草の状態

(右が添加水槽)

(右が添加水槽)

HyOx_MIB添加側水槽 無添加水槽
pHは8.1 pHは8.1
全長13cm
先端が黒く枯れて取れてしまった
全長16cm

この日両水槽の水質が明らかに白濁していたため両水槽とも1/2換水を行った。
白濁の原因は保温を行っていないテスト水槽のためここ数日続いた温かい日と冷え込んだ日が繰り返されたた為、水温が乱高下したためにバクテリアに影響が有ったためと思われる。

6週間後(05年3月27日)

水槽の状態

両水槽の水草の状態

(左が添加水槽)
画像を見ていただければ分かるとおり
明らかに添加水槽側の白濁が激しい。

(右が添加水槽)

HyOx_MIB添加側水槽 無添加水槽
pHは8.3 pHは8.2
明らかに白濁 白濁しているがまだまし
全長13cm 全長16cm

じつは5週目に行った1/2換水で誤って水道水から出てきた水をそのまま換水してしまった。
気温が高かったのであまり注意しなかったのだが水温はかなり低かったと思われる。
その為濾過バクテリアにかなりダメージを与えたようで両水槽ともかなりの白濁が見られた。
しかし、それから1週間経過したところ明らかに無添加水槽の方が白濁の度合いがましである。
ちなみに画像では記録していないが水道水で換水してしまった翌日には両方の水槽がほぼ同じぐらい白濁していたがそこからの回復は明らかに無添加水槽の方が早かった。 

【結論】

草自体の成長については特にHyOx_MIBを添加した事による効果は特に認められなかった。
逆に添加しない水槽の方が草の生長は良いという結果になった。

加温無しの比較水槽でしかも濾過が安定していないという環境であったため、通常の安定した水槽に使用する場合と異なっていたためHyOx_MIBの本来の性能を発揮できなかったとも考えられるが、6週間後の状況で判明したように水槽内のバクテリアへ何らかの悪影響を及ぼす可能性もあるため、やはり水槽にこの様なものを添加するのは私の考えとしては反対です。
使い慣れた水草用肥料とCO2添加と換水という最もベーシックな水槽維持が一番確実なやり方という考えにたどり着く事例と言って良いと思います。