よしをのホームページユーザーテスト

第3回「クリアカーボン」テスト結果

テスト実施者「JOE」さんからの結果報告


このページはよしをのホームページユーザーテストのコーナーで実施された第3回「クリアカーボン」に対するテスト結果報告のページの一部分です。
各テスト実施者からのテスト報告のページは全部で4ページ存在します。
正確なテスト結果の情報を得るために必ず第3回テスト結果報告のトップページからご覧になる事をお勧め致します。
尚、いかなる理由でも当ページへダイレクトにジャンプするリンクを設定する事は禁止致します。


ユーザーテストに際して用意した比較製品について

1.上段左:竹炭(下記備長炭と同産地)      
2.上段右:紀州備長炭(国産馬目樫使用最高級品)

3.下段左:コトブキパワーボックス付属活性炭
4.下段左から2番目:KOUWA F-Coal
5.下段左から3番目:KOUWA Hi-Coal
6.下段右:AGE クリアカーボン

価格について
1:袋売り800円(写真は一部、20円/本程度)
2:市価一本1000円以上(だいたい高級料亭行き)
3:付属品のためタダ
4:定価250円(実売198円程度)×2袋
5:定価750円(実売350円程度)
6:実売980円程度

内容量について
グラムだったりリットルだったり、メーカーによってバラバラ。こういうところの統一性がないのが無節操な業界を反映しているのか?
もう少しユーザー側の使い勝手などに気を配って、業界全体で方向性を見いだして欲しい。

高級活性炭だけに、クリアカーボンのみ開封後密封できるチャックが付いている。ただし、廉価な活性炭には当たり前に付いているネットが付いていない点は吉と出るか凶と出るか?私はあのネット割りと重宝しているので、私的には残念な仕様だ。

粒状比較>>

各活性炭の粒状を比較してみた。
並び方は、上のパッケージ写真の並び方と同じ。左から2番目KOUWA F-Coalのみ、粒状が違う。
円筒型の製品を一粒ずつ細かく見てみると、クリアカーボン→コトブキ付属活性炭→KOUWA Hi-Coalの順でひび割れが目立った。高級品ほどひび割れが多い?何を意味するのか?

AGE製品について

AGE製品をはじめに手に取った感想
  
今回このユーザーテストを行うにあたり、同社他製品も独自に入手してみた。

それらも含めての感想として・・・


画像は左から
 セラミックソイル(水草レイアウト用底床用土)
 クリアカーボン
 プラントスティック・イノベーション(底床構築材)

まずは、入手する以前の段階で、各製品の用法用量を把握しにくい点が一番困った。
同社HPを見てもわからない。何のためのHPか?とまで思った程だ。(←購入時現在)
ただし、掲示板があるのでそこで個別に返答に応じてくれるが、効率が悪いと思うので改善して欲しい。

セラミックソイルやイノベーションは、60センチ水槽に対してどれだけ使うかだけでも書いておけばほとんどの経験者は、使用量を想像できると思う。
セラミックソイルは、一袋10Kgというなんとも判断しづらい表記。
これについては、ソイル関係を使用する際、60センチ水槽に9L一袋というアクアソイル(ADA社)の表記が一般的になっていると思われるので、後発メーカーはそれに合わした方が売りやすいし、ユーザーも買いやすいと思われる。
各メーカーで単位を合わせてもらうのが一番良いが、それができないのならばせめて60センチ水槽に何袋という具合にだけでも揃えて欲しい。
また、使用時に洗うのかどうかという説明がない。
この製品は説明書というものがそもそも無いので、その辺をとまどうユーザーは多くいるのではないかと思う。改善の余地あり。

イノベーションの使用量は、100cm2に3本と書かれている。
算数に弱い私はこれを見て、実際に間違いを犯してしまい、規定量より極端に少ない本数をセットしてしまった。
多いよりもいいとは思うので事なきを得たが、使用量が直感的に理解しづらい記述であることは間違いない。
この表記方法だと各種サイズの水槽に対応できるのかもしれないが、そもそも水槽の底面サイズを面積で直感的に判断しているアクアリストがどれだけいるだろうか?
やはりこれも、60センチ水槽などを例に挙げて、どれくらい使うのかという表記に変えた方が理解しやすく、受け入れられやすいだろう。
もしくは、面積の求め方の数式を書き添えておくとか・・・(恥)

これらの製品は、今回のユーザーテストの本来の対象製品ではないので、これ以上の追求を避けるがパッケージ表記や用法用量の明記についてはもう少し改善していただきたいと思う。みんながみんな自己判断できる人ばかりではないし、そんな人だけを対象にしているならメーカーの行く末は暗い。

実は、これはクリアカーボンにも言えることで、画像を見ていただきたい。

 

使用後のことまで書いてくれてるのはいいが、使用前のことが書かれていない。
洗うのかどうか?
当たり前に考えれば軽く水洗いしてから使うのが正しいと容易に想像はできるが、最後発の高級活性炭として何かあるのではないかと思うのがアクアリスト心。特に洗えと書いてないってことはもしかして無洗米ならぬ無洗炭?と思ってしまう、思ってしまいたいのは私だけだろうか?
製法にこだわっているのはわかる。それは素晴らしいことだ。でも、使い勝手が変わっていないのならば、これまでの高級活性炭と明確に区別できる製品と言えるかどうか・・・。
とにかく、使用方法に洗えと書いてない以上、使用方法に反することはできないので今回のテストでは基本的に洗わずにテストを行ってみた。


実 験 1  実施日(平成15年10月28日)

  1-A 活性炭による水質への影響(pHとPO4の変化について)

実験方法>>

各製品は洗わずに金槌で粉々に砕き、粉末状にする。
活性炭の粉末10ccを逆浸透膜濾過した水(25℃・10μS)300ccへ入れ、20回同方向へ激しく攪拌する。
その溶液をコーヒーフィルターで濾過し、水質を測定する。

測定する水質は、pHとPO4(リン酸)。
比較する製品は、廉価版活性炭の代表KOUWA F-Coalと自然製法の代表竹炭。
もっと多くのものを測定したかったのだが、試薬に限りがあるので・・・。

実験結果>>

製品名

pH

PO4(mgPO4/l)

導電率(μS)

逆浸透膜濾過した水

6.58

0.2

10

クリアカーボン

9.24

0.2

20

KOUWA F-Coal

7.02

0.2

20

竹炭

9.41

20

測定について
 pH:ピンポイントpHメーター(2点校正済み)
 PO4:ADAパックチェッカー(モリブデン青法:測定範囲0.2〜10mgPO4/l)
 導電率:マーフィードTDSメーター

実験結果所感>>

砕く時に一番硬いのがクリアカーボンでした。柔らかかったのがKOUWA F-Coal。
私の実験所感は、特に表記しません。数字を見て各自で判断してください。


1-B 脱色テスト(炭をもって墨を制する)

実験方法>>

装置のセッティング
 濾過装置にコーヒーフィルターを2枚重ねにして、耳を折リ、セットする。
 各製品250ccを洗わずに、濾過装置にセットする。(竹炭、備長炭についてはフィルターにセットするのに適した大きさに砕いてからセット)
 「軽く水洗い」の条件を同一条件で満たすため、セットした活性炭の上から500ccの逆浸透膜濾過した水(以下RO水) を漉す。
脱色テストに用いる着色水
 200ccのRO水に墨汁一滴をスポイトで垂らし、攪拌したものを使用する。
 絵の具などの色の付き具合では、各家庭のモニターで表示が微妙に違うので、黒色の濃淡で判断できる墨を使用した。

比色
 着色した水を濾過して、比色し各製品の脱色能力を探る。
 濾過については2回行い、1回ずつ写真に収めそれぞれを比色する。
 

←濾過する前の墨汁溶液

比色>>  上段:濾過1回目 下段:濾過2回目

          

クリアカーボン

KOUWA F-Coal

コトブキ付属活性炭

KOUWA Hi-Coal

竹炭

備長炭

          

実験結果所感>>
え〜・・・なんか結果が出てますが、いいのでしょうか?
これは、まぁ、このテストでの結果であって、実際にアクアリウムに使った場合にこれがそのまま反映されるかどうかというのは・・・でも、絶対的に効果があるのならば、この程度の実験でもすぐに効果は出ますよね。

ということで、信じられなかったので、実はもう一度同じ事をやりました。
でもやっぱり結果は同じでした。
クリアカーボンに関しては、3回目の濾過もやってみました。同じような結果であったHi-Coalについても3回濾過してみました。

クリアカーボン
濾過3回目

KOUWA Hi-Coal
濾過3回目

クリアカーボンの方は、回数を重ねる毎に若干綺麗になっているようです。

それにしても一番安物のKOUWA F-Coalが、この実験ではとても良好な結果を残してます。
 同じぐらい綺麗なのが、最高級備長炭・・・コストの違いが大きすぎますが、でも両方面白いぐらいに綺麗になります。
実験の方法が適していたのでしょうか。

クリアカーボンとかの円筒形の活性炭については、水通りがよいことが裏目に出てしまい、このような単発の濾過実験では、水が活性炭に触れる時間が短くて十分な脱色能力を発揮できなかったのではないでしょうか。
このことからこれらの活性炭の濾過能力を十分に発揮させるには、フィルター性能も必要であるということが言えると思います。(流量の多いフィルター)
ちなみに一番水通りの良かったのは、クリアカーボンでした。 


実験2 実施日平成15年10月10日〜11月30日

長期使用実験(感覚的使用感も含めて)

実験方法>>
 新たにセットする水草水槽で、立ち上げ時からクリアカーボンを使用し、これまでの活性炭と違いはあるか検証する。
 必要に応じ水質検査なども行うが、基本的に感覚的な使用感を主体にする。

実験水槽 ↓

実験開始(水槽立ち上げ開始)・・・10月10日
 濾過槽に使用するロ材は、調子の良い水槽のロ材とクリアカーボンを半量ずつ使用。
 クリアカーボンは、規定量より多めだが、規定量だと微妙に残るので一袋入れた。
 pHの変動があったが、生物は入っていないので、翌日の全量換水で対応。
 底床なども、AGE製の素材を使用してセット。

この実験では、逐一、水質テストも行っていてそれなりのデータは取得しているのだが、クリアカーボンを使っているからという特別な数値は、私の取得したデータでは見られなかった。
他の素材を組み合わせて立ち上げた時と同様の変遷を辿っている。
だからといって、クリアカーボンの性能が他の製品と同一のものかというと、それも定かではない。
吸着能力に余力を残して、水ができあがってしまっていることも考えられるからだ。
ただし、それを実証するすべもない。
とりあえず今回のデータは良くも悪くもあまり面白い結果が出なかったので、ここでは掲載を割愛し、あくまでも感覚的な使用感を報告したい。

さて、感覚的に・・ということであるのだが、実験報告冒頭、使用前の所感でいろいろと書いているので、ここでは使用中の所感をまとめたいと思うのだが・・・何か変わったことがあったかというと、活性炭一つが変わって立ち上げに何か変化がっていうことは、あまり感じないというのが現実であろうか。
ただ、若干ながら、立ち上げ時にもかかわらず、水の透明度が保たれていたように思う。
これは、セラミックソイルの吸着性能によるものかクリアカーボンのそれなのかははっきりと区別できない。実は、敢えて感じたというとそれぐらいである。

水の立ち上がりについては、非常にスムーズで1ヶ月半を経過して安定している。
今回、ロ材の半量を立ち上がっている水槽のものを使用したこともあるが、予想以上にすんなりと立ち上がってくれた。もしかすると、これがクリアカーボンの底力か??・・・そうであれば基本性能が素晴らしく何気なく常用できる製品の一つにはなるであろう。

1ヶ月半使用して、取り出してみた。
特に他の活性炭を使った時と違いはなかった。ま、当たり前か・・・。
とりあえず、説明書きの通り観葉植物の鉢へ再利用した。

正直言って、私には同様の他メーカー製品との大きな違いを肌で感じることはできなかった。
感じようとする方が無理なのかもしれない。
でも、他の製品より性能的に劣っているということも感じなかった。
活性炭という製品上の特性から、実際に何度も使っていて、はじめてこの製品に対する善し悪しがわかる場面に遭遇するのだと思う。今回、特に顕著な効果が見られなかったからと言って、それでこの製品の全てを語れる訳ではない。

実は今回、メーカーはなぜ活性炭をユーザーテストに??と思った。
売り場で活性炭を購入する時、よほどAGEに思い入れがない限り「クリアカーボン」を手にすることは少ないと思う。
他にも廉価な活性炭が陳列されているからだ。
それに水草水槽で立ち上げ時に活性炭を使用する場合、ほとんどが短期間で入れ替える事になると思う。場合によっては、活性炭を取り出して他のセラミックリングなどの生物濾過材に変更することも多いと思う。
そういう特性の製品に、できればコストをかけたくないと思うのがユーザー心理であろう。
クリアカーボンは、活性炭としては安くはない買い物になる。
新しもの好きの好奇心で一度は手にとっても、次に購入するかどうかは・・・?? 
よほど何らかの要因で顕著にその効果が現れた場合を除いては、リピーターをキャッチするほどの製品ではないと思う。
しかしながら、常に顕著な効果が現れやすい特性の製品でもないと思う。
そう考えると「決して安くはない」クリアカーボンは苦戦することだろう。

ただし、先述の「AGEへの思い入れ」が強い場合は、それに当てはまらない。
ブランドイメージが定着し、AGE製の活性炭なら間違いがない・・そうイメージづけることができれば、話は別だ。
そうイメージづけるほどの製品として、敢えてユーザーテストに名乗りを上げたのか、はたまた、手にとってもらいにくいものの一度使えばその違いがわかるほどの自信作として、ユーザーテストに名乗りを上げたのか・・いろいろと詮索してしまう。

「クリアカーボン」そのものは特に悪いものでもないので、がんばってブランドイメージを確立し定着させて、まずはアクアリストにAGEというメーカーを意識させるような展開を見せて欲しいと思う。それによってクリアカーボンの売り上げも自ずと伸びていくことになると思う。AGEの浸透度を計ることのできる製品としては、指標になり得るだろう。
そんなことを考えるためのユーザーテストではないのだろうが・・・使用してみてそう感じたのだから書いておくことにする。

クリアカーボンのユーザー実験という面では、水草水槽はあまり適していないと感じられた。
できれば、ディスカスや大型魚、海水魚飼育などの浄化能力が非常に高く要求されるアクアリウムシーンでの実験の方が製品性能の限界点がすぐに現れて、製品考察という点では望ましかったのかもしれないと感じた。
また、実験2の水質データの変遷が他社製活性炭を使用した時と同じだった事を考えると、ある意味現行の同タイプの活性炭は、水槽内生物自身が浄化能力を持つ水草水槽に使う吸着濾過材としては、すでに必要十分な性能を持っているのではと思う。
この分野の製品で他社に差を付けるのは難しいだろう。

では、クリアカーボンを手にする意味とは?

それには前述のブランドイメージ、製品コンセプトが非常に大事であることがわかる。
何が違うか?・・・AGEが前面に打ち出している自然製法などへのこだわりがそれである。
次の8つのお約束というのを掲げている。

1. 液体製品は「純水」「天然発酵アルコール」を使用しております。
2. 防腐剤としては、比較的安全な成分を品質安定の為に必要な量のみ使用しております。
3. 液体製品すべてに「製造年月日」を記載いたしました。
4. 小売店様よりの注文後直ちに製造し、きわめて鮮度の高い状態で店頭に並んでおります。
5. 当社の砂は、長期的な水質への影響を考慮しておりますので、安心してご使用下さい。
6. ろ過材は水槽の命です。バクテリアの活性を一番に考え、最高にこだわっております。
7. 「高品質で低価格」を実現しております。
8. 環境に与える影響を第一に考えた商品開発をおこなっております

果たして、これをトップページに書いているからといって、ユーザーが全てを納得するだろうか?
実は、この現HPの前進と見られるHPを発見した。
こちらには、「自然」へのこだわりの熱いメッセージが掲載されていた。
以下の通りである。

AQUA GARDEN
No Nature,No Future
自然を愛するすべての人へ
 我々の商品開発のコンセプトは自然を愛し等という誰でもいえることではありません。
その真意は地球はいかにして維持されているかその地球という生態系がどのようにして成り立ち進化し、今我々が住める環境が成り立っているかと言うことです。

 その基本を誰にでも理解できるように水槽という環境に置き換えて、それを学んでいただくための商品アイテムなのです。
 誰でも自然を愛しているでしょう。しかし、人間はその自然に甘んじて生活レベルという勝手なことで知らずにか知ってか破壊し続けています。これは我々も同様のことなのです。

 しかし、我々があるいは皆様が自然のため電気も使わず車にも乗らず生活はできるわけがないでしょう。私たちの子孫にそれらを理解していただいた上でエネルギー開発をしていただきたいからこそ求められることなのです。

 もちろん人が癒されることとは、自然に触れることなのです。その自然とは地球の生態系を指します。そして水槽という人為的な生態系をいかにうまく維持させるかということをテーマとしているのです。

 地球環境の成り立ちを知らずして切り取った自然を維持できないことを伝えてください。
 小さな自然ではありません地球という大きな生態系です。

 小さな自然から地球環境を学ぶ。言い換えるなら自然に学びそれを応用して水槽などの閉鎖生態系を構築する。これをまた自然環境にフィードバックする。
 これが我々の開発趣旨です。

 これらのことを皆様に理解していただき地球という生態系を末永く維持することをお一人お一人が少しでも考えてほしいものです。

どうして、現行のHPにこれが掲載されていないのか不思議な部分である。
個人的には、こだわりが伝わってきて良いメッセージだと思う。
詳細に欠けるものの、この文章があり前述の8つのお約束があり、それではじめてブランドイメージ確立への一歩を踏み出すものだと思うので是非再掲載していただきたい。
そういう意味から、現行のHPは少しトーンダウンしている様で、すでにただのグッズメーカーに成り下がろうとしている兆候ではないかと危惧する面でもある。
せっかく、良いコンセプトを前面に押し出して登場した国内メーカーだから、もっとイメージを強く打ち出してみてはどうかと思う。

ブランドイメージが確立され認知されれば、高級路線でも十分に成り立つことは前例が証明していることと思うので、是非がんばってもらいたい。


 指定記載項目>>

・この商品に関しての使用してみた感想
 良いと感じた点
  パッケージにチャックが付いてる点。
  濾過能力・・・可もなく不可もなく。水の立ち上がりが遅いということはなく、通常通り立ち上がる。

 悪いと感じた点
  本文中にあるように、使用方法に説明不足な点が見受けられる。
  ネットが付属していないこと。(ちょっと損した気分)
  過大な期待だったのかもしれないが、他社製品と同じく洗ってから使用する必要があること。(ツキナミでガッカリ)
  pHの変動があるので、要注意。

・この商品の価格として妥当と思われる金額は
 500円だと嬉しいが、実売690円ぐらいで流通するとヒットすると思う。実際には安売りセールで780円が限界か。
 いずれにしても交換が必要な活性炭という製品特性から800円以上は払いたくない。
 交換不要と謳っているなら1000円出しても良いと個人的には思う。

・アクアガーデンというメーカーに今後期待することは
 私は、以前アクアガーデンの実店舗にも伺ったことがあり、アクアエントゥも愛読していた。そんなことからアクアガーデンという名前にブランドを感じるものの一人であるが、メーカーとして立ち上げたばかりの現状は、まだまだ迷走状態なのだなというのが、今回関わってみて肌で感じられた。
製品の方向性は悪くないと思う。
しかしながら、それを十分にユーザーに訴えかけることができるのかどうか、今後メーカーとして成功できるかどうかの大きなポイントになるのではなかろうか。
製造方法にこだわるならば、製品表記にもこだわる必要があると思う。
使用方法、用量のみならず、製造年月日、使用期限、原材料など、製品を提供する上でユーザーとのコミュニケーションをとる重要な手段であるパッケージ表記、ここから製品の方向性を強くユーザーにアピールする(できる)企業になっていただきたいと強く思う次第である。

私、個人的には、期待の持てる国内企業が誕生したと喜んでおります。
がんばれ!!A.G.E.