テスト実施者「JOE」さんからの結果報告
このページはよしをのホームページユーザーテストのコーナーで実施された第2回「フォーメストリング」に対するテスト結果報告のページの一部分です。
各テスト実施者からのテスト報告のページは全部で3ページ存在します。
正確なテスト結果の情報を得るために必ず第2回テスト結果報告のトップページからご覧になる事をお勧め致します。
尚、いかなる理由でも当ページへダイレクトにジャンプするリンクを設定する事は禁止致します。
【パッケージ外観】
↓正面向かって左側 |
←上面 |
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裏面→ |
↑正面向かって右側 |
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・一辺約22センチのサイコロ型薄手段ボールパッケージ。大きさだけを考えると、何かを買ったという買い物感を満足させられるサイズであり好感が持てる。 ・パッケージデザインは、アクアリウムのベンチャー商品にありがちなデザイン。良くも悪くもアクアリウム商品の王道的デザイン。 ・ただし、このパッケージデザインでは、商品に対する熱意、売り込もうという熱意は伝わるが、高級感がなく製品の良さが伝わりにくい。 ・正面のイラスト、どう見ても商品のメインは中央の丸い大きなポンプであるように思われる。
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【内容物】
←フタを開けたところ |
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取扱説明書?のような印刷面と使用上のご注意が書かれたプリント。 気になった点>> 説明書・・・今回付属していたものは、修正箇所を直していないものとのことなので、これについては評価を下さないことにするが、一つ気になることは、「泡を多く出しますとアオコの発生が多くなる可能性があります。」というところ。 推奨水槽条件説明書・・・使用する水槽の条件というのが書かれており、それによると基本的にこの製品は、水草レイアウト水槽に使用することを前提とされているようである。 この水槽条件説明書にも、意味不明な部分がある。 |
【ポンプ細部】
←
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→ こういうところは抜け目なく、メーカーロゴを入れている。デザインと合ってるので悪い感じはしない。溶け込みすぎていてメーカーロゴだと気づかない可能性もあるが・・・。
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これは泡の発生量の調節バルブだが、このロットの製品では調節できないように固定されている。このちゃっちい構造だと、調節バルブの故障が多いのではないかなと推測する。 |
【製品を手に取ってみての所感】
私、正直申し上げて、現時点でこの製品を25000円では購入できません。
もし、ショップに陳列していて、デモ機があってブリブリ泡を出していたとしたら、とりあえずどんなものかは手に取ってみるでしょう。
だがしかし、次の瞬間値札に書かれている金額を見て愕然とすることは、想像に難くないと思います。
定価がゼロが一つ少なくて、安売り量販店なんかで1980円ぐらいで売られていたら購入意欲も沸くかもしれません。
ただ、これは、あくまでも個人的な所感です。
こりゃええわ!!ということで、25000円何のためらいもなく差し出す人もいるでしょう。
でも、それは一般的な日本人の価値観からすると、おそらくかなり特殊な場合ではないかなと思います。
もちろん、私はこの製品をまだ使っていません。
ですから本当の良さはわかっていないかもしれませんが、手押しポンプ式のビールサーバーを所有する私としては、おおよその予想はつきます。
果たして、一回の空気の充填でどれくらい泡を出し続けられるのか?
それのみがこの製品の生命線であり、その機能そのものがこの製品が売れるかどうかの運命の分かれ道だと思います。
ほかの付加機能については、失礼な言い方かもしれませんが、あまり期待できないというか期待しないでいた方がいいように思います。
マイナスイオンやなんかは、あくまでも付加価値的なものであり、元来エアレーションを目的とした製品であることを忘れてはならないという意味で期待するなということなのでお間違いなく。
製品コンセプトは大変いいと思います。
無動力、無振動、無騒音、コードレス・・・エアポンプでこれだけの売り文句を提示できること自体がすばらしいことだと思います。
電気を使わないので環境にも大変優しいし、音がしないので寝室の枕元へでも設置できそうです。
もし、エアーの供給量が十分で、なおかつ再充填の手間が極力省けるものだとしたら、まさしく夢のエアポンプでしょう。
いくつかのデザイン的な改良点さえ改善されれば、そこそこの値段であっても飛ぶように売れるでしょう。
それどころか能力次第では、アクアリストは環境に優しいこのような製品を進んで使うべきだとさえ言えますし、そういう意識を強く持つべきだと言えます。
私も進んで使用しますし、人にも強く勧めます。
果たして、この製品がそこまでの性能を発揮してくれるものかどうか、期待して検証を進めていきたいと思います。
【セッティング】
・説明書通りの方法で空気を充填してみる。 充填時間:90秒 ポンピング回数:113回 個人的には、きつい作業だった。
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【様子】
セッティング数時間は大きな泡が出るということだが、それでもかなり細かな泡が出ている。 ただ・・・リングが・・・水景に違和感満点。 |
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ちなみにこちらは、エア用パレングラス。 こちらは見慣れているせいか、違和感はない。 水面の攪拌はそれなりに意義もあるので、併用もいいかなと思った。
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【 とりあえず使ってみて】
特に気になった点> 長所と思われる点> 短所になるかもしれない点>
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【24時間後】
設置直後 泡はほぼストレートに水面に向かって上がっている。 時折大きな泡(普通のエアレーションでいうところの細かな泡)が上がる。 |
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12時間後 ん?こんなに減って大丈夫?メーターは約半分まで戻る。 泡は小さくなり、揺らめきながら上がるようになる。 |
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24時間後 メーターが・・・明日には再充填かも。 泡は12時間後とさほど変わりないが、より細かになったような気はする。
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設置直後の泡 |
24時間後の泡 |
だいたい同じ位置の泡をそれぞれ同じ大きさに拡大した画像。 24時間後の泡が設置直後より細かくなっていることぐらいはわかるかな?
泡はさておき・・・問題はメーターにあるように思う。 最初のポンピングで、もっと詰め込んだ方が良いのだろうか?
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【60時間後】
設置36時間後 メーターはちょうど緑と黄色の境界線にさしかかっている。 |
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48時間後 丸2日経過。 今回は、再充填せずにもう少し様子を見てみることにする。 泡の束は、36時間後よりさらに弱々しい感じになっている。 |
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60時間後 黄色ゾーンまっただ中。 泡がかなり弱々しい感じになっている。 下の設置直後の画像と比べてもらうと、弱々しさがよくわかると思う。
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↓設置直後の画像 |
2日半(60時間)の経過を追ってみた。 再充填の時期を考慮すると、一定のエアレーション効果を期待する場合、出る泡の量が多いうちに再充填を行った方がよいと思うので、36時間後が理想的であると考える。 泡の添加だけに関していえば、60時間経過後もなお継続して添加され続けているので、満充填でおそらく3日以上は継続して泡を添加するものとは思われるが、48時間を過ぎた泡の出具合で十分なエアレーション効果を期待するには、水槽の大きさと生物の数が非常に重要な要因になると思われる。 今回の試験水槽は120センチ水槽。 正直、はじめの24時間のメーターの減り具合が早くて、メーカーの公称値「一週間程度継続して泡を出す」というのは、眉唾かと思ったが、36時間を経過しての粘りは想像以上であり、このままならば4、5日は泡を出すかもなという気がしている。それならば、1週間程度といううたい文句も許容できないことはないが、このあたりは個人的な言葉への許容範囲もあるので明言は避ける。
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