よしをのホームページユーザーテスト

第2回「フォーメストリング」テスト結果

テスト実施者「cutiewolf」さんからの結果報告


このページはよしをのホームページユーザーテストのコーナーで実施された第2回「フォーメストリング」に対するテスト結果報告のページの一部分です。
各テスト実施者からのテスト報告のページは全部で3ページ存在します。
正確なテスト結果の情報を得るために必ず第2回テスト結果報告のトップページからご覧になる事をお勧め致します。
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経過報告1 第一印象

よしをさんもおっしゃっていたとおり、泡発生調節ネジ部分に黒のラインというものが見つかりませんでした。また、取説のとおり合わせようととしてもねじが硬くて回りません。このまま使っていいとは思いますが、説明書のその部分に一言「出荷時に黒いラインにはあっています」とか何らかの記載があると安心できると思います。

チューブが直接本体から出ていて、チューブ交換が不可能なようです。チューブの破損=本体交換では将来的に不安があります。市販品の何らかの耐圧チューブとの互換性がほしいです。

※左の調整ねじが固定されているのはテストとはいえ正直キツイ。いろいろやって遊んでみたかったところですし。あと、右の耐圧ホースも高官出る構造ではなかった。なんとなくハード的にいじる気がしなくなった瞬間でもありました。

色についてですが、黄緑色は確かに水草水槽内では目立たないでしょうが、ベアタンクで使用する場合、かなり目立ってしまいますし、「安っぽさ」も出てしまうので、特にリング部だけでも黒がほしいところです。

ポンピングがけっこう大変そうな気がします。まだセットしていないのでわかりませんが、セット後は安定した場所でポンピングしたいので、結構置く場所を考える必要がありそうですね。あと、ポンピング部の手の当たるところですが、今のデザインよりポンピングしやすいデザインの方がいいような気がします。今のデザインだとバーが不自然に手に当たってしまうので・・・

経過報告2 セッティング

・テスト開始日 2003/3/9 12:30

・テスト環境

 水槽:120*45*45  水深約40センチ

濾過システム:よしを式サイホンオーバーフロー+よしを式60センチ自作濾過槽+簡易ウールボックス

 水温:26.5〜27.5

 ph:6.79〜7.50

 照明:20W*4 おおよそ朝8時から夜9時までの手動

 底砂:大磯砂

 エアーレーション:無し(従来のエアポンプはうるさいと言われて外した)

 生体:紅尾金龍(1才約35センチ)1匹

 水草:なし



※ちょっとういてる感のする水槽。と、いうよりは、この商品そもそも水草水槽に使うのが前提だからこんな水槽でつかわれるなんて思ってもいなかったでしょう。しかし、私は水槽内の酸素量増大による濾過効率向上に期待しています。(少なくともこの時点ではそう信じていました。)アロが気になって仕方ない様子でした。


セッティング
オーバーフローパイプの上部に直径10センチの場所があり、ちょうどうまく納まりました。耐圧ホースが大分余っていますが、さすがに切る気がしなかったのでそのまま適当においときました。
ポンピング
まず水槽の上に置いたままポンピングしたら、とてもじゃないけどやりにくい。結構力がかかるし不安定。結局両手で持ってエキスパンダーのように必死のポンピングになってしまいました。ホース切らなくって良かった・・・

ポンピングは約120回くらい。70回くらいまではちゃんと数えてましたが、あまりに疲れてしまい、回数は正確に数えられませんでした。

それにしても、ポンピングしにくい。両腕がパンパンになってしまいました。週一でこんな事やってたらいい運動になるなぁ・・・

確かに小さいです。市販品を購入したことがないので、具体的な比較ができませんが、とにかく小さい泡で、水深40センチ程度にセットしましたが、途中でほぼすべて溶けてしまい、水面まで届く泡があまりない状態です。これを見る限りポン ピングして圧縮した空気のほとんどが水中に溶解しているものと見てよさそうです。濾過性能の向上に期待がかかります。

※それにしてもあまりに細かく、いい写真が撮れませんでした。赤でくくってあるところが泡の部分です。見えにくいですが、ほとんど途中でとけ切っているようにみえます。

構造上、当然といえば当然なのですが、全くの無音です。泡が小さい上、ほとんど溶けてしまっているので泡のはじける音すらしません。水槽がリビング近くに置いてあるため家人に「うるさい」と言われてエアレーションをやめざるを得なかった私にとってはとてもうれしいポイントです。

セッティングについて、特に気になったのがポンピングですね。とにかくやりにくい。当初心配したとおり、バーが不自然にてにあたってしまいます。しかも、実際にポンピングするときは、場所の制約により、床の上でポンピングするのは難しく、両手で持ってポンピングすることが多いと思います。従って、全体のデザインも床の上に置いてポンピングするのが前提、みたいなデザインではなく両手で持ってポンピングしやすいデザインにするか、思い切ってホースをもっと長くして自転車の空気入れみたいにしてしまった方が使いやすいと思います。

このあたりは今後に期待、といったところでしょう。

経過報告3 一週間経過して・・

途切れ途切れですが、phを連続測定していました。詳細は以下のとおりです。あくまでも一週間だけの結果ですが、テスト前後での目立った変化はありませんでした。このあたりに数値的な結果が残せるのでは、と期待していただけに残念です。

3月8日 3月9日 3月15日 3月16日
時刻 ph値 時刻 ph値 時刻 ph値 時刻 ph値
9:00 6.81 8:00 6.79 8:00 6.82 9:00 6.80
10:00 7.11 11:00 6.94
12:00 7.25 12:30 7.40 13:30 7.50 13:30 7.21
18:30 7.30 18:30 7.45 18:30 7.50 18:30 7.31
21:00 7.22 20:30 7.49 20:30 7.48 20:30 7.26

青文字がテスト前。黒文字がテスト後。空白は測定忘れ。

冷静に考えてみると、そもそもこの商品の使用目的から大きく外れた使い方をしている訳で、まぁ当然の結果と言えば当然の結果でしょう。私がこの商品に期待したものは、第一に「静かなエアレーションシステムがほしい。」という事だった訳で、その部分では充分満足できる商品でした。しかし、この水槽では水量が多すぎph変化をもたらすほどの充分な酸素供給ができなかったようです。濾過槽の中にブチ込んでみようかとも思いましたが、ヘドロで目詰まりしそうなのでやめときました。みていてなんだか、がさつで無骨な中にデリケートなパーツがちょこんとあって浮いている感じです。今後、この水槽はさらに大きくなる予定なので、この水槽ではちょっとこの商品の出番はなさそうです。

経過報告4 45センチ水槽に移しかえ

アロワナ水槽の中でけなげに頑張っているフォーメストリングがちょっと哀れに見えてきたので、本来の実力を発揮すべく水草の繁っている45センチ水槽での稼動をしてみました。環境は以下のとおりです。

・テスト開始日 2003/3/21 13:30

・テスト環境

 水槽:45*30*30  水深約25センチ

濾過システム:普通の底面フィルター+上部フィルター

 水温:26〜27

 ph:7.47〜8.22

 照明:15W*2 おおよそ朝8時から夜9時までの手動

 底砂:大磯砂

 エアーレーション:無し

 生体:4センチ程度のエンゼルフィシュ1匹 ベタ1匹 ネオンテトラ3匹 カージナルテトラ1匹 コリドラスジュリー1匹 ヤマトヌマエビ10匹位

 水草:ミクロソリウムいっぱい ウィローモス握りこぶしひとつ位 アヌビアスナナ数本


そもそも水草を本気でやろうとしてたのではなく、青ザリガニのヤビーのえさとしてホームセンターの大安売りの時に大量に購入したのですが、ヤビーが亡くなってしまい、そのままなんとなく飼育していた水槽です。CO2添加なんて考えもしていませんでした。そんな訳で(こんなテストに参加しておいて大変申し訳ないのですが)水草に関しては素人です。育て方の基本すらできていないかもしれませんがご容赦ください。

経過報告5 移設2日後で・・・

ちょっとびっくり。なんとミクロソリウムの裏に気泡がびっしり。これが世に言う光合成なのかと初めて見る光景に感動しました。水草の調子も良さそう。これだけ目に見える結果があるととてもうれしいです。

経過報告6 45センチ水槽の結果

とりあえずph連続計測の結果です。

導入前にほとんど計測していなかったので、前後の変化についてはデータ不足ですね。測定時間もまちまちではありますが、全体的な傾向としては徐々にphは上がっているといえるでしょう。こうしてまとめてみるとけっこういいデータになっていますね。

3月21日

3月22日

3月23日 3月24日
時刻 ph値 時刻 ph値 時刻 ph値 時刻 ph値
9:00 7.47 8:40 7.55 6:30 7.54 6:30 7.60
9:30 7.58 10:00 7.61 7:30 7.63
13:30 7.50 14:00 7.57 13:15 7.67
18:30 7.58 18:30 7.61 19:40 7.66 19:00 7.77
20:30 7.61 20:30 7.42 20:30 7.64 20:00 7.63
4月19日 4月20日 5月10日 5月11日
時刻 ph値 時刻 ph値 時刻 ph値 時刻 ph値
9:30 7.98 10:00 7.92 9:15 7.96 10:00 7.86
13:30 8.02 14:00 8.12 12:30 8.16
18:30 8.09 18:30 8.07 18:30 8.20
20:50 8.04 21:05 8.05 20:10 8.22 20:20 8.21

※青文字がテスト前。黒文字がテスト後。空白は測定忘れ

見た目の変化を比較してみました。

左側が3月21日撮影  右側が5月21日撮影 です。

もっと劇的に違うだろうと思っていましたがあまり変化がみれないような・・・というか、入れ替わってても判らないんじゃないかとも思えちゃいます。よくみるとやぱし繁ってきてるのは判っていただけるでしょうか?

一ヶ月ぐらい経過するとコケの出方が明らかに変わってきました。いままではそれほどコケの出ない水槽でしたが、2日ほどで前面アクリルに薄く緑のコケがつき始め、一週間もするとけっこう目立つようになります。葉にもいろいろなコケがつきました。右の写真で茶色っぽいのがそうです。頻繁にコケとりをしてやればいいのでしょうが、なかなか時間が無く、せいぜい週一の水交換以外ほとんど手付かずになっています・・・・

経過報告7 強度に不安が・・・

いつものようにポンピングしていたら「パキッ」と軽い音がして何が壊れました。良くみるとポンプの棒の部分をロックする部分が折れたようです。写真の赤丸の部分が折れたパーツです。点線の部分に入ってロックする仕組みだったものが折れたのでクルクルまわってしまうようになりました。ちょうどcopapaさんと同じ症状だと思います。これで3台中2台はこの状態になったわけで、これは今後改善しなければならないのでは?

結果報告