よしを’S質問箱
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Q974.エアレーションについて
【木戸伸さんからの質問】
はじめまして。
アクアリウム歴1ヶ月の若輩モノです。
夜間、消灯時のエアレーションについてお伺いします。
沢山の水草が密に植えてあり、点灯時盛んに光合成を行っている水槽では、消灯した後、呼吸作用に変わり酸素が消費されると思いますが、その酸素の量で水草も好気性バクテリア等の呼吸もまかなえるのですか?
残留しているCO2を抜気して酸素を供給する必要はありますか?
もし酸素を供給するならエアレーションしか思い浮かばないのですが、「あれはただの空気であって酸素の量は20%しか含まれてないし酸素は水に溶けにくいから全く必要が無い。pHを上昇させるだけだ。」
とショップの人に言われました。本当の所どうなんでしょうか?
ご指導ください。

A974.水草とエアレーション
元気な水草が沢山植えられており、日中に光合成が盛んに行われ溶存酸素濃度が高く保たれる環境で、水槽に飼育している魚がそれほど多くない状況の場合は、バクテリアを含めて水槽内で生きている生物の呼吸のための酸素は、水草の光合成だけですべてまかなわれるという場合が多いです。

またそのような環境で水草の光合成のためのCO2添加をしており、しかもその添加量が過添加だった場合には、エアレーションによってCO2が発散されpHが上昇するという事が起こりますが、そもそもそのような状況ではエアレーションすることがその原因ではなく、CO2が過添加であるということがその原因であるので、エアレーションによりpHが上昇するのが悪い事なのではなく、CO2が過添加のためにpHが低下しすぎているのが悪いということと考えるべきでしょう。

いずれにしても光合成で酸素が十分供給されるのであればエアレーションする必要性は有りませんし、CO2が過添加の場合はpH上昇するという不具合も起こりますので、エアレーションしない事が多いです。

ただ、「酸素は水に溶けにくいから云々」という内容は正しくないと思います。
水草などを入れていない水槽なら水槽内の生き物の消費する酸素はエアレーションによって供給されるのが普通ですので。

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