よしを’S質問箱
- Q954.グッピーの稚魚について
- 【グッピー命さんからの質問】
購入から2ヵ月半くらいになります。(グッピー1P)
購入してすぐに出産し、その稚魚はしばらくの間産卵箱に隔離していました。
ある程度(3週間くらい)して、結構な大きさに育ったこともあり、(それでも小さいですが・・・)狭い産卵箱に20匹は狭いし、この程度の大きさならもう食べられることもないだろう・・・と思い開放しました。一週間後には6匹・さらに3日後には4匹・最終的には3匹しか残りませんでした。
かなり大きく育つまで、一緒にするのはまずいのでしょうか?
それと、2週間前に2度目の出産をしました。
今度は、産卵箱ではなく40cm水槽に稚魚のみ隔離しています。
餌には稚魚用の細かい粉末のものを与えています。時々ブラインシュリンプ(フリーズドライ)を使っています。
換水は一週間に一回10リッターしているので、1週間前に一回・近日中に2回目の予定です。
この状態で飼育しているのですが、奇形が多数発生しているようです。
産まれたばかりのときは気づきませんでしたが、今見ると、背骨が曲がってしまっていてまっすぐに泳げないものや、底の方でひっくり返っているもの(ちゃんと生きていて、底に沈んだえさを食べている)がいます。
年をとったグッピーから産まれる稚魚には奇形が出やすいと聞いた事があるんですが、そのせいで生まれつき奇形なのでしょうか?
それとも、水質・餌・その他もろもろの飼育環境のせいで奇形に育ってしまったのでしょうか・・・
また、今後のことを考えると、このまま飼育していくのもどうかと思うし・・・処分するのもかわいそうだし・・・・
お知恵をお貸しください。
よろしくお願いします。
- A954.グッピーの繁殖
- まずはグッピー飼育における自分のスタイルという物を確立して下さい。
大きく分類すると主に外国産のグッピー(10匹千円〜2千円程度)を飼育して一般的なアクアリウムを楽しむという方法と、ペアで数千円から数万円といった国内産のグッピーを飼育し、アクアリウムの中でもグッピーという特化したジャンルを楽しむという方法に分かれます。
もし前者のスタイルで楽しもうというなら、グッピーなら子供が産まれても特別な事はせず、自然繁殖を基本とするのが良いと思います。
ウイローモスや水草など稚魚の隠れ家になる所を多く作ってやれば、稚魚を隔離する事をしなくても他の魚に食べられる事も少なく、ある程度の稚魚が大きくなるまで育ちます。
グッピーは繁殖力が強いですので、そのぐらいの環境の方が増えすぎて困るということも少ないと思います。
また、あくまでも自然体で管理すれば奇形などの生命力が弱い物が淘汰されるので、そういった問題に悩まされる可能性も少なくなります。
何よりも水槽を増やす事なくグッピーを楽しむことが出来るのが良いです。
但し、違う種類のグッピーを混泳させると雑種が出来て3世代ぐらいで汚らしいメダカが出来上がってしまいますので、気に入った種類のグッピーを1種類だけ飼育した方が良いです。
国内産グッピーを飼育してグッピーという特化したジャンルを楽しむなら、稚魚は少しでも多く生存させた方が良いですから隔離して飼育するのが普通ですが、そのような楽しみ方をする場合には親と子供、雄と雌など様々な分類で水槽を隔離して飼育しますので、小型の水槽が何本も必要です、また遺伝を勉強しながら計画的に繁殖させ勿論選別は行わなければなりません。
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