よしを’S質問箱
- Q952.濾過槽について教えてください
- 【d-phayさんからの質問】
初めましてよしをさん d-phayと申します
HP、Q&A等も含めて読んでないページはないと自負するほど熟読させていただいておりますそろそろ暖かくなってきて過ごしやすい日々となっておりますしかし同時に今年も夏に向けて暑さ対策を考えなければならない時期も近づいて参りました一昨年までは
・照明のリフトアップ(1年中上がってますが...)
・蓋の除去(これも1年中置いてません...)
・冷却ファン
・その他(昼夜反転等一般的な物)
でだいたい最高気温32〜33℃ぐらいでしたら28〜29℃に抑えることが出来てましたしかし例年暑さが増しておりかつ私の家では室温が高めなこともあり30℃を超えてしまう日もありました
そこで昨年は外部フィルターの排水パイプをEPSと保冷剤にて冷却してみました保冷剤の量によってはまずまずの効果が得られました(と言っても1〜2℃でしたが)
今年はもう一工夫したいと考えております
そこで質問なのですが外部フィルターをEPSにて覆ってしまい保冷剤にて冷やした場合濾過に何か影響が出ますでしょうか?
ヒーターを入れていない別の水槽で1年中濾過に影響が出ていない(出ているのかもしれませんが実感としてはわかりません)ことを考えると大丈夫なような気もするのですがどうでしょう?
細菌類となると温度によって発酵速度が変わったりしますのでもしかしたら影響がと思いお聞きした次第です
今月末にはビーシュリンプ専用水槽を立ち上げる予定(水槽はもう稼働し始めてます)もあり温度にて全滅されると悲しい物が...
お忙しいこととは思いますが何卒ご教授下さい
宜しく御願いいたします
- A952.外部式濾過装置を冷やす
- 良いかどうかのみを回答するならば、確かに問題ないという事になると思います。
フィルターに水が回っている限りはフィルターをどんなに冷却したところでフィルター内部の水や濾材の温度は通常の流量で循環されている水のおかげで水槽の水温とほぼ同じ温度に保たれるため、フィルターを冷却している事が水槽全体を冷却している事と取って代わり、そのおかげでフィルターそのものが過激に冷却されてしまわないという結果に成るからです。
しかし、水槽掃除の時にフィルターを停止しするならばそのときに同時に冷却も中止するようにしなければ、フィルターの電源を停止している数十分の間にフィルターの内部温度が下がりすぎてバクテリアの生存できないような温度にまで低下する事が考えられます。
どの程度の温度までどの程度の時間低下させたら具体的な影響があるのかといった数値は持ち合わせておりませんが、通常の熱帯魚飼育で能力を発揮する濾過バクテリアは水温や酸素量については熱帯魚が求める物とほぼ同じ環境を求めると言うこと、逆に熱帯魚が生きていけない水温や酸素量の場合はバクテリアもその数が減少する事から考えると、例え水槽掃除の数十分の時間であってもそれなりのダメージがある可能性もあります。
また水槽掃除という意図的な作業の場合のみ成らず、留守中に停電が起こったりした場合を考えるとフィルターそのものを冷却するのはあまり良いシステムとは言えないと思います。
ほぼ同様の効果でもフィルターから水槽へ戻すホースを延長し冷却をさせる装置の中で何重かの螺旋状にして通過さえる方法なら、ポンプが停止したときに冷却され過ぎたとしても、ホースの中の水が凍り付いて水が流れなくなるほどの事が無ければ、さほど大きな問題には成らないと思います。
よって夏場の水温上昇対策として水槽外での冷却を考えるならフィルターそのものを冷却するよりフィルター以外の箇所で冷却するようにした方がより安全だと思います。
パワーフィルターは内部にポンプが存在するため動作中は熱を発生します。
密閉された水槽台の下にパワーフィルターを設置した場合などは夏場に熱がこもり、水温上昇の原因となります。
フィルターの設置場所を変更するなどして空気の自然な循環や強制的なファンの風などでパワーフィルターの熱を逃がすという程度の、過度な冷却の可能性のない方法によるフィルター冷却なら、安全性にも問題が無く、効果もそれなりに有ると思いますので有効だと思います。
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