よしを’S質問箱
分類 @@#CO2#@@
Q950.発酵式CO2添加について
【Marsさんからの質問】
よしをさんのHP通りのレシピで水草水槽に発酵式CO2連続自然添加(以下略)を試しました。
 発酵床は、お湯を入れたコップにゼラチンを入れ溶かし、それと水と砂糖を鍋で30分ほど煮た後冷ましたもので、透明な黄色をしています。(水・砂糖・ゼラチンの比は1g単位で正確に)
 新品のドライイーストと水と砂糖をレシピ通り(量はスプーンで適当に)に入れたら、2時間ほどでパレングラスからCO2が出てきました。このとき、発生量はADACO2カウンターで1秒に1.7滴。大満足!…のはずなのに、3日後には、パレングラスから目でぎりぎり確認できる程度の「花粉」がチロチロと出ているだけ。発生量は5秒に1滴です。
 接続は、ペットボトルを加工した発酵容器→カボーションルビー→CO2カウンター→パレングラスの順です。各パーツの間はエアチューブです。室温は夜で20度ぐらい。容器は別の水槽と外部式フィルターの間に置いてあります。
 さらに、Q&Aをみて発酵式についてわかったことをまとめてみました。『発酵床はゼラチン等の火の通し方で出来具合が違う。発酵床が液状になるのを防ぐために夏場はゼラチンの量を少し多くしたほうがよい。容器内の温度が低いと発生量は減少、逆に温度が高いと増大する。イーストの量を増やすと発生量も増える。』といった感じでしょうか。
 ここから質問です。上の『』内の事項は間違っていませんか。またこれ以外にお気づきのポイントがあったら教えて下さい。CO2発生量を元に戻すにはイーストを足すだけで大丈夫でしょうか。

A950.発酵式CO2のテクニック
なんだか取り調べを受けているか、問いつめられているようで緊張しますね。

まず私から一つお伝えしておきたいのは、発酵式CO2を含めてそういった事柄というのはアクアリウムを楽しむための一つのポイントだと思いますので、発酵式CO2を単に機能を果たせばそれで良いといったタダの道具だと思わずに、是非ともそういった所でも自分なりの研究や工夫を行って、発酵式CO2装置一つでアクアリウムの楽しみをいくつも味わってほしいと思います。

その為には細部にわたって他人に聞いてやるのではなく、大きな道筋を確認したら根本的な間違いがないという事だけを押さえて、あとは自分で考え自分で研究し、自分で工夫するという姿勢が大切だと思います。

折角ですのでご質問いただいた内容についてお答えいたしますが、『』内の内容については、もちろん度が過ぎるとその通りとは行かないと思いますが、ある程度の範囲内ならその通りで間違いないと思います。

その他のポイントとしては発行が進んで分解された砂糖ゼリーはアルコール分が高い液体となっていますので、そのまま放置するとアルコールによってイースト菌の活動が弱まり、最後には死んでしまいます。
よって発酵が弱くなりイースト菌を追加するときには分解されて液体になった部分を捨ててから追加投入した方が後の発酵がスムーズになると思います。

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