Ｑ９４９．水草の間延び

【souさんからの質問】
水草水槽を下記のようなシステムでやってます。
グロッソやアヌビアスは順調に育っているのですが、有茎の水草（アンブリア・ハイグロフィラ等）の茎ばかりがひょろひょろと伸びてしまいます。特にアンブリアにいたっては、下部が溶けたりしています。何が問題なのでしょうか？

６０ｃｍ水槽
照明　２０ｗ×２
ＣＯ２　強制添加　１滴/秒
底砂　アクアソイル＋パワーサンド
外部式ろ過装置
水温　２５度　
セットアップ後　２ヶ月

Ａ９４９．セット後の水槽

まずはセット後２ヶ月の水槽というのはまだまだ不安定だということを認識して下さい。
もし、水槽の濾過について十分に理解しており、現在濾過はきちんと機能していると自信を持って言える場合を除いては、「よしを’ｓ濾過話」を参考にして濾過について理解した上で、現在のご自分の水槽をチェックしてみて下さい。

濾過がきちんと機能するようになってもそれは人間で言えばハイハイが出来るようになったぐらいなもので、２本足で立ち上がって歩いたり走ったり出来るようになるまでは、まだまだ期間が必要です。

水槽では正しいメンテナンスをして半年程度経過してやっと水質が安定し、さらに半年から１年ぐらい経過して底床がこなれてやっと水草が育ちやすく成ります。

アクアソイルでは底床がこなれるのを待つ期間はかなり短くて済むと思いますが、そのぶん初期の水質が不安定だったり、パワーサンドを併用した場合には初期の水槽水の栄養度が高すぎたりして、セット後半年程度は余計に水質が不安定になる傾向があります。

以上のことをよく理解してあまり焦らずに、良い水質で安定した状態になれるよう、基本に忠実な水槽メンテナンスを地道に続けるのが一番の早道だと思います。

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