よしを’S質問箱
分類 @@#水草#@@
Q908.水草の基本的なメンテ
【こーへいさんからの質問】
いつも為になる情報をありがとうございます。
まだ水槽立ち上げから半年に満たないわたしの水槽も、おかげさまでいつの間にやら水草水槽に変化しております。何故かミドボンも有ったりします・・・(^^ゞ
水草の栄枯盛衰を短期間ではありますが、爆殖するもの有り即消滅するもの有りと目の当たりにしております。
そこで漠然とした質問なのですが、水草によりトリミングや堆肥・株分けが異なると思うのですが

トリミングや株分けのポイント等があればご教授願いますでしょうか?
はっきり言ってメンテ方法がわからないのです。
水草等の解説書を探すのですが、なかなか普通の本屋には無いし、また近所にも水草屋と言うものが無く、量販店の店員に聞いても「・・・・・・・^_^;」な状態です。

今水槽に居てるのは
ハイグロ(爆殖中)赤のタイプとノーマルタイプ
ラガラシホン(爆殖中)
アマゾンチドメグサ(白化しかけ・・・)
バリスネリア(小康状態)
アンブリア(爆殖中)
ミクロソリウム・ナローリーフ(爆殖中)
ミクロソリウム・ウィンドローブ(爆殖中)
あとリシアとモス

液肥等はほとんど添加してませんが、CO2は連続添加してます。
有茎系等は切って挿せばいいだけでしょうか?せっかく根が生えてきたので切ってしまうのも忍びないので、そのまま苔むしたり葉が枯れたものは取り除くのですが、いかんせん狭い水槽(60)だんだんワヤクチャになってきております・・・。

宜しくお願いいたします。m(__)m

A908.水草のトリミング
トリミングの方法としては
有茎草の場合
一旦根っこから全てを抜いて根が付いている部分を含めて草の下の方を切り落として捨ててしまい、上の方をもう一度植えるというやり方と、底床に埋まったまま長く伸びすぎた草の上の方をカットして捨ててしまうという方法が有ります。
一般的には前者の方法を採る場合が多く、普通のトリミングの仕方と言えばこの方法と思って良いでしょう。
後者はピンチカットと呼んで細かい有茎草や密植した有茎草の全体的なボリュームを出したいときなどにこの方法を採ります。
パールグラスや、ロタラなどはこの方法でこんもりとした林状態に成ったりします。

また、ピンチカットした上の方を底床に刺し戻して両方のトリミングをミックスして行うという場合も有ります。
これをやれば水草はどんどん増殖するんですね。

ある程度やったところでそれ以上水槽には植えるところが無くなりますので、そうなってしまったら定期的なメンテナンスの度に、大量の水草を捨てなければならなく成るんですね。

そうやってトリミングの時に捨ててしまう草を愛好者の間で送料のみで流通させようという考えがFAPと呼ばれる制度です。
是非とも水槽の調子が良くなって捨てなければならない水草がどんどん出てくるようになったら、どこかのアクアリスト同士の交流の場で「ふぁっぷしますよ〜」とやってみて下さい。
ロゼット型の場合
意図的に株分けをしたりして増やすことはまず出来ません。
増えすぎた葉や枯れて汚くなった葉を株の根本から取って綺麗な姿に整えるというのが一般的なトリミングの方法です。
自然に株分かれした場合は適当に育ってきたところで、全体を抜いてそれぞれ離れた場所に植え直すという事に成るでしょう。
ランナーやシューターが出た場合はそのまま放置すれば子株が取れます。

ロゼット型の水草は水槽で場所を取る場合が多いので、ランナーやシューターが出ても不要ならすぐにカットした方が良いです。
または10cmぐらいに育ててからシューターからカットしてこれもFAPに出すと言うことでも良いと思います。

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