Ｑ８９５．金魚から熱帯魚へ

【のぶすけさんからの質問】
子供が2年前の夏祭りですくってきた金魚の水槽(30cm)で使用しているろ材(サブストラット)を新規立ち上げの熱帯魚水槽に分割して使用することは可能ですか。
ショップの人はバクテリアの種類が違うからやめたほうがいいと言っていました。
金魚水槽は水温25度で亜硝酸濃度OKの他は未検査です。

余談ですが、このHPとリンクしている「おーつかさんのページ」の作者はひょっとして、よしを先生
じゃないですか？

Ａ８９５．金魚と熱帯魚

出来るならば金魚の水槽の濾材は是非とも使った方が良いと思います。

バクテリアの種類が違うと言った店員さんには「では、あなた達が胸を張って販売しているあれと、あれと、あのバクテリアの元は、私の家の熱帯魚水槽に繁殖するべきバクテリアと、全く同じだと言うのですね？」と質問してみれば良いと思います。
まあ、その店員さんはけっして「ごめんなさい」とは言わずに、のぶすけさんより自分の知識の方が有るということを盾に、よく分からないようなことを言ってケムに巻こうとするでしょうから、そんな言葉は相手にせず、そのショップからは脱出し二度と利用しないことをお勧めします。

もちろん飼育する魚や水温やその他状況が大きく違いますので、金魚の水槽で繁殖したバクテリアが、そのまますぐに熱帯魚の水槽で１００％の濾過能力を発揮できるとは思いませんが、何もない状態で熱帯魚の水槽を立ち上げるよりは金魚水槽の濾材を使った方がずいぶんましだと思いますし、市販のバクテリアの元を使うのと同等かそれ以上の効果は有ると思います。

そんな有効な手段を「やめた方が良い」と言うのは、濾過が機能しない水槽に熱帯魚を入れてすぐに死んでくれれば良いとか、市販のバクテリアの元を買ってもらおうといった、ショップの儲けのため以外の何ものでもないと思います。
騙されたと後悔する前に、そのような儲け主義のショップへは立ち寄らないようにするのが一番です。

ちなみにおーつかさんは私の”科学の先生”ではありますが、私自身ではありません。
そんなに文体などが似ていたりしますか？
それから私はただのサラリーマンオヤジですので、先生とは呼ばないで下さい。
（「先生」よりは「そこのオヤジ！」と呼ばれた方が性分に合っていますのでよろしくお願いします。）

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