Ｑ８７７．ろ材について

【匿名希望さんからの質問】
こんな質問どうかと思ったのですが、色々なＨＰで自作ろ材を見かけます。
スポンジを切っただけ物や、活性炭を中に仕込んだものなど多種多様です。
お聞きしたいのは、１００円ショップで見つけたものがろ材に使えるかどうかです。
「へちま」が売っていました。穴も適度にあいていて水の通りも良さそうだし、生物ろ過材として使えないですかね？
意見をお聞かせくださると幸いです。

Ａ８７７．濾材色々

結論から言いますとＯＫです。
濾材なんてそもそもそのぐらいいい加減なものなのです。

これは販売されているものがいい加減なものであるということではなく、バクテリアの住処としてはありとあらゆるものが利用できると言うことです。

極端に言えば着古したＴシャツでもＯＫですし、ボロ雑巾でもＯＫです。
それらを上部濾過装置の濾材をセットするべき所にセットすれば、時間と共にバクテリアの住処になり、それなりに濾過が機能するでしょう。

しかし、実際にはボロ雑巾などを濾材として使用しても繊維分の分解と共にいつかは使いものに成らなくなりますし、水の通り具合や目詰まりといった事ではＴシャツや雑巾では非常に使い辛いため、そのようなものを本当に濾材として使用する人は居ないと思います。

ということで、バクテリアの付着が可能で長期間使用してもあまり形状変化せず、しかも水通りが良く汚れによる目詰まりも発生しにくければ、それが洗車用のスポンジであろうと何かが梱包されていた容器や袋であろうとも何でも良いのです。

へちまは植物の繊維ですので使用しているうちに腐ったり溶けたりすることが考えられますので、濾材への転用は不向きだと思います。
へちまと似た構造をしている化学繊維で出来た人工的なスポンジなら転用の可能性は十分にあると思います。

いずれにしても何らかの成分が溶けだして水質を変化させてしまわないことが大前提です。

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