よしを’S質問箱
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Q875.嫌気濾過になるかも知れませんか?
【仁志村さんからの質問】
すごいHPだと思います。どうしてかは皆さんご存知なので,さっそく質問させて頂きます。
私の嫌気濾過挑戦法について診断をお願い致します。未熟者ゆえ,
  1. 現在迄の水槽システムに、又経済的にリスクが少ない
  2. 成功の兆しが有れば拡張できる。
を前提にデニボールを入れました。
飼育魚はガーやタイガーショベルキャットの数尾です。120p水槽,上部濾過,EHEIM2233,フィッシュレット,エアカーテン,のベアタンクですが,この120p水槽の上部にアングルを組み,40pプラケース3個を塩ビ管で直列に接続し並べています(予備水槽に使用)。飼育水は120p水槽→外部濾過→40pプラケース×3個→上部濾過→120p水槽と循環しています。未熟者の水槽にしては,好調を継続していると思っています。
前述の40pプラケースの一つ(外部濾過直後)を,嫌気濾過槽にしてみました。タッパー(15p×15p×20p)にリング状濾材とデニボール8個を洗濯ネットに入れたまま投入し、40p水槽に沈めました。珊瑚石(2p×15p×20p…2個)もその脇に沈めました。この濾過槽は水面をサランラップ(水面と密着)で閉塞し、大気接触を絶っています。外部濾過〜嫌気濾過槽は気密状態です。外部濾過からの流水(自体が弱流)は、濾材を入れたタッパーには直接当てていません。
これは、実益を上げる嫌気濾過槽に発展する可能性が有るでしょうか? 止水域を造る為のタッパーと洗濯ネット内の濾材は、もっと水循環させるべきでしょうか?
これもこちらに習い外掛オーバーフローを追加する予定ですが、その時は40p水槽3個とも嫌気濾過槽にとも考えています。この嫌気濾過槽について,アドバイスや御意見をお願い致します。

A875.嫌気濾過
あくまで想像でしか過ぎませんが、私が知っているデニボールの使用報告と対比してみても、ご報告されたような構造で十分に脱窒は行われるのではないかと思います。

タッパの中の水流量については何とも判断しがたいですが硝酸塩濃度をチェックしながら色々と調整してみるのが一番確実だと思います。

オーバーフローに変更するとすればデニボールの装置の位置をよく検討された方が良いと思います。なんといってもオーバーフロー式ではオーバーフローするところで爆気されて最も溶存酸素濃度が高いでしょうからデニボールの装置は濾過槽の中からポンプで別系統に回しそこで循環させるような構造の方が良いかと思います。

濾過槽の最終段から給水して濾過槽の第1段目に戻すような形でバイパスフィルターを設置すれば良いのではないかと思います。
バイパスフィルターも海水で使用されるようなカルシウムリアクターのように装置内はポンプで強烈に循環するが、その装置に入水して排水される水量は1分間に数十CC程度に成るような構造なら非常に良いのではないかと思います。

これだけ研究熱心なお方なのでカルシウムリアクターというヒントだけで、その構造はお分かりになると思いますので詳しい構造の説明は割愛します。

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