Ｑ８２８．濾材の交換時期

【吉祥寺の本屋さんからの質問】
始めまして。
ブラック　アロワナを飼育しております。
５年買い続けて、約60cmになりました。
今年の夏に、ジャンプして背中の鱗を剥がしてしまい、再生したのですが白っぽくなり、１ヵ月後には白い１ｍｍもない白い点が無数に出来てしまいました。
白点病かと判断し、塩やメチレンブルー、水温の30度など試してやりましたが、症状が一向に改善されません。
　そこで、ショップに相談したところ、水の悪化が原因ということで濾材の交換を勧められました。（薬品、塩などは必要なしということです）
よしおさんのＨＰの中で濾材は半永久的とありましたが、実際濾材の交換によって水質は改善されるのでしょうか。
　質問は、ブラック　アロワナの病気への処置は、どのようにしたら良いか？
濾材をすべて交換したほうが良いのか。
　宜しく、お願いいたします。

水槽　１２００＊６０＊６０
フィルター　２２１３*３、２２２４*１
濾材　スターターキット（５年使）

メンテナンス　1週間　１／３換水　フィルター濾材６ケ月に一度掃除　

Ａ８２８．濾材の交換

まあ、そのショップの方が何を意図して濾材の交換を勧められたのか不明ですので、あまり断定的なことは言えませんが、個人的には金儲けを意図してそれを勧めているような気がします。

エコフィルター以前のスターターキットであれば濾材はエーハイメックとエーハイサブストラットだと思いますが、それを使っているなら硝化という作用だけを考えると、汚れたら洗浄して使えば半永久に使用できます。
使用していることで汚れが蓄積し濾材の表面積が減少しているという事を懸念してということも考えられますが（←そもそもこんな事を懸念する必要性はないと思いますが）、現在使用されている装備では全体の濾材容量も十分すぎる位なのでそういった要素も無いでしょう。

もしかしたら硝酸塩の蓄積を減らす為にシポラックスなどの嫌気性濾過の効果が期待できるような濾材への変更を勧めたのかもしれませんが、それならば単なる濾材の交換を勧めるより、デニボールの使用や構造の違ったフィルターやバイパスフィルターのような物を勧めた方がよっぽど確実なので、嫌気性濾過の実施を狙ったという可能性も少ないと思います。

そうやって消去法で考えると残るはショップの売り上げという事しか残らないです。

もし、そのショップがアロワナを買って以来のつきあいのあるショップならもう一度話をして、濾材交換を勧めた真意を確認した方が良いと思います。

そのショップがそれほどつきあいの無いショップなら別なショップを探したほうが良いかもしれません。
アロワナなら餌代などでそれなりにショップにお金を落とすわけですから、どうせ使うなら良心的で信頼の出来るショップで使った方が自分のためにも成りますし、ひいては自分以外のアクアリストの為にも成ります。

アロワナの鰭の件は実際に見たりしないことには何とも意見しかねます。
これも写真などを持参して大型魚等を専門に扱っているような技術力のあるショップに相談するのが一番かと思います。

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