よしを’S質問箱
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Q799.ろ材のセットとメンテナンス液
【Marsさんからの質問】
私は複数水槽を維持しています。新しく1本水槽をセットするのですが、ろ過が安定するまでの時間を短縮したいと思っています(まあ普通でしょ)。
ろ過バクテリア液など最初から相手にはしていませんが、ここで『こうしたらどうなのだろう』と思ったことがあります。
新しくセットする水槽のろ過槽に、他のメンテナンスで使ったろ材を洗った残り汁を入れたらどうなるのだろう?
残り汁にはろ過バクテリアも少なからず存在するはずです。これって効果あると思いますか。

A799.バクテリアの移植
そういうやり方は水槽を1本以上維持しているアクアリストならよくやる方法です。
もっとも効率的なのは既存の水槽の濾過装置から半分程度の濾材を新しい水槽へ移動してしまうやり方です。
既存水槽の濾過能力に多少のダメージは有りますが、通常濾材の掃除をするときにも半分だけ濾材を洗うというやり方をする事から考えると、よほど過酷な環境でない限りは半分の濾材を奪われてもさほど大きな問題にはならないです。
(もちろん既存水槽の濾過装置で空いたスペースには新しい濾材をセットします)

既存水槽の濾過にあまり影響を与えたくないならお考えのように濾過装置の中の水とか、あのどろどろとした一見ヘドロのような物を新しい水槽の濾過装置に投入することは非常に効果があります。

濾過機能の移植の他に濾材を洗浄した水や濾過装置のヘドロというのは観葉植物の肥料としても非常に有能らしいです。
昔の人は米のとぎ汁まで有効活用したそうですが、アクアリストもそれを見習って濾材の洗い汁も有効活用ですね。

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