Ｑ７６４．セール品について教えてください

【ヨッピーさんからの質問】
いつも楽しく拝見しています。
早速なのですが、前々からインペリアルゼブラプレコが欲しくてたまりませんでした。
いままで、セール品に手を出したことはないのですが、学生の自分は、安さに負けてしまい。
インペリアルゼブラプレコを\２９８０で購入しましたが、二匹のうち一匹がトリートメントしている途中に逝ってしまいました。そもそも水合わせのときそのインペのいた水質を調べるとPHが３．８と
いう数値で驚いてしまいました。はじめてのセール品だったのでわかりませんが。これは普通なの
ですか。そのあと水合わせは約丸１日かけました。あとトリートメントは何をしたらいいのですか。
自分は一応４５センチの水槽で病気の有無、餌付け程度しかしてません。これだけではたりませんかちなみにその４５センチ水槽は水作エイトNとプライムパワー１０を使用しています。
亜硫酸も問題ありませんでした。念願のインペだけにショックが大きいです。
やはり僕のような未熟ものはセール品には手を出さない方が賢明なのですか。

Ａ７６４．レジにて５０円引き

スーパーに買い物に行くとよく同じ商品なのに同じ棚にある１〜２個だけ”５０円引き”といったシールが貼られている物があります。
よくよく見るとそういった商品って賞味期限が他の物より短くてその日かその翌日までの賞味期限に成っているのがその理由である事が多いです。
若い奥様達の中には１時間でも賞味期限が遅く到来する商品を探すのに命を懸けているような人もいるので、そういった商品は以外に嫌われるようですが、私はその日に食べる目的で買う食材なら、別に賞味期限がその日だろうが明後日だろうが関係ないので、５０円引きの安い方を買うことが多いです。

さてさて、アクアリウムにおけるセール品というのはどうでしょうか？
器具の場合は確かに古いとか、旧型品とか、または箱が破れているなど、一般生活用品のセール品として扱われる基準とほとんど同じと考えて良いと思いますが、生体の場合はあまり人気が無くて売れ残っているとか、サイズが大きすぎるとか小さすぎると言う理由で普通の値段では敬遠してだれも買わないといった事情が有る場合も有りますが、調子が悪いとか来週には死んでしまいそうだといったような理由からセール品としている事はまずないと思います。

もし入荷した魚をチェックして調子が悪く「明後日には死んでしまいそうだからセール品にして早く売りさばいてしまおう」等という商売をしているショップが有ったとしたら、それはセール品を買ったのが悪いのではなく、そのショップ自体を利用したのが悪いということになりますよね。

ショップとしてはセール品にする理由は様々だろうと思いますが、よほどの悪徳ショップでない限り調子の悪い個体だからセール品にしようという事はしていないと思います。

しかし、今回購入されたケースではショップの陳列水槽のｐＨが異常に低いのは、購入後に死んでしまった理由にかなり強く関係していると思います。
そもそも、ショップとして陳列水槽の水質管理が出来ていないのではないかと思います。
もし、使用しているｐＨ測定の試薬や装置に間違いがなければセール品を買ったからではなく、陳列水槽の水質管理がきちんとしていないようなショップから購入したのが原因だと思って良いのではないでしょうか。

全てはセール品かそうでないかより以前に、ショップ選びという事なのだと思います。

トリートメントはディスカスのような魚や、魚種としてある特定の寄生虫や病原菌を持っている事が多いと言われるような特殊な魚を除いて、せいぜいやったとしても１／５〜１／１０程度の薄い濃度での薬浴程度で、水合わせをして静かに落ち着かせ病気の有無を確認する程度で十分だと思います。
いずれにしても、ショップの袋からトリートメント水槽へ移す際と、トリートメント水槽から本水槽へ移す際の温度合わせ水あわせは慎重に行う必要があります。

どうぞ残っている１匹のインペリアルを可愛がってあげてください。

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