よしを’S質問箱
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Q726.魚の数とバクテリアについて
【ゆーへさんからの質問】
よしをさん、こんにちわ。
今回はふと思った事で恐縮なのですがお願いします。

ただいま自分の水槽のファクターは
○40cm水槽
○照明 :8W×2
○濾過装置 : 「アクアテロリスト」のコーナーにあったOT-45改が一個
         (真似させていただきました♪)
○濾材 : シポラックスもどき(そばのアクアショップのオリジナル商品)
○生体 : ニューギニアレインボー ×4
      オトシンクロス ×4
○水草 : ミクロソリウムノーマル・セミナロー・本ナロー・ウィン
      レッドリーフバコバ、ロタラ、Aナナ、モスsp
       ⇒かなり繁茂してものすごい量が入ってます。
○CO2 : 無し
○底床 : 大磯の細目
 といったところです。
水はかなり落ち着きました。
この状況は様々なHPを拝見しているとどうも生体の数が少ないように感じます。
あんまり混んだ水槽を作りたくないと言う思いあっての事なのですが、よしをさんの「濾過話」を拝見していただいて疑問に思った事があります。
「今の状態ではバクテリアに十分な栄養(亜硝酸)が与えられてなく繁殖してないのではないか?」
水草の繁茂をきっかけに亜硝酸濃度は急激に下がり今では1ヶ月間、足し水のみで亜硝酸濃度は試薬においての最低の数字をたたき出しています。
これは水草の吸収による濾過のみ(もしくはそれがメイン)の状態ではないでしょうか?
それともバクテリアによる濾過は存在するのでしょうか?
テラリウム関係の濾過の話を聞くとどうも前者の可能性が高いように感じます。

シポラックスはアルカリ性の成分を持ち水を少しずつアルカリ性に傾けると聞き、自分の濾材の残りを煮出したところものすごいアルカリ性で、
水槽も少しづつアルカリ性に傾いています。
一度濾材をすべて煮出したいと考えているのですが、現状が生物濾過により成り立っていたときの見かえりが怖くてなかなか出来ません。

また、現在よしをさんの真似でワンタッチフィルターの吸水端にスポンジを付け物理濾過を行っていますが、小型水槽ゆえそのスポンジが気になるので更に改造を加え濾過スペースを拡大し、濾過スペース内にスポンジを配置して物理濾過を行おうと企んでいます。
さらに、流木による黄ばみもあるので活性炭も投入も考えたいので濾過スペース拡大の意義を感じています。
しかし現状でシポラックスが働いていないなら冒険はしなくてもという感があります。
(濾過スペースの拡大はしなくても良いかなと・・・水漏れが怖い・・・)

生物濾過の重要性は承知の上ですが現状で生物濾過濾材の投入したままが良いでしょうか?
バクテリア繁殖に必要な亜硝酸の排出量はどの程度なのでしょうか?
乱文の嵐で読みにくいと思いますが読んで頂いてありがとうございます。
なにかバクテリアの繁殖をメインにしたような変な濾過に関する質問ですがよろしくお願いします。

A726.バクテリアの餌
水草はアンモニアや亜硝酸をほとんど吸収しませんので、現在アンモニアや亜硝酸が検出されていないなら、それは濾過バクテリアがきちんと働いているということです。
全体の水量や濾材容量に比べて飼育している魚の数が少ない場合は、セットした濾材に住み着くバクテリアの数が少なくなります。
言ってみれば100室有るアパートを造っても30室しか住人が居内というイメージになります。
しかし、その環境ではそれで十分であるため、それ以上の濾過バクテリアが住み着かないだけですから、意図的に水を汚して100室の全部屋にバクテリアを住み着かせようと言うふうに考えるのは本末転倒で、空き部屋が有るのであればそれは何らかの原因で水質が悪化したときのバクテリアが増加するための予備室と考えれば良いでしょう。

そのような状況なら濾過の強化は一切必要ないと思います。

テトラのワンタッチフィルターはポンプのトルクが少ないため(とくに45cm用)ストレーナにスポンジを付けていないとポンプ部分にゴミが挟まってポンプが回らなくなるという現象が起こります。
よってストレーナ部分でゴミを通らなくするのが一番良いので、私はストレーナにスポンジを付けています。
スポンジが目障りなら工作して底面フィルターと接続し、底面でフィルタリングした水を吸い込ませるようにすれば良いかもしれません。

シポラックスは使用初期にアルカリ性に水質を傾ける特徴があります。
煮出すのは有効ですが、現在繁殖しているバクテリアはゼロになります。
シポラックスについての情報は「シポラックスAtoZ」を参考にして下さい。

亜硝酸濃度は上がらなくても硝酸塩濃度は確実に上昇していると思われますので、足し水だけではなく通常の換水を定期的に行うことをお勧めします。

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