よしを’S質問箱
- Q658.外部式拡散筒の不溶解物について
- 【ハルさんからの質問】
はじめまして、いつも参考にさせて頂き、大変感謝しております。
早速ですが、よしをさんのHPに記載させています外部式拡散筒を参考に自作してみました。今まで使用していたCO2ミスティーを使って、効率良く溶解でき、さらに安価にできたことで大変感謝しております。(ミスティを吸盤で容器の側面に付けたため、蓋を閉める時に塩ビパイプだと当たって吸盤が取れてしまうので、排出側だけ一般のホースを曲げて代用しました。)
特に問題なく稼動中ですが、少し気になることがあり質問させて頂いた次第です。
一週間に一回程度、エアー抜きをやっていますが、残CO2?(不溶解物)の多さに驚いています。エア抜きに3〜5秒かかっています。
1.CO2の過添加?不溶解物?なのでしょうか(3L容器にCO2はADAの小型ボンベからJALECOのMystyで1摘/秒,エーハイム2213)
2.CO2の過添加の場合、CO2停止後に上部に溜まったCO2は、CO2の添加停止後に溶解されるように思われますが、溶解されないのですか?
3.1以外の場合、溶解できない原因が考えられますか?また対処方法がありますか?
4.2で上部に溜まったCO2も溶解する場合、消灯と同時にCO2を止めると消灯後もCO2が溶解するように思えるのですが、魚への影響を考えるとCO2を止めてからしばらく消灯しない方が良いのでしょうか?
市販されている外部式拡散筒を使ったことがのないので、自作した物が効率良く動いているのか少し不安になりました
- A658.不溶性ガス
- まずは自作した外部式拡散筒の中では水がぐるぐると回っているか確認して下さい。
もし水があまり回らずたら容器の中を通過しているだけなら、そのせいで溶解率が落ちていることが考えられます。
水が拡散筒の中できちんと回っているようならガスが貯まりすぎた状態でCO2を停止して一晩状況を見てみましょう。
もし翌朝にほとんどが溶けているようなら、溶解能力以上に添加しているだけで添加量を調整つすれば良いです。
CO2を停止して翌朝まで放置しても溶け残ったガスが存在しそれがだんだんと蓄積されてくるようなら、単純にボンベ内に存在するCO2以外の不溶性ガスが蓄積されていると思います。
そもそもCO2ボンベの中のガスは100%の純度の二酸化炭素ではないので若干の不溶性ガスが含まれていても不思議ではありません、それに対処するために外部式拡散筒ではガス抜きの機構が付いているのですから。
外部式拡散筒といっても万能ではありませんから、
・なるべく水流などが出来やすいようにして溶解しやすくする。
・拡散筒自体をなるべく涼しいところに設置して溶解しやすくする。
・溶解能力以上の過添加はしない
というのが外部式拡散筒を上手く使っていくコツだと思います。
市販のジャレコの外部式拡散筒でも入水口のシャワーパイプの穴をいくつか塞いで水流を調節したり、CO2添加口にCO2ストーンを接続するなどの工夫をされている方が多いです。
過添加によって拡散筒の中にCO2が貯まりすぎる場合は電磁弁オフになってからも拡散筒の中に貯まったCO2が解け続けますので、やはり過添加に成らない程度に添加するように調整した方が良いです。
解ける分だけを上手く添加していれば時間差で停止するなどの対応は特に不要だと思います。
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